第27回 その2:2006年2月4日 「コレだ!」と言わせる企画思考〜劇的に企画が変わる言葉のマジック関西支部

第27回関西地区研究会議事録 その2

日時:2006年2月4日(土)13:00〜17:00
場所:TSB
参加者:約30名
担当:彦田(美)、彦田(智)
テーマ:『コレだ!』と言わせる企画思考〜劇的に企画が変わる言葉のマジック

【グループ分け】:統計ライン
・言葉を使わずに、身振り・手振り・アイコンタクト等の非言語コミュニケーションのみで誕生日順に一列に並ぶ。
・誕生日の若い順番から6〜7名のグループをつくる(全4グループ)

【ワーク1】:スーパーヒーローインタビュー
ポストイットに「本名」「呼んでほしい名前
○○」「今の気持ち」等を書き、名札に入れる。
・2人ペアになって相手にインタビュー(キーワードをメモしておく)
・インタビューした内容から、相手を紹介するタイトルを考える
・超人気有名人
○○さんのイメージアップにつながる(芸能新聞の1面見出しを参考に・・・思わず手が伸びる)ようなタイトルを!
・役割を交代して実施
・壁に貼ってみんなの作品を見てみよう

【レクチャー1】:
1.企画の「いろは」
「企画」は料理と同じ。材料(調査・情報収集)
調理(企画・構成)盛りつけ(集客・実施)
2.ゴール(目標)を明確にする
問題点/目的/コンセプト/ゴール
ゴールと現状のギャップに対する解決策を明確にし、テーマ(対策)を暫定的に決める
3.色々な視点
色々な視点で観察。見方、立場、基準を変えて考えてみる。
 
【ワーク2】:携帯電話を観察して特徴を書き出そう
<機能><外観他>、それぞれ考えられる内容をリストアップしてみる
<機能>会話する、写真が撮れる
... <外観>軽量、カラフル、大きな画面...

【レクチャー2】:
4.参加者が求めるモノ、コト、興味を知る
・調査/情報収集(ニーズ)、ニーズのさらに先を予測(シーズ)
参加者の視点に立って考えてみよう
・ニーズ、シーズのキーワードを洗い出す
・問題点・コンセプト・テーマと照らし合わせて検証する。
5.コンセプトとテーマ
・コンセプト=全体を貫く統一的な視点や考え方
・テーマ=コンセプトを基準とした、講座のタイトル
・内容がイメージできる/顧客の感情をつかむ/いろいろな視点からの表現
6.興味を持たせる表現
・興味を持たせるためには、伝わる/共感する/記憶に残る(イメージとして伝わる)が重要
・言語(バーバル)と非言語(ノンバーバル)
非言語を言語化する
五感を使った表現方法(五感情報の言語化)、VAK(視覚・聴覚・体感覚)
【ワーク3】:書き出した携帯電話の特徴をV(視覚に関するもの)A(聴覚に関するもの)K(体感覚に関するもの)に分けてみる
<機能>会話する(A)、写真が撮れる(V)
... <外観>軽量(K)、カラフル(V)...

【ワーク4】:2人ペアになって最寄り駅から自宅までの道のりを言葉だけで相手に伝えよう
・視覚/聴覚/体感覚を言葉で伝える
・役割を交代して実施 
 イメージしたものを地図に書いて検証してみよう。

【レクチャー3】:
7.構成とストーリー
・プロセスを基準とした構成を考える
・守破離、起承転結、共有・発散・収束・決定など

【メインワーク】
8.分科会を企画する(グループワーク)(45分)
・FAJ関西フォーラムの分科会を企画しよう。
・テーマ/コンセプト/ターゲット(想定する参加者)/定員/部屋備品他/特徴概要/タイムスケジュール/その他、アピールポイント等
(分科会風景をイメージしながら企画することが大切!!)
9.発表(各チーム5分)
・CM作りでファシリテーションを体感しよう(ファンヒーターチーム)
・会議の(たん)ツボ(ぱん吉チーム)
・ファシリ場・働くことはすばらしい(ウフチーム)
・すごい会議を体感しよう(秋茄子チーム)

全体を通して(採用される企画とは)
・イメージを膨らます(演出)
・言葉にこだわる(企画書では受け手の判断材料は言葉だけ。伝わる言葉で伝える)
・相手の視点で考える(採用担当者の目で見てどうか。参加する立場から見てどうか)
・行間、文字間、短い言葉で表現する

    

彦田氏が「企画書」のコツを伝授  みんなで企画開発中・・・

                                                         ポイント押さえて出来たかな?