第77回関西支部定例会報告
日 時: | 2010年5月08日(土) 12:30〜17:00 |
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場 所: | 兵庫県中央労働センター |
ファシリテーター: | 中冨さん、村上さん、吉池さん、須賀さん、 中島さん、すみさん |
テーマ: | |
はじめてのファシリテーション・グラフィック | |
内 容 |
◆チーム分け
各チームが、ファシグラ経験の有無が偏らないように、参加者にFAJ歴順に1列に並んで頂き、チーム分けしました。思いのほか、初参加およびそれに近い方が圧倒的に多かったのが印象的な会場でした。
◆プロッキーで遊ぼう!
最初は、プロッキーと模造紙に慣れ親しむため、チーム対抗ゲームの感覚でワークが始まります。
チームごとに、メンバー1人ずつ模造紙に四角形を描いていきます。
四角形は内側から順番に描いていくのですが、
といったルールがあり、3分間で沢山の四角形を描くことが目的です。
多いチームで26個もの四角形を描いたチームがありましたが、四角形が同じ幅できれいに並んでいるチームや、ふにゃふにゃだけど沢山描いたチームなど、出来はチームによってバラバラでした。
◆おけいこ その1「文字」
次は、読み上げた単語を、プロッキーを使って実際に描く練習をします。最初は簡単な単語からはじまり、徐々に難しくなっていきます。
中には「特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会」といったとても描きにくい単語も交じっていますが、場合によっては“FAJ”と略して描くのもアリ!。ということも学べます。
◆おけいこ その2「会話」
・小学生の作文を朗読し、各自の模造紙にファシグラします。
小学生の作文といえども、きれいに書かれた作文は情報の密度が濃いためいざ描いてみるととても忙しく感じます。実は、朗読した作文は、野球選手 イチローが小学6年の時に書いたものだそうですが、内容もとてもステキなものでした。
ラジオ放送を流し、ラジオの中で二人が話している内容をファシグラします。
話し手によってはとても早かったり、時には話が脱線したり、どのキーワードを拾うべきか、捨てるべきかを徐々に考えるようになります。このテーマ辺りから、話を描くことの難しさを感じました。
新入社員研修の休憩時間を想定した4人の会話をファシグラします。
一部では、コントとか寸劇と呼ばれたワークです(笑)新入社員研修の休憩時間のシチュエーションで、スタッフ4人で、講師と3人の新入社員の役になりきり、会話しました。
このワークでは、同じ会話を聞いて描いた他人のファシグラを見ることで自分のファシグラの良いところ・悪いところなど、たくさんの気付きを得られたワークとなりました。
◆模擬討議「商品・サービスを改善しよう!」
4人のグループで、お題についての改善案を議論し、交代で1人が議論の内容をファシグラします。
ワークは、以下の4っつのステップで進めていきます。
4人のグループで、KPTのフレームを使ってふりかえり。
その後、すべてのグループから出されたKPTについて、ポイントを全体で共有しました。
◆全体ふりかえり
◆最後に
ワークの合間合間に、模造紙の貼り方や、養生テープの持ち運び方といった、すぐに使える小ネタもあり、実際に現場でファシグラをするのに必要な知識・経験を一通り学べた良いワークでした。最後に、このファシグラのワークに参加された皆様が、全体で共有した時のKPTを添付します。