第97回5月定例会 テーマ1「ファシリテーション」ってなんだろう?関西支部

第97回5月定例会報告

日時

平成24年5月12日(土)13:00〜16:45

場所

西宮市民会館 301号室

テーマ名

「『ファシリテーション』ってなぁに」

ファシリテーター

担当 メインF 山田 真司(やましん)  サブF/企画メンバー 西 修

告知文 "

「ファシリテーション」ってなんだろう?

「場をつくり・引き出し・深め・まとめる」ファシリテーション??
"つい最近知ったばかりで、まだぜんぜんわからない"
"いろいろ勉強して経験もしたけれど、もうひとつ腑に落ちない"
そんなあなた。2つのキーワードでヒントをつかめるかもしれません。

【キーワード1】『観察』
話し合いに巻き込まれると「場」は見えなくなってしまいます。
ファシリテーターに欠くことのできない'観察者の視点'
少し話し合いの中心から離れて、「場」を見守ってみましょう。
「場」のエッジからあるいは外から何が見えるのか?
そこから多くのものが見えてくるはず。

【キーワード2】『ふりかえり』
流れていく話し合いの中では、一体何が「起こって」いるのかを見抜くのは大変です。ひとりひとりの気づきは断片的なものでも、それをつなぎ合わせることで大きな真実が見えてくるはず。
実際にワークショップを行い、そこで何が「起こった」のか、しっかりと「観察」し「振り返る」ことで、ファシリテーションとは何かを考えます。
2005年の関西フォーラム分科会で初登場して以来、再演を重ねてブラッシュアップしてきた定番プログラム。初心者から上級者まで、それぞれに深い気づきを得られるワークです。
"
プログラム概要 "(1)オープニング
①オリエンテーション
・チェックイン
・進行説明
②アイスブレイク
・人間マトリックス→グループ分け
(2)セッション1(各グループ話し合い者4名、観察者3〜4名)
①テーマを決めよう
日頃の会議や話し合いなどのコミュニケーションの場面で抱えている「悩み」「困ったこと」の中から後半に話し合うテーマを見つける。
②ふりかえり
話し合いをふりかえる。
(3)セッション2(各グループ話し合い者4名、観察者3〜4名 ※セッション1と役割を入れ替える)
①解決策を考えよう
セッション1で出されたテーマについて、グループで解決策BEST3を考える。
②ふりかえり
話し合いをふりかえる
(4)まとめとふりかえり
①個人でふりかえり
②チェックアウト"

担当者振り返り

"・時間があと30分ほしいワークだった。参加者から、もう少し話し合いやふりかえりの時間がほしいといった意見を多数いただいた。
・西さんが後ろに居ていただいたという安心感もあり、おおむね落ち着いてファシリテートできたと思う。
・ただ、自分自身まだまだ観察力が足りないことを痛感したので、今後、観察力向上を図り、より充実したワークができるようになりたい。"


参加者コメント "・話し合いを観察するのは初めてだったが、外から見るといろいろ気づくことがあると分かった。
・フィジカルに動くと場が変わると感じた。
・観察したときの気づきが、いざ話し合いの番になるとできなくなってしまった。
・ふりかえりのガイダンスをもう少し丁寧にしてほしかった(1人で話しすぎる人がいて、全員が発表できなくなってしまったグループがあった)。
・他のグループの様子も知りたかった。
・話している背骨の角度で参加度が分かる。