第67回関西支部定例会報告 その1
日 時: |
2009年8月8日(土) 13:30〜17:00 |
場 所: |
京都市 職員会館 かもがわ |
ファシリテーター: |
舟橋、鈴木、岡田(チーム☆アンテナみがき隊) |
内 容 |
1)バズセッション
隣の人と2分間「このプログラムに期待していること」を話し合う
2)ウォーミングアップ
センサーを刺激するアクティビティーを通じて、今日のワークにむけてウォーミングを行う
<1>目隠し会議 (10〜15分)
- 目隠しをつけて話し合う
- 自己紹介は名前だけで
- テーマは「グループの共通点をたくさん見つけて、それをふまえたグループ名を決める」
決定したグループ名
- 右利き免許長ズボン
- きょうパンチーム
- ラベンダーチーム
- 夏の京都の出かせぎチーム
- 秘湯とお酒の会
<2>無言協力ゲーム (相談5分 発表5分)
- 発言も筆談もなし
-
「京都」を表すジェスチャーを全員で考える
(全員で1つのジェスチャーを作り上げても、全員が同じジェスチャーをするのでも、どちらもOK)
3)グループワーク1 (60分)
ウォーミングアップでの体験や、普段の話し合いを振り返り、話し合いでの対人センサーについて考え、
討議する(グループごとに模造紙に記入)
討議のポイント
◆話し合いをしているとき、センサーでキャッチする
参加者の表情、動作、発言はどんなものか?
◆そこから、参加者のどんなメッセージを読み取ることができるか?
◆メッセージに対してどんなアクションを取ると、よりよい話し合いになるだろうか?
4)グループワーク2 (40分)
グループワーク1で話し合った内容を、ディスカッションで実践してみる
- グループをシャッフル
- テーマは「無人島に3つだけ持っているなら、何を持って行くか」を、なるべく妥協しないで話し合う
5)振り返り (35分)
再び、グループワーク1の時のグループに戻り、実践してみた結果を振り返る
- センサーを働かせてみて、どうだったか?
- グループワーク1で話し合った内容は役立ったか?
6)全体振り返り (25分)
今日得られたこと、プログラムについての意見など全体でシェアする
各グループの発表
◆(秘湯とお酒の会)
- 参加者の「頭(考えること)」と「言葉」と「表情」は一致しているとは限らない。
- 「納得した」と判断しても本当にそうなのか、分からないもの。
◆(右利き免許長ズボン)
-
メンバーの1人がグループワーク1の時にモヤモヤしているのに気づいたが、他のメンバーは黙殺してしまった。
そのモヤモヤが表明されてから、話し合いがスムーズになった。
モヤモヤしている参加者には「ガス抜き」してもらうことが有効だと思った。
◆(夏の京都の出かせぎチーム)
- たとえ同じ表情でもメッセージは違う。レッテル(先入観)を貼るとセンサーは鈍る。
- ・それに対するアクションを「紋切り型」に考えるのはどうかと思うが、
いくつかのパターンとして知っておけば、いざというときにその中から適切なアクションを取ることができそう。
◆(きょうパンチーム)
- ネガティブな参加者の言動、メッセージを受け止め、対応するには、「会議の目的」を思い出すことが大切。
◆(ラベンダーチーム)
- センサーでキャッチした参加者の言動を全部拾うか? と考えると、そうではないと思う。
どれを拾うか、拾わないか、という判断が重要なのでは。会議の目的に影響の大きいものを拾うことになると思う。
- 1人だけ違う意見を持つ人がいる場合には、「一度その人の意見に乗ってみる」という対応も有効そう。
プログラムについて
- 「センサーをみがこう!」というタイトルから、
対応するアクションまで考えようとするワークの内容に違和感をもった。
- 「センサーをどうみがくのか?」というところをもっと時間をかけて考えてみたい。