第31回 その1:2006年6月10日 プレゼン道場〜プレゼンで要約力を鍛えよう!〜関西支部

第31回関西地区研究会議事録 その1

日時:2006年6月10日(土)13:00〜17:30
場所:東淀川勤労者センター 大会議室
参加者:29名
担当:舟橋  適宜お手伝い:空井
テーマ:『プレゼン道場 〜プレゼンで要約力を鍛えよう!〜』

■狙い

 「2月の定例会で好評を博した要約道場。
 改めてファシリテータに要約力が求められる事を再認
 識しました。

 同時に、ファシリテータには置かれた状況に関わらず、
 プレッシャーに負けずに安定して要約力を発揮する事
 も求められています。

   今回はプレゼンテーションという形で
 ・プレッシャーの中
 ・要約力を発揮する
 特訓をしたいと思います。」

全体の流れ

1.オリエンテーション(新入会員紹介、狙い、班分け)

2.「一分」体感
 〜頭の中で自己紹介。一分間を体感する。

3.お稽古その1
 お題「自分の好きな本、映画、音楽」

4.お稽古その2
 お題「プレゼンのツボについて」

5.各班の考えたプレゼンのツボ発表

6.お稽古その3
 お題「プレゼンのツボをマスターするには?」

7.各班で振り返りし、議論を深堀り

 【お稽古の中身】

その1:個人で考える
その2.3:班で議論

その2、3は班変えをしてメンバーをばらばらにし、元
の班の討議内容を新しい班の人にプレゼン。

プレゼンの方法は以下の手順で行った。

----------------プレゼン方法----------------

1)「3行プレゼン」・・・3行で内容を説明

2)発表者以外の人は3行プレゼンを聞いて
  何をもっと聞きたいのか考える

3)「一分プレゼン」・・・一分間でプレゼン

4)発表者にメンバーからフィードバック
 「聞きたかった事のうち、聞けた事/聞けなかった事」
 「プレゼンターの良い所、気になった所、こうすれば

 もっと良くなる所」など

5)次のプレゼンターへ(以下繰り返し)

--------------------------------------------

プレゼンのツボ(アウトプットの一部)

 (注:各班の発表内容を羅列したものなので
   統一性はありません)

・目的を明確にする
  -聞き手の立場・ニーズを考慮した中身
 
-ゴール(到達目標)を明確にする
 
-テーマを絞り込む

・構成を事前に十分練りこむ

 -要点を絞り込んだ構成
  (ポイントを3つに絞る、等)

 -パターン
a.つかみー全体ーまとめの流れ
 b.結論〜なぜならばという流れ

結論に十分な時間をとる
 時間が余ったら振り返りを入れる

-つかみ
最初の3行で質問を限定させる
感情と事実を伝える
相手の感情,感性に訴え、相手をひきつける

・やさしい言葉、分かり易い言葉で説明する
-言葉の定義を明確にする

感想(一部抜粋)

・良かった点
-他の方の考え方に刺激を受けることができました。
-今日はいっぱいプレゼンができました。
-要約のポイントが(少し)理解できた事。
-フィードバックをしてもらうことにより、
自分では気づけない点に着目できた。
-途中でグループを組み替えることでまた視点が変わっ
たり、より多くの情報を頂くことができた。
-発言の機会が多く、フィードバックを多く得られた事。

・要改善点
-ワークのやり方(「3文・・・」
「一分・・・」)
がはじめのうちよく飲み込めなかった。説明をもう
少し工夫していただけると良かったかも。

担当の感想

初参加の方が多い定例会の割には「議論〜プレゼン〜振
り返りをひたすら繰り返す」というハードな内容でしたが、
参加者の方の高いヤル気のお陰で最後まで盛り上がり、
企画者としては胸をなで下ろしています。

(とはいえ、最後にはみなさんお疲れの様子でしたが。)(^^;)

議論の内容を観察させていただく中で、よく聞いたご意
見は「プレゼンは相手あってのもの。相手の事をどれだ
け知っているかに合わせて内容が変わる為、事前の調査、
準備がとても重要。」というものでした。

もちろんそれ以外にもたっぷり取った振り返りの時間で
それぞれの班、個人に様々な気付きがあり、各班で深い
議論に入っていかれていたように思います。
(たっぷりの振り返りの時間は決して担当の手抜きでは
ありませんよ〜(^^))

                                  今日はプレゼン三昧です・・舟橋氏       1分間でプレゼン

                                                                    プレゼンのツボって・・・