2015年3月14日(土) 関西支部イベント 分科会 #4関西支部

このページは、2015年3月14日に開催した関西支部イベントの分科会#4のレポートです。

分科会 #4: 「実行につながる会議」〜グループ・グラフィックス・キーボードの極意〜

会議で結論が出ても、いざ実行となると、誰も本気で動かない・・・そんな経験はありませんか?意見をホワイトボードに書いて整理し結論を導いても、肝心の実行につながらなければ成果は出ません。どうしたらメンバーが動き出すのか?そんなヒントが詰まっているグループ・グラフィックス・キーボードをご紹介します。

平山 猛 / Takeshi Hirayama

【所属&役割】
株式会社トライローグ 代表取締役

【経歴&活動分野】
福岡市在住。熊本大学大学院工学研究科修了後、石油開発エンジニアとして20代を海外で過ごす。30歳で会計事務所系コンサル会社に転職し、企業の再生やM&Aに携わる。2012年に独立して株式会社トライローグを設立。九州地場の企業を中心にファシリテーションの手法を使った組織づくりや人材育成を支援している。

【著書】
『ビジュアル・ミーティング』 (朝日新聞出版)

【ホームページ】
◆株式会社トライローグ
http://www.trilogue.co.jp/

【得意なこと】
火とたわむれる事、自転車を修理する事、子供と遊ぶ事

【苦手なこと】
笑いを取ること、ボケ・突っ込みをすること(是非関西人から学びたい)

プログラム概要

【参加人数】 26名(会員14名 非会員12名)MFを含む

1.平山さんの自己紹介
2.参加者同士の自己紹介
3.FAJ基礎講座4つのスキルで(1)(2)(3)(4)とあるが(3)と(4)の間になにかあるような気がする。
4.チームビルディングとしてアイスブレイク
5.本題→10年後(2025年)の健康な社会とは?
1)各自ポストイットに書く
2)似た項目別集める
3)項目を周りに配置してみんなで真ん中に健康な社会の絵を描く
ここから肝4)その社会の中で自分はどんな役割をしているかをポストイットに描いて
絵の中に貼る。お互いの絵を説明する。
6.まとめ
自分事に近づけるメタファーが大事。
今回のワークで全体の絵を描いた中に自分の姿(絵)を貼ることで自分事に近づけることを体験した。
これまでの事例紹介。

参加者のコメント

(1)とても楽しいワークだったが職場では難しい
→(平山)テンプレートを活用することが重要です。
(2)トップキーマンがいないときはどうしますか?
→(平山)キーマンにいてもらうのが大前提です。
(3)トップキーマンが突然いなかったらどうしますか?
→(平山)後でトップキーマンに報告するときに丁寧に伝えることを心がける。
(4)ビジョンを持続させるこつは?
→ビジョンを絵にして貼っておく。「マンダラツール」やコカコーラのストリーテリングはyoutubeでも見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=LerdMmWjU_E

ファシリテーターのコメント

午前中のRachelとの対談の中で紹介したテンプレートの実際の活用法について具体的に紹介することで、グラフィックファシリテーターの役割やビジュアルミーティングについて、より深く理解していただけたのではないかと思います。
しかし、「絵を描くことで、なぜ理解が深まるのか分からない」といった感想もあり、分科会の時間内での体験では十分に腑に落ちなかったかもしれません。会社の中では絵を描くことは難しいという声はよく聞きますが、是非、自分の現場で試していただきたいと思います。そうすれば、きっとグラフィックの効果、ビジュアルミーティングのパワーを実感できるはずです。
分科会のテーマとして掲げていた「グループ・グラフィックス・キーボード」については、簡単に触れるだけになってしまいましたが、これを機に今後さらに深めていきたいと思っています。

イベントレポート一覧に戻る