2019年4月13日(土) 関西支部定例会(テーマ4)関西支部

開催日

2019年4月13日(土) 19:00~21:45

会場

 西宮市民会館

ワークタイトル(テーマ4)

【OECD Education 2030】中高生を対象としたワークショップ形式の対話型授業を開発しよう
−複雑で不確かな世界を歩んでいくためのエージェンシー・コンピテンシー能力の向上を目指して−

テーマレベル

L&Pテーマ

MF or チーム代表

岡村祐一(おかむん)

企画メンバー

ゆこ

対象者

どなたでもOK

プログラム概要

<目的>
●OECDの概要(社会に出てからの生きる力を身につけるため、多様な考えをもちあう他者と関わり、合意形成にもっていく力を身につける教育)を知る
●中高生の合意形成力を引き出すための教育(ワーク)のあり方を確立する
●ファシリテーターとして教育現場とどう関わることができるか、ファシリテーターが教育現場へどのような支援ができるか、支援のポイントをつかむ

<プログラム>
◆OECD解説
◆本日のワークの目的、進め方の説明
◆合意形成を目指すワーク(1)3名1組で、与えられた「お題」に対し、話し合いの要点を示されない中で合意形成を目指す
◆ワーク(1)ふりかえり:どうやったらもっとうまく話し合えるか、役割や環境、条件設定などのコツを出し合う
◆合意形成を目指すワーク(2)7名1組で、難易度の高い「お題」に対し、合意形成を目指す
◆ワーク(2)ふりかえり:ファシリテーションの視点から、ワークの組み立てについて、中高生の教育現場でどのように活かせるかを話し合う
休憩
◆N中拠点長の佐藤氏とディスカッション

参加者数

ファシリテーター(チーム) 2名 +担当運営委員 1名+参加者 21名
参加者内の会員 19名
参加者内の非会員 2名 (ひとりはお試し無料参加、ひとりは有料参加)

参加者コメント

実験的な夜ワークだったにもかかわらず、20名を超える参加者があったことは、この分野への関心の高さを感じた。
また、休憩時間を設けていても、ずっとふりかえりを続けておられたりと、ワークに集中して活発に意見を出されていた。
休憩後のディスカッションでも、現場ならではの質問や意見が出て白熱した。会場撤収時間ぎりぎりまで延長して実施した。
続編や、継続してのワークにしてほしいと望む声もいただいている。

担当者振り返り

教育現場で本当に使えるプログラムとなるよう、設計そのものに遊びをもたせておいた。(学校の教師は準備にあまり時間をかけることができないため、作り込んだワークにできないという制約がある。) このため、特にワーク(1)については、進行にぎこちなさが出たのが、リアル感があってよかったと思われる。 ただ、ファシリテーションに長けた会員が参加者となったため、すんなりと合意形成できてしまったのは、予想してはいたものの、失敗事例を拾うことはできなかった。今後は、ほんとうの中高生に協力してもらう形でフィッシュボウル的な探求ができるとよいかもしれない。 なお、参加者の中に、リアルで教師をしている方と、本物の中学生も参加していたため、とても熱い議論ができたのは良かったと思う。 日曜日の昼間に行うなど(一般的に、日曜日は部活を控えているはず)、現場のステークホルダーが参加できる場にして、じっくりフォームを作っていきたいと感じた。