2013年6月度定例会レポート
日時
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2013年6月8日(土)13:30〜17:30
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会場
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深見ビル F会議室
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テーマ名
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「ファシリテーション入門『たんぽぽワークショップ』
〜みんな主役、体感しようファシリテーションのちから〜」
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ファシリテーター
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松木 治子、増平 貴之(以上FAJ会員)
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2名
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企画運営担当
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楢原 英樹(FAJ会員)
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1名
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参加者数(会員)
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12名
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一般・見学者数
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4名
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報告作成者
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楢原 英樹
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報告日
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2013年6月16日
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テーマ詳細
【概要】
「ファシリテーションってどんなもの??」という初心者対象に、体験と解説を通して、 なんとなくよさそう、使えそうという「話し合いを進めるためのヒント」 を見つけるワークショップです。
【目標(ゴール)】
参加者のみなさんが
ファシリテーションって良さそう、おもしろそう、もっと知りたくなる!
自分の現場に使えるヒントを得て、○○は使えそう、使ってみよう!
という気持ちになっている
【プログラム】MF:松木 治子
- 13:35〜 オープニング
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- オープニングまでに入場時の飴でグループ分け
- スタッフ紹介
- 13:40〜 MF自己紹介
- 13:45〜 たんぽぽとは?
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- たんぽぽとは?
- OARR(目標・進行・グランドルール・役割)の説明
- 13:50〜 プロッキーの持ち方練習
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- 13:55〜 他己紹介
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- A4にお名前/誕生月日/お仕事(普段の活動)を書いて相手に渡す
- ペアインタビュー(3分/1人)後、グループ内で他己紹介(1分/1人)
お題:普段の活動でどんな話し合いの場があるか?/うまくいった話し合い、残念な話し合い
- 14:10〜 「たんぽぽの種シート」(振り返りシート)記入
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- 起こったこと/気づいたこと/感じたことの記入
- グループでシェア
- 14:20〜 レクチャー
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- ファシリテーションとは?
- ファシリテーションターとは?
- 話し合いの流れ(4つの段階)
- (話し合いにおける「内容」と「過程」の違い)
- 14:30〜 模擬会議のOARRの説明
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- 14:38〜 話し合い1
- 狙い:広げる発散を体験する。ゴール:たくさんでている
お題:ふだんの話し合いの場でどんなことが起きていますか?”あるある”をたくさん出す
- 14:47〜 「たんぽぽの種シート」(振り返りシート)記入
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- 15:00〜 休憩
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- 15:10〜 話し合い2
- 狙い:深める発散を体験する。ゴール:問題の背景や原因を話し深まっている。
お題:どうしてそういうことが起きているのでしょうか?/その背景は?理由は?
- テーマを絞る
- グループで話す
FGを1番目と2番目の人が担当。途中の合図で交代。
- 15:25〜 話し合い3
- 狙い:深める発散を体験する。ゴール:問題の解決策が出ている。
(背景や理由を考えた後で解決策を出すことで、表面的ではないアイデアがでることを狙う)
お題:どうしたら解決するのかたくさん解決案を出しましょう。
- グループ内で席替え
- グループで話す
FGを3番目と4番目の人が担当。途中の合図で交代。
- 15:47〜 「たんぽぽの種シート」(振り返りシート)記入
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- 15:40〜 意図開き
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- アイスブレイク
- 話し合いの方向付け
もやしのお約束(目的、役割、進行、約束)を決める
- 見える化
- 場づくり
- 15:50〜 休憩
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【振り返りプログラム】MF:増平 貴之
- 16:00〜 振り返りのインストラクション
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- MF自己紹介
- グループ替え
- 振り返りの説明(目標・進行・グランドルール・役割)
- 16:10〜 振り返り1
- 狙い:自分の話し合いをイメージしてもらう。
お題:近々ある話し合いはどのような話し合いですか?
- A5の紙に書く(内容、参加者、自分の立場など)
- 全員で共有する
- 16:25〜 振り返り2
- 狙い:今日、気づいたことをどのように活かすか考えてもらう。
お題:その話し合いで、今日気づいたことはどのように活かせそうですか?
- 自分が主催者やファシリテーターになった気持ちで考える
- グループで話す
- 16:40〜 振り返り3
- 狙い:現場で活かす場合に、不安や疑問を解決してもらう。
お題:話し合いに活かす場合に課題はないですか?
- グループ内で課題を解決する
- 4人の課題の1つを解決しても、誰か1人の課題を解決してもよい。
- 17:00〜 アンケート記入
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- 17:20〜 終了
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【参加者の声】(アンケートより抜粋)
- ■ファシリテーションっておもしろそう、使ってみたいと思えましたか?
-
- はい!思いました!
- とても!
- 4月にFAJに入会しました。難しい用語がいっぱいとびかっていて、なんとなく分かったつもりでしたが、今回参加させていただいて基本を学べたので、あらためて定例会に参加していこうと思いました。
- 思いました。話し合いのあり方を、もう一度見直そうと思います。
- グループワーク、会議、セミナー、さまざまなシーンで使用すると思います。
- 思いました。大学で使えるように頑張ろうと思います。
- やり方はいくらでも工夫できそうです。ヒントをたくさんもらいたい。
- ■ご自身の仕事や活動に活かせそうなことはありましたか?
-
1.かなりあった |
2.少しあった |
3.あまりなかった |
4.ほとんどなかった |
9 |
4 |
0 |
0 |
■その理由や内容
- 知らない人でのグループ活動が多いので、アイスブレイクや場づくりをしようかと思った。
- 進行役の他にグラフィッカーや時計係も必要だと思いました。見える化も今以上に取り入れたい。
- 多くの人の意見を大切にした話し合いが行われたと今日感じました。
- 同じような手法を用いてできそうだな、と思うところが多かったからです。
- 他者との情報共有により、参考事例をたくさんいただいた。
- ツール、流れ、流儀、メンバーで変わることが実感できた。
- 気にかけて、プロセスとかプログラムデザインをしようと思ったこと…かな?
- ■わかりにくかった点、気になった点はどこでしたか?
-
- 例えば、この事例の場合はこう進める的な部分が、もう少し聞きたかった。
- 非常に分かりやすかったです。絵がイイ!
- 後半のファシリテーターの方のテーマがあいまいすぎて、若干「?」となった。
- 「持って帰って生かせる」という話し合いの題が2つ続いたように感じたので…。
- 説明(話し合いの流れ)がもう少しわかりやすくお願いしたい。
- わかりにくくはなかったですが、前半と後半のワークのつながりに工夫があるといいかなと感じました。
- ■この次に進むとしたら、どんなことが知りたいですか?
-
- 収束や共有のやり方を知りたい。
- 収束・共有の4つの段階まで進んでみたい。
- ファシグラがうまくなる方法
- 実際にどのようなビジネスシーンで使われているのかモデルを見たい。
- 基礎講座を受講したい
- ケーススタディ、テクニック、ツール
- 自分自身の技量を高めたい!
- 「ファシリテーションとは?」→「ファシリテーターとして気をつけること」
- 「進めるにあたってのポイント」→実演
【担当者振り返り】
定員16名の全員参加が参加し、スムーズにワークに入れた。
初心者向けのプログラムなので、以外に知られていないプロッキーの使い方の説明があり、参加者から好評であった。
参加者のうち6名が一般参加であったが、ペアインタビューで他己紹介を行うアイスブレイクを行うことで、話し合いをする雰囲気ができ、その後のワークも活発に行われた。
初心者向けの「ファシリテーションってどんなもの?」というワークショップでしたが、経験を積んだ方がファシリテーションの基本に立ち返る際にも良いワークショップだと思いました。
このワークショップを見て、ファシリテーションをもっと使ってみたいと思ったのはFAJ歴半年の私だけではないと思います。