2017年3月11日(土) 関西支部定例会(テーマ3)関西支部

●開催日

2017年3月11日 (土)13:00~17:00

●会場

 西宮市民会館

●ワークタイトル(テーマ3)

新開発!参加型読書会アクティブ・ブック・ダイアローグで

「人と組織の進化」について考えてみよう!

●テーマレベル

L&P

●MF or チーム代表

そーちゃん(竹ノ内壮太郎)

●企画メンバー

そーちゃん、ゆっこ、ぴ~ちゃん、サリー

●対象者

どなたでもOK

●プログラム概要

アクティブ・ブック・ダイアローグ(以下ABD)で、みなさんといっしょに、読み、まとめ、発表し、ダイアローグで深める場をつくります。

人と組織の進化を全体テーマとして、以下の3冊の対象本を選択しました。

(1)ボブ・スティルガー著 「未来が見えなくなったとき、僕たちはなにを語ればいいのだろうか?」

(2)ロバート・キーガン著 「なぜ人と組織は変われないのか」

(3)エドワード・デシ著  「人を伸ばす力、-内発と自立のすすめ」

これらの本の持参、事前学習は不要です。

参加者は、当日1つの本を選んで10~15名のグループにわかれてABDをしたあとに、全体共有します。ABD開催方法についても解説いたします。

対象本に興味がある方、みんなといっしょに読んでみたい方、新しいABDのメソッド体験したい方、ABDを自らのコミュニティーで開催してみたい方、この案内をみてなんとなく興味をもたれた方、どなたでも気楽にふるってお越しください。お待ちしています!

★アクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)とは

オリジナル開発された新しい参加型読書会の手法です。プロセスとしては、対象とする本を参加者で一定時間(30~45分程度)を分担して6枚程度にまとめます。

それを壁一面に張り出して、リレープレゼンを行い、全体のコンテンツを共有します。

可視化された内容のまとめを眺めながら、各自から出したパワフルな問いをベースにダイアローグを行い、新たな気づきを生み出していきます。

この手法のメリットとしては、参加者は必ずしも読んでくる必要はなく2~3時間で、一冊もしくは、セレクトした重要な部分を終えることができます。著者の原文に直接触れることができ、要約してプレゼンすることで、自らの体験のなかにしっかりつなげて理解できます。そして、ダイアローグを行うことで、単なるメンタルモデルのダウンロードではなく、深く聴き合う場が生まれるのです。

★★3冊の対象本についてご紹介

 (1)ボブ・スティルガー著 「未来が見えなくなったとき、僕たちはなにを語ればいいのだろうか?」英治出版

◆社会を変えようとしているすべての方々に、この本を読んでいただきたい。

ボブが震災後、最初に私に言ったのは「日本の成功の定義が変わる」ということだった。

なぜボブは日本に関わり続けたのか。それは、世界が学ぶべき「新しい物語」が日本に生まれることを感じたからである。さあ、たくさんの問を持って読み始めよう。(野村恭彦 監訳者による序文から抜粋)

ボブ博士は、2011年3月11日の東北震災後のコミュニティー再生に、社会変革ファシリテーターとして関わり、その時のストーリーを語るとともに、そこで用いたエンスピリテッド・リーダーシップ他のファシリテーションの技法について、本の中で詳しく解説しています。

この3月定例会の頃にも二週間来日し、東京、福島、京都をはじめとして、各地でのワークショップが予定されています。6年前の311を思い起こして、FAJ関西定例会でこの本を取り上げることの意味があると感じています

(2)ロバート・キーガン (著)「なぜ人と組織は変われないのか、―ハーバード流 自己変革の理論と実践」英治出版

◆この本に書かれている「自分のもっている免疫マップ、つまり改善目標や阻害行動、裏の目標」などを事実と自分に向き合いながらみんなで見つけ出せるなら、改革を効果的に展開することが可能になるでしょう。(柴田昌治)

昨年秋にFAJ関西メンバーが中心となって、3回にわたってのABDで400ページを超える大著を読み終わりました。変れなければならないけど変われない組織をどうしていくのか?豊富な実例でもって、どうすればいいのかが明快に示されています

(3)エドワード・デシ著 「人を伸ばす力、-内発と自立のすすめ」新潮社

4年前の冬の京都、この本の読書会を月例で行いました。最初は輪読しつつ同時にファシグラ(グラフィック・レコーディング)、そしてダイアローグというプロセスでした。

月一度の協働での読書という体験を重ねつつ、継続的なプロセス改善を進めた結果、1年後は全く違ったものに進化し、ABDの原型が出現したのです。内容においては報酬等のアメによる動機づけの否定、自らの内側から湧き上がってくる、内発的動機を大切にするとそこから生まれてくるもののレベルが上がること、またその人の成長を促すことができるというのは、目から鱗でした。モチベーションについて、ベースとなる考え方がしっかり示されています。

●参加者数

●参加者コメント

●担当者振り返り