2018年10月13日(土) 関西支部定例会(テーマ3)関西支部

●開催日

2018年 10月13日(土) 13:00~ 17:00

●会場

 西宮市民会館

●ワークタイトル(テーマ3)

ファシリテーター「仕事の流儀」シリーズ第5弾

トラブル回避には、プロセスデザインから

~立ち向かう前に、できることを探ってみよう~

●テーマレベル

P

●MF or チーム代表

林加代子

●企画メンバー

ほりりん

●対象者

中級、ベテラン

●プログラム概要

第一線で活躍するファシリテーターの技と心を徹底的に掘り下げる「仕事の流儀」シリーズの第5弾。最近、『多様な市民とつくる合意 コミュニケーションとファシリテーションのレシピ』を出版された林加代子さんが登場します! 子どもからお年寄りまで、みんなをイキイキと輝かせる "林ワールド"の秘密を解き明かしていきましょう。

<林さんからの一言>

参加者はどんな人? 背景や利害関係などが始まるまでわからないのがまち系ワークショップ。現場ではもめることもありますよね。トラブルが起きてしまったら、もちろん!対応するのですが、事前のプロセスデザインの段階で回避できることもたくさんあります。今回は、事前の準備に焦点を当てて、限られた時間内で成果を出すプロセスを考えてみましょう!

林加代子

トヨタ自動車工業等を経て現在株式会社ソーシャル・アクティ代表取締役。中央大学、岐阜経済大学大学院、帝塚山大学大学院(単位取得退学)FAJでは、中部支部立ち上げから在籍。FAJでファシリテーションのノウハウを学び、まちづくりの分野で活用中。

●プログラム実施内容

【目的】

●気軽に参加できる「イベント風」の定例会にして参加者の敷居を低くし、楽しくファシリテーションの全体像が学べ、定例会の魅力を再認識できる場を提供する

●ファシリテーション現場の様々なスキルやノウハウを体験することにより、参加者が実践活動に生かせるステップアップの場を提供する

【プログラム】

・オリエンテーション:FAJや定例会の位置づけについて、アンケート結果共有

・班分け:

 自己申告で経験順にラインにならぶ⇒各班に経験値がまんべんなく組み合わさるようにする。

 テーブルに、かぼちゃ、きのこ、ぶどう、なし、くり、さつまいものマークを用意

・チェックイン

・模擬会議(1) ~アイデア発散・収束の場~、その後各チームの成果をみながら各チームのプロセス確認

・模擬会議(2) ~意見対立解消の場~その後各チームの成果をみながら各チームのプロセス確認

・模擬会議(3) ~問題解決・合意の場~その後各チームの成果をみながら各チームのプロセス確認

・チェックアウト

夜の部

・板書勉強会2.0、ファシリテーションの4つのスキルを話題にした、2人の会話を板書する

・各自の板書を確認。

・企画チームのメンバーによる会社の会議を実演し、その内容を板書する

・チェックアウト

●参加者数

ファシリテーター(チーム) [1] 名 +担当運営委員[1] 名+参加者 [14] 名

※担当運営委員記入:参加者内の会員 [14] 名+非会員 [0] 名

●参加者コメント

・参加メンバーを信じて、問題解決を当事者同士に委ねることの大切さが分かった。

・ビジネス系もまち系も大きな違いはなく程度の差であることが分かった。

・行政から丸投げで仕事を任される林さんの凄さに感心をした。

・林さんのファシリテーションの魅力の秘密を垣間見た気がした。

・まち系の話し合いでトラブルを起こすのはオジサン達である。自分も気をつけなければ・・・。

●担当者振り返り

始まる前は、盛り上がるか?がちょっと不安でした。グループワークではみなさん、真剣に考えてくださって嬉しかったです。みなさんのふりかえりから得たものは、プロセスデザインのコツは、参加者の感情を予想すること、話し合いの成果を納得できるものにするための方法を推敲することだと思いました。その前には、しっかりと主催者とファシリテーターが目的と成果を共有していることが必須。始まってしまったら、あとは参加者を信じること!でした。みなさまのお陰で、いろいろなことが言語化できました。ありがとうございました。(林)