第60回 その2:2009年1月10日 《笑い》ってなんだろう〜私たちにとって「笑い」は、どんな存在か、ちょっと考えてみる〜関西支部

第60回関西支部定例会報告 その2

■日 時:2009年1月10日(土) 13:00〜16:30
■場 所:大阪市立中央青年センター A棟 4号室
■ファシリテーター:村上 芳本 中冨 会沢 関 山上 喜田
■参加者:22名

■ねらい:「笑い」ってなんだろうを参加者とともに考え「笑い」の
多様性に感じ気づく。
プロジェクトメンバー10名が、昨年夏から14回にも亘り
話し込んできた経過で感じた「笑い」のイメージについて、
ワークを通じて、参加者にも感じてもらう

■内容
1.アイスブレイク
(1)人間マッピング
縦方向に 自分はよく笑う/あまり笑わない、
横方向に 相手を笑わせる/相手に笑わせてもらう
に分かれて、近くの4〜5人で似た者同士でグループを分け。着席。

(2)今年したい「笑い」の表情で自己紹介
今年、自分がしたい「笑い」の表情と、どういった「笑い」かを紹介
しながら自己紹介

2.「笑い」の映像を観て「笑い」について考える
(1)「笑い」の映像を観る
「ファシリテーションの場で、スクリーンに映し出される≪笑い≫が
出たら、あなたならどう向き合いますか?」を問いかけ、1本当たり
30秒〜1分程度の映像を観て、各自にメモをとってもらう。3本観るごとにテーブルで観た映像についてバズセッション→
バズセッションの後、1つ〜2つの意見を全体で共有する流れを
を繰り返し、壁にタイトルが貼られた22本の映像ライブラリーから
合計10本の映像を観る。

(2)語る「笑い」に投票
各自2票を持ち、お気に入り・気になる語りたい笑いの映像に投票を
してもらう。上位5つについて映像毎のテーブルをつくり、各自が
語りたい「笑い」の映像のテーブルに移動。

(3)「笑い」について深く語る
同じ笑いの映像に興味を持つメンバーでテーブルに集まり
各々、映像から感じたこと、考えたことをより深く語り合う。
途中、テーブルの移動や映像を再度観ることも可能として自由に
語り合いをしてもらいながら、テーブルで語り合った内容を模造紙
に描いてもらう。テーブル毎に、全体に発表してもらう。(4)チェックアウト
今日のワークで自分の気づきをA4紙一枚に書いてもらう。
「私は、笑いを〜る(動詞)」でまとめてサークルになって発表。

3.今日のワークのプロセスを振り返る
プロセスの振り返りシートを記入してもらい、今日のワークの進め
方や映像等のコンテンツの使い方について語ったメンバーで共有。
テーブルごとに話した内容をまとめてもらい、全体としては、
KPT(Keep、Problem、Try)の切り口で指摘点をまとめる。

■参加者の声
<印象>
こんなに多くの笑いがあることに気づいた。
バックリとしたテーマをスピード感のある進め方で楽しい。
似たもの同士のテーブルでの話し合いは、心地よい・スムースだ。
<プロセス>
問いの立て方をもう少し工夫ができないものか。
素直に「この笑いをどう感じるか」と進め最後にまとめの方が良い。
いきなり「ファシリテーターとして」と言われても話し合いに入り
づらい。
映像の選択を参加者に選択させるよりも、Fが指定しても良かった。
プロセスの振返りの時間をちゃんと取れた事は、良かった。

■ファシリテーターの振り返り
問いを設定するに当たって、FAJの場だからということで、冒頭
からファシリテーションと笑いを結びつけすぎたように思う。
感情を取り扱った題材であったので、ワークのスタート段階では、
素直に、感じたものを聞き出すように積み重ねて行き、最後に、
ファシリテーターとしての気づきに結びつける方が、スムーズであ
った。
映像編集には、かなり手間を要したが、編集の経過で、笑いの瞬間を
ギリギリまで切り取る経過で、更に笑いを考えることができ、その事
が、ワークでも、印象深く考えてもらえる題材になったと感じている。
いろいろな意味で挑戦的内容に、お付合い頂きました参加者の皆さん
に感謝です。

以上