第111回:2013年6月8日 テーマ1『しすてむ思考』入門〜因果を考えながら、一緒に理解を深めてみよう〜九州支部

2013年6月度定例会レポート

日時

2013年6月8日(土)13:30〜17:30

会場

深見ビル B会議室

テーマ名

「『しすてむ思考』入門〜因果を考えながら、一緒に理解を深めてみよう〜」

ファシリテーター

野口和裕(FAJ会員)

1名

企画運営担当

小長光 信、案浦 浩二(以上FAJ会員)

2名

参加者数(会員)

23名

一般・見学者数

1名

報告作成者

小長光 信

報告日

2013年6月16日

テーマ詳細

【概要】

しすてむ思考って何?なんだか難しそう、私には関係ない。
と、名前だけ聞くとそんな風におもわれるかもしれません。

しすてむ思考は、ざっくり説明しますと、
『現状を理解するために、モノゴトの因果関係を、つなげていきながら全体像を視ていく手法』です。

自分がした事が、回りまわって、いろんな事に影響を与えていく
良い事も、良くない事も・・・・そして再び自分へと戻っていく。
そんな因果な関係を考えてみる定例会です。

【プログラム内容】

1)オープニング

 

2)システム思考とは?

「あるテーマについて、私達が考えるモノゴトの因果(相互関係)を視える化していくことで、『現状の理解を深める』ツール。」

3)因果ループ図とは?
  • たとえば、消費税が上がると何が変化する?
  • 国民の幸福度の因果関係(原因と結果)を考えてみる。
4)因果ループ図作成
  • グループごとに、テーマを設定
  • 対話タイム
  • 内省タイム
  • 作成タイム
  • 振りかえり
  • 全体共有
  • 作成タイム2
  • 振りかえり
  • 発表
5)振りかえり・質問タイム

 

【参加者の声】

  • 原因と結果の間に、さらに細かい原因と結果が隠れており、しっかり対話をしないとそこが出てこないということに気付かされました。
  • ループ図を作成していく中で、出したアイデアがどんどんと取り込まれていくのが面白く思えた。
  • ループがつながった時は達成感がありました。
  • システム思考は対話のツールであり、チームビルディングのツールでもあるなと思いました。
  • お客様とのヒアリング、部下との面談に使ってみようと思います。相互理解がより深まると思います。
  • 自分の生き方、進路を考える時などのツールとして使ってみたいです。
  • バックグラウンドのかなり違う人々でのテーマ設定・共有は難しいと思った。
  • キーワードの粒度をどれくらいにしたら上手くいくのかが気になります。

【担当者振り返り】

「難しそう」というイメージを持つ方が多い「しすてむ思考」ですが、いざ演習が始まると笑顔と笑いが会場のあちこちにわきました。
4人グループごとに話し合ってテーマを決めたのですが、身近な問題を因果ループ図で捉え直すことに面白味があったようです。
また、因果ループ図を作成すること自体にパズル的な楽しさを感じた方もいらっしゃいました。

今回の目標(ゴール)は、
1.しすてむ思考という考え方がある事を知る。
2.面白そうだから、少しやってみたいなと思う。
3.何かのときに、ふと、全体像を俯瞰してみたら・・と思うようになる。
とのことでしたが、概ね達したのではと思います。
ここから、実践→深い学び→更に実践→更に深い学び、とループ図がたくさん描かれますように。。