第112回:2013年7月6日 ネタだしワークショップ「ファシリテーションの極み 〜ファシリテーションにまつわる「?」を科学する」九州支部

2013年7月度定例会レポート

日時

2013年7月6日(土)13:00〜17:00

会場

西鉄イン福岡 Aホール

テーマ名

ネタだしワークショップ「ファシリテーションの極み 〜ファシリテーションにまつわる『?』を科学する」

ファシリテーター

加留部 貴行(FAJフェロー)

1名

企画運営担当

馬場 明(FAJ会員)

1名

参加者数(会員)

27名

一般・見学者数

2名

報告作成者

小長光 信

報告日

2013年12月16日

テーマ詳細

【概要】

特活)日本ファシリテーション協会九州支部は来る2014年3月で満10年を迎えます。
これまで定例会で様々なテーマが取り上げられ、多様な研究や学びの場がつくられてきました。
やればやるほどファシリテーションへの興味はますます膨らむ一方です。

今回は、これからの1年で何をやりたいか、どんな事を起こしたいか…という思いを交えながら、ファシリテーションにまつわるテーマの深掘りを試み、これからのファシリテーションの「極み」を考えます。
その中から、九州支部定例会の年間のテーマラインナップを考えます。
また、翌8月定例会で堀公俊さんにファシリテーターをやっていただきたいテーマも、この場で決定します。

【プログラム内容】

1)オープニング

趣旨を説明。

2)「まず知りたいこと」をシェア

参加者各々が「ファシリテーションに関してまず知りたい、学びたいと思う定番テーマ」をひとつ考えて紙に書く。
各テーブルでのシェアを経て、それら全ての紙を会場前方のホワイトボードに貼った。

貼りだされたテーマは、「場づくり」「フレーム」「オープンクエスチョン」「ファリテーションを知らない人に良さを伝えるにはどうすれば良いのか」「意見の発散と収束方法と、発散から合意形成に移るタイミング」「人を行動にかりたてる納得感のある決定」などなど。

3)「定番以外のテーマ」を探る

先ほど貼ったテーマを「定番」と呼ぶこととし、改めて「定番以外で考えてみたいテーマは何ですか?」との問いが示された。
模造紙に書き込みながら、下記の流れで話し合った。

「いま座っているテーブルの5人で話し合う」
→「一人を残し、他のメンバーは席を移動。それぞれのテーブルで話し合う」
→「元のテーブルに戻り、気付いたことや知ったことなどを交換する」

4)「定例会でやりたいテーマ」作り

上記の話し合いを受けて「定例会でやりたいテーマ」を思いついたら紙に書き、仲間を探す。共通の興味を持つグループで意見を出し合う。

5)投票

今まで場に出たテーマ案全てがホワイトボードに貼られ、各人に青いシール2枚と赤いシール1枚が配られた。
興味があるテーマに青いシール、8月定例会で堀さんにやってほしいテーマに赤いシールを貼って投票した。

6)振り返り

全員が車座になり、感想をシェアした。

【参加者の声】

  • 「定番テーマ以外で」と言われた時は「思いつかない」と思ったが、話し合うとアイデアがでた。
  • ファシリテーションについて、まだまだ知らないことが多いと気づいた。
  • 8月定例会が楽しみ。

【結果】

  • 赤いシールを最も多く集めたテーマ「定説を疑ってみる」を8月定例会で実施することが決定、「ファシリテーションの常識を打ち破れ!〜弁証法的リフレーミングの実践〜」というタイトルで実現した。
  • その他に票が集まったのは、「質問力」「場のセッティング」「シックスハット」「トップダウンな組織でファシリテーションは使えるのか?」「ロジカルに考えるスキル」「意見の発散と収束方法」など。今後の定例会企画に活かすべく、九州支部運営委員会で共有した。
  • 「シックスハット」は後日に企画チームが発足し、11月定例会で「6色の帽子で会議が変わる。みんなも変わる。」が実施された。