『二軸を究める』西の二軸侍参上! FM4×× 有志
【目的】構造化のひとつである2軸の見える化のスキルを身につける
【従事者】4人 藤井としちゃん 藤井やっさん なべさん 和田さん(全員関西支部会員)
【受益者】14人 チームままちゃり5人、チーム)ゴレンジャー5人 チーム)アフリカ4人
【主なプログラム担当者と流れ】
(なべさん)イントロデュース
・チーム分け バースデイライン
・アイスブレイク 自己紹介 呼ばれたい名前+こう見えて私は〇〇ができます。
(としちゃん)プチレクチャー
ワークの狙いを模造紙を使って説明。
◇ポイント
・目的やチームの状態に応じて使う。
・発散して収束する。
・順番に並べる。
・議論の土俵を合わせる。
◇ファシリテーション・スキル
・場のデザインのスキル ・対人関係のスキル
・構造化のスキル ・合意形成のスキル
共有 発散 収束 決定
◇質問力とは 4事象の図を使って説明
自分)表面 ⇒ 相手)表面 (表明=現在の文脈) から
自分)表面 ⇒ 相手)過去の経験世界 苦労 ⇒ 相手)表面 へ
◇ファシリテーションが応用される6つの分野 2軸図を使って説明
縦軸)創造的 ⇔ 学習的 横軸)個人的 ⇔ 社会的
創造的で社会的 1.問題解決型 2.合意形成型
創造的で個人的 5.自己表現型
学習的で社会的 4.体験学習型
学習的で個人的 6.自己変革型
2軸の中央 3.教育研修型
(やっさん)1軸ワーク
〜ファシリテーションをレベルアップするにはどうしたらいい?〜
テーマに対して個人発散 ⇒ 全員で集めて観る
⇒ 個人で今度はグループ全体の一軸を考える ⇒軸に乗せてみる
◇支部イベントで提示されたOSTテーマを例として掲示
・タイムキープと場のもり上がりの折り合いのつけどころ?
・会議の相手と笑って合意したい
・グラフィクをもっと考えたい
・どの時点で合意?
・対話のためのコツとは何?
・人の"ホンネ"を引き出すきっかけを知りたい
・Fは中立って言うケド 自分の意見言っちゃダメなの?
・チームでもっとうまく会議の進め方を共有できるか?
・アジェンダ手早く作れるようになるには どうしたらいいの?
・"人"と"事"を分けるにはどうしたらいいの?
・観察力を高めたい
・会社のミーティング 何を準備したらいいの?
・ファシリテーションは本当に役立つのか?
◇各チームより発表。見つかった「軸」を全体でシェア。
チーム:ゴレンジャーさん
個人 ⇔ 集団
短期 ⇔ 長期
時間 ⇔ 合意 *時間をかけるほど合意は深まる。1軸じゃないかも?
チーム:ままちゃりさん
難 ⇔ 易 *個人としての感覚で並べている
Input ⇔ Output 学習から始まり、使える 伝える
スキル ⇔ マインド
チーム:アフリカさん
事前 ⇔ 現場 *事後ではなく現場ってところが大切。
ヒューマンスキル ⇔ コンセプチャルスキル
堀さん的 ⇔ マイケル・サンデル的
(ふわっとまとめる) (きちっとまとめる)
(休憩)14時30〜14時40分
(としちゃん)2軸ワーク
設定: みなさんは 白い犬の一家です
1)父 2)母 3)娘 or 4)息子
5)トリンドルちゃん 高校生、留学、ハワイから来た
設問: 部活はどんな部活をしたら良いですか?
◇プロセス自由 ファシリテーター、タイムキーパー、すべて自由
例えばですが、ブレーンストーミングで部活(その特徴)を出し合い
2軸を使うのもありです。
各人が家族のメンバーに成りきって話し合うと楽しいかも。
◇各チームより発表。合意された「2軸」を全体でシェア
チーム:アフリカさん
(縦)文化 ⇔ 運動
(横)個人 ⇔ 団体
チーム:ゴレンジャーさん
(縦)もてる ⇔ もてない
(横)短い ⇔ 長い *活動時間軸
さらに 「もてる+短い」の象限を2軸切りして以下を検討てて決定。
(縦)将来性 大 ⇔ 小
(横)コスト 大 ⇔ 小
チーム:ままちゃりさん
(縦)(ト)の興味 高い ⇔ 低い
(横)(親)お役立ち度 高い ⇔ 低い
さらに「興味高い+お役立ち度高い」象限を1軸切り
コスト 大 ⇔ 小
(全員)ふりかえり
円形に座ってもらいました。(みんなで机を壁に移動)
問い「2軸で何が分かりましたか?」
・2軸にもレベル感があることが分かった。
大きく切る ⇔ 小さく切る
・情報を仕分ける軸と決める軸がある。
仕分けていると、決める軸が自然に出てくる。
発散し切らずに仕分けに入ると失敗する。
・視点はいくつもある。それらを先ず1軸で書き出してみた。
定性的な軸には主観が入る。人それぞれ。あいまいな重み付けがなされる。
定量的な軸には客観性がある。でも軸に強制される感じがあり、
はっきりしているのに返って合意が引き出しにくくなる。
定性か定量か、使い分け、バランスが大切。
・軸を決めるのに十分な時間を取った。
ワークに使える時間・リソースの配分が重要だと思った。
・高校生本人が「興味」がある部活、主観を大切にして希望を取り入れた。
家族でなぜ話し合うのかを考えた。預かっている大切な子だしとか
それで軸の決め方・プロセスは、本人に一軸をあげよう、でも親にも一軸を
割り振ることにしようと話しがまとまり、家族で合意した。
・他のチームでお金の軸が出てきてびっくりした。
(回答)納得感を1軸で導きだし、費用面で、実現可能な部活に決定した。
華道か、茶道か ⇒着物代でお金がかかる華道より、茶道にしましょう。
・軸は収束の道具だが、発散でも使えることに気付いた。軸も発散させ、
Fの提案ではなくメンバーに軸を出してもらうと収束、合意が得られ易い。
・(問い)軸はどんな風に出てきたか?
(答え)分類、仕分けする構造化で、KJ法もそうだが、あるまとまりに
なると、そのまとまりが軸になる。
(答え)良く発散した上で仕分けしたら軸が感覚的に見えてきた。
発散し切っていなければ、良い軸が出ない、
そこで足らないものを追加する。
・発散して、そこから軸を出す時、整理していると軸が出てきた。
どんな風だったかと言えば、直感だった。
・軸が決まって付箋を軸に乗せるとトリンドルちゃんの納得感が得られた。
・私のチームは、親の視点に重みが偏り、トリンドルちゃんの視点が
抜けていたと、今感じている。
(参加者個人の感想)
・普段Fをしていて、切れ味の良い軸を提示しなければならないと、悩む時が
あるが、メンバーに軸を問いかけても良いんだと思うと気持ちが楽になった。
・とても楽しいワークだった。こんなに軸ばかり探究するワークをしたのは
始めての経験だった。
・メンバーで話しあうプロセスがすごく多かった。これがワーク本来の姿。
・場の力って本当に大きいものがあると改めて実感させてもらった。
・ビジネスの場で使う軸(フレーム)は決まっている。ともすれば押しつけに
なって、合意を得にくい。
むしろ参加者に軸を見つけてもらう時間を入れることで納得し合意して
もらえると思った。是非応用してみたい。
(Fメンバーの感想)
・プロセスをできるだけ自由に、解放して提供するよう心がけた。
ゆるーい感じで、場の力を信じ、集まっていただいたのだが、すごい場が
実現していた。感激した。
以上