2015年7月11日(土) 関西支部定例会関西支部

開催日

2015年7月11日 (土) 10:00~16:45

会場

西淀川区民ホール

ワークタイトル

エニアグラムで広げよう!あなたのファシリテーション

テーマレベル

L&Pテーマ

MF or チーム代表

あけ(中島 美暁)・FAJ会員、東京支部

木村孝・FAJ会員、東京支部

企画メンバー

エガヲ、おかじゅん、くぼ、タク、ナミ、むらかみ、ゆたやん(FAJ会員、関西支部)

対象者

「ファシリテーション」をある程度イメージできる方

プログラム概要

1. オープニング
 めざすゴール

(1)エニアグラムにより、自己の価値観に気づき、多様性を理解する。
(2)ファシリテーターとしての囚われに気づく。
(3)ファシリテーションの幅を広げる

2. エニアグラムタイプ探索
 シートによるセルフチェック

3. アイスブレイク

4. エニアグラムの解説

5. ワーク 対話「自分たちのタイプの特徴」
 問「タイプ探索の感想」「自分がなぜこのタイプだと思ったか」「自分たちのタイプの特徴は?」

6. 発表
 各タイプの「強み」「弱み」→自身のタイプに違和感あれば移動

7. ワーク「自分たちのタイプを絵であらわす」

8. 全体共有

各タイプが絵について語る。 他のタイプから質問をもらう。

9. エニアタイプフィッシュボウル

 グループの討議を行い、また観察し、あらわれるタイプの特徴や行動のパターンから、タイプの「強み」「弱み」を探求する

10. 対話「タイプとファシリテーション」

フィッシュボウルから見えた、自分たちのタイプにおけるファシリテーションの特徴を考える
*ファシリテーションで「強み」を活かせるのはどんなとき?
*どんな「弱み」がある?
*自分たちの特徴を生かしたファシリテーションとは?
*ファシリテーターとして気をつけるべきこととは?

11. 発表・共有、まとめ

参加者数

ファシリテーター(チーム) [9] 名 + 参加者 [69] 名
参加者内の会員 [65] 名+見学者 [4] 名

参加者コメント

「様々なタイプがあることを知り、さらにそこに強み弱みがあること知れてよかった。他者のよい部分ばかりをうらやましく思っていたので。。。」

「非常に気づきの多いワークショップになりました。さまざまなタイプの方々と、どう会議でファシリテーションしちくのか、新たな課題をいただいたのが収穫です」

「自己理解が進みました。もっとゆっくりできるとよかった...素晴らしい時間でした」

「今まで苦労していたことや上手くいかなかった理由がわかったような気がしました」

「まったく考えの異なるひとたちがこんなにもいるのかと驚きました」

「自分のタイプをきめて自分を見つめると、決まったタイプであるかのような気がしてくるには留意が必要。」

「1日いろいろなワーク、ダイアローグのあとで、人生の8人のメンターをもつ、という言葉が響いた」

担当者振り返り

(MF・あけさん) 関西支部で「エニアグラム」テーマの定例会が実現でき、たいへん嬉しく思いました。発案から1年半を経ての実施でしたが、多くの方の協力を得て実施させていただけたこと、ほんとうに感謝しています。

アンケートからは、「エニアグラムとはなにか、自分はどんなくせをもっているのか?を知りたい」といった参加動機があったのに対し、「タイプがわかり、自己理解が進んだ。ファシリテーションのくせと解決策がわかった」といった感想をいただいた、という結果でした。参加された方々にはおおかた満足をいただけたかと思います。

エニアグラムをファシリテーションに活用するためのほんの入り口の提示をさせていただいたワークショップです。ぜひご関心のある方々とさらなる探求の場をもてたらと考えています。

(MF・木村さん)今回の月例会は参加者の積極的な参画によって気づきの多いプログラムになった感想をもっています。
その要因は、事前に企画チームと東京との綿密な打ち合わせがあったこと、1テーマで開催され、参加者が70名弱となったこと、会場に十分なスペースがあったことなどです。

実際のワークショップでは、導入に時間をかけました。事前期待と留意点の理解ができました。
タイプ分けでは、タイプ1〜9までそれぞれに最低4人の同じタイプが存在しました。同じタイプでの話し合いもでき気づきが深まったことと思います。

ファシリテータの自己開示もあり、参加者も安心・安全の雰囲気の中で自由に語り合う雰囲気が見られました。

フィッシュボールではどのタイプもファシリテータとして適していることが実感できました。

課題は、フィッシュボールの進め方で参加者によってはタイプの違いが発見しずらいという指摘がありました。

最後に今回の企画チーム、参加者、フェローの堀さんに御礼申し上げます。

(企画チーム・タクさん)エニアグラムというものが関西メンバーに受け入れてもらえるのか少々不安もありましたが、皆さん真剣な様子で自分のタイプについて考えて、ファシリテーションにどう活かすのかを話し合っている姿を見て、本当に企画メンバーに参加して良かったなと思いました。

タイプ分けは実際苦労するだろうなと感じでいたので、自分なりに本を読んで勉強して、ひとにアドバイスができるようになろうと思っていました。同じテーブルの人でタイプ分けに悩む人が多かったので、いろいろヒアリングしてアドバイスできたのは良かったと思います。ただ、お一人は最後まで自分のタイプに悩んでおられましたが...

私はタイプ8固定でいたのですが、いろんなテーブルを回ってタイプ分けのフォローができれば良かったかなーと後で反省しておりました。

(運営担当・ナミ)参加人数の多さが多様なタイプを実感させる決めてとなるワークのため1テーマで開催、しかも初めての会場で午前中から終日のワーク...と不安いっぱいで準備を進めましたが、ふたを開けてみれば企画チームを含め80名近い方に参加いただき、しっかりとワークを進めることができました。

ともすれば性格判断のように受け取られる可能性があるエニアグラムですが、決してそれだけではなく、人間関係や自分を見つめるために、そしてファシリテーションにとても役立つ知恵であるということを、ワークを通じて皆さんが実感されていたようでした。

このワークは今回お越しいただいた皆さんのご協力によって深みを増したと思います。改めてお礼を申し上げます。また、忙しい中打ち合わせ、情報発信、前泡と準備で奔走してくださった関西企画チームのエガヲさん、おかじゅんさん、くぼさん、タクさん、むらかみさん、ゆたやんさん、そして東京からお越しいただだき、知恵を伝えてくださった木村さん、あけさんにも重ねてお礼を申し上げます!