第32回関西地区研究会議事録
■ 日時:2006年7月8日(土)13:00〜17:00
(17〜18時 第3回関西フォーラム・キックオフ)
■ 場所: 本町 チクマビル9F
■ 参加者:50名
■ 担当:小寺・谷口・信川・三浦・瀬部(チーム名:半休ブレーブス)
■ テーマ:「FAJの正しい歩き方 〜愛と泡(IとOur)〜」
■意図
FAJ発足から4年が経ち、会員数が増大し、多様な構成となった。
そこで、1)関西FAJを知る〜メンバーのこと・歴史のこと〜、
2)「したいこと・できること」を考える、3)関西FAJと自分自身の
可能性を語り合う、という目標を設定しプログラムを実施した。
■全体の流れ
【1】導入:♪歩こう歩こう私は元気〜担当メンバー紹介
【2】アイスブレイク:人間マッピング
「ドキドキ・ワクワク」
「ファシリテーション習熟度(高・低)× FAJ参加回数(多・少)」
「タモリ・さんま×オウミ住宅(黒澤さん)・レオパレス(藤原紀香)」
【3】ステップ1 〜類は友・違うも友〜
6人組で宿題「参加動機・これからやりたいこと」を紹介しあう。
初期メンバー紹介(堀さん、川端さん、加藤さん、瀬部さん)
グループで「FAJファウンダーズにきいてみよう!」の質問2つ作成。
芳本さんご協力で、質問カードの傾向を分類[出会い・対立・困った]
【4】ステップ2 〜FAJの歴史と午後のあなた〜
発足時メンバー4名の座談会。
【5】ステップ3 〜自分ごとをみんなごとに・みんなごとを自分ごとに〜
「FAJでできること・したいこと」についてグループ討議。
円形になり個人発表。発表カードは類似カードのそばに置く。
思いマッピング:自分のカードのそばに立つ。近所の人々と語り合う。
【6】まとめ:「来たれFAJの勇者たち〜決戦は土曜日、9月9日」
■中身概要
【1】「さんぽ」の曲で行進してくる、白シャツ・半ズボン・赤白帽集団に
みなさん戸惑い気味。しかし、半円形の前列の皆さんも一緒に立って
元気に足踏みしていただき場が和む。そしてメンバーと構成紹介。
【2】アイスブレークは、1軸or2軸で人間マッピング。各回に
近所の人とペアになり自己紹介。みんながしゃべると一気に場が活気づく。
3回目の自己紹介のあと近所同士で6人組作成。
【3】6人組で参加動機とこれからやりたいことを語る:
動機: 職場・地域活動等に活かすため、刺激を求めて、紹介でetc.
やりたい: 自分のフィールドの会議に活かしたい、
違う分野のことを知りたい、雰囲気を楽しみたいetc.
グループで「設立メンバーへの質問」を2つ考える:
なれそめは?どんな野望があった?会員参画型になってきた経緯は?
方向性の違い、対立などはなかったか? 最大のピンチは?
FAJで一番うれしかったことは? ステージUPしたと思える場面は?etc.
【4】 設立時の関西FAJについて座談会:
はじまり:堀さんの本の見返しに「ファシリテーション研究会設立準備中」。
それに反応した人、その人のお友達が梅田旭屋書店、堀さんの本の前で
待合せ。その時の飲み会は、ひたすら濃い自己紹介。HPに議事録あり↓
会の仕組み・野望・対立・困難:「ただ参加でなく、作っていく場なの
だと分かって・・・」FAJは最初からメンバーが作る場だったらしい。
その後、メンバー・書籍数は野望以上のペースで増加。現在の問題として、
メールレスポンス、継続率、著作権保護などの課題がある。
組織がステージUPしたと思える場面:フォーラムなど各種実行委員会の結成。
また、がちがちビジネス系のワーク(2003年12月)、身体表現のワーク
(2004年4月)で、自分のやってきたことと異質な体験ができたときに
メンバーに変化が生まれたとのこと。ミニ人間彫刻・公園版も実演。
【5】【3】のグループに戻り、FAJのなりたちを知ったうえで
あらためて「自分のできること、したいこと」を話し合う。
個人でA4画用紙に「したいこと」を記入。一重円になり順々に発表、
フロア中央にカード式ファシリテーション方式で、自分のカードを配置。
「参加者から参画者に」「若い人の生き血を吸う」「人間観察」
「新しいことにチャレンジ!考えるより行動を」「♪」
「平和を語り合い解決するF」「ワクワクドキドキを忘れない家庭内F」
「Fを学ぶのはもうやめよう」「自らFして冷や汗を何度もかきたい」など
個性的な表現で、前向きな内容が次々と発表された。
そして、自分のカードのそばにたち、近くの人とワイワイ語りあい。
アイデアが深まったり、今後の定例会担当チームが萌芽した模様。
【6】ワーク延長で、ふりかえりの時間がなくなってしまったが、
続いてのプログラム、「関西フォーラム・キックオフ」に向けて、
「みんなごとを自分ごとに」の意識を高めて終了。
■担当三浦の個人的感想
進行者としては、みなさんの熱心な表情・集中力に大いに支えられました。
プログラム進行のつたない面もあり、戸惑いも多かったかと思いますが、
この時間やFAJをよくしよう、成長しようという意欲のおかげで、
充実の時間が過ごせたと思います。自分が今・ここで関わっている、
このチームの力を向上させようという意志をもったメンバーが集まると、
物事はうまくいくのだ、と改めて感じました。
また、FAJファウンダーズの方々は、うちあわせなしにも関わらず、
丁々発止と設立時の様子を語ってくださり、コアメンバーの呼吸が
あっているところにも、FAJの強さの原因があると思いました。
今回のプログラムの特色は、「グループの意見」への集約ではなく、
個々人の名前と顔、性格、意志をあらわにできた点にあると思います。
ご参加の皆々さま、積極的ご参加を誠にありがとうございます。
原点と自分たちのねらいが明らかになり、今後の会がさらに楽しみです!
■担当谷口の個人的感想
今回の定例会は新しいメンバーもチャレンジできた場でした。
ワークの形式としては"個人の想いを全体に広げてもらおう"
というねらいがありましたので、特にまとめることなく、
個人的に気づきを持ってもらうという形式にしました。
プログラム作成の中では一度着決まりかけた目標とプログラムへの
異なる視点からの問いかけにより侃々諤々の議論が生まれ、
新たに目標の形がはっきりとしました。
そして、そこから一気にチームのテンションがあがり、
一気にプログラムが完成しました。
ここで創りだされたのがカード式ファシリテーション形式(想いマッピング)
でした。
この過程を通して、目標を納得のいくまで練り上げて共有し、
粘り強くよいものを作り上げようという意志を持って
真剣に議論することによって、最初は思ってもみなかった面白いものを
創り上げることができることを実感しました。
熱心に参加して盛り上げてくださった皆さん、
一緒になって目標を目指してがんばったチームのメンバー、
そして今までの定例会を築いてきてくださった皆さん
本当にありがとうございました!
FAJファウンダーズの思いをみんな 私のしたいこと!床にポジショニング
で聴く・・・!?