第89回 2011年8月6日 その1 組織における日常のファシリテーションを考える〜ファシリテーションの理想と現実〜関西支部

 

第89回関西支部定例会報告


日 時 2011年8月6日(土)13:00〜16:30
場 所 芦屋市民会館 403会議室
ファシリテーター メイン:大野敦子さん
サブ :舟橋良典さん 三井規裕さん 村上和隆さん
テーマ
 
組織における日常のファシリテーションを考える
〜ファシリテーションの理想と現実〜
 
ねらい
  • ファシリテーターやメンバの発する言葉が、話し合いの善し悪しに影響する経験は誰もが持っているはず
  • これまでの話し合いの経験の中から、日常で本当に使えるファシリテータの「言葉」を見つけ出す
内 容

 

◇プレワーク(グループワーク)

  • これまでの経験の中で、「印象に残っている言葉」、「いつも頭に浮かんでくる言葉」を書き出し自己紹介と共にテーブル内で共有。

◇グループ分け

  • 日常のファシリテーションの活用度合いで、色んなレベルの人が入り交じる様にグループ分け

◇グループワーク1:言葉だし、使えることばを2つ選ぶ

  • 狙い:どんな人でも、良い話し合いの経験は少し位あるはず。プチ体験の引き出し。
  • 内容:
    • 「これまでの話し合いの場において、”これ使えるなあ”と思ったこと何でしょうか?経験者は、よく口にする”言葉”って、どんな言葉でしょうか?」
    • 状況と、心の声(=本当の気持ち)を、これまでの経験を振り返り模造紙に書き出す
    • テーブルの中から使えることばを、2つ選び、A4の紙に書く(ことばと心の声)

◇グループワーク2:

  • 内容:
    • テーブルに1名残し、他のメンバーは、選び出した2つの言葉と共に他のテーブルに移動、新たなメンバ間で共有し、さらに経験を深め合う
    • テーブルの中から、明日から使える言葉を選び出す

◇全体共有(バザール形式で)

  • 模造紙を貼り出し、全員で眺める

◇個人ワーク

  • 明日から本当に使える自分の言葉に置き換え、A4の紙に書き出す

◇全体ワーク(輪になって)

  • 1人づつ、明日から使える言葉を紹介
  • 全体で本日の振り返り実施

 

担当者の振り返り

  • 今回は、ファシリテータや参加者の発する「言葉」の場にもたらす良い影響について考え、ファシリテーションの経験の浅い人でも、これなら使えそうと思える言葉を持ち帰り、実践してもらいたかった。
  • 参加者の抱える課題や発する言葉の背景(状況、人間関係)がバラバラだったので、総花的になってしまった感あり
  • 「上司部下」など関係性を絞れば、ロールプレイなども取り入れ深堀できたかもしれない

 

参加者のコメント

  • 色々な人の話しが聞けて参考になった。
  • 明日から使えそうな言葉が見つかって良かった。
  • 仮想のワークだったので単調だったかも。実際に言葉出して見る、ロールプレイ等取り入れた方が面白かったのでは。
  • 経験を共有する上で、各人が置かれている状況や関係性が各々異なっているので、言葉の背景を理解するのが難しかった。(上司部下など関係性で分けても良かったかも)