第193回: 2020年8月1日 (土) 九州支部8月定例会 『『実験』ジブリシュ即興劇を通してオンライン・コミュニケーションを考える! ~演者と観客を体験し対話しよう~』九州支部

2020年8月 定例会レポート

日時

2020年8月1日(土)13:00~16:30

会場

オンライン

テーマ

実験』ジブリシュ即興劇を通してオンライン・コミュニケーションを考える! ~演者と観客を体験し対話しよう~

ファシリテーター、企画チーム

【ファシリテーター】元田繫喜(FAJ会員)

【企画チーム】吉村 浩、亀井直人、上野翔大郎、長尾郁子、本藤小百合(全員FAJ会員)

【テクニカルサポーター】吉村 浩、亀井直人(全員FAJ会員)

参加者数(会員)

20名

参加者数(一般)

0名(会員限定のため)

報告作成者

長尾 郁子

報告日

2020年8月24日

テーマ詳細

プログラム概要

1.アイスブレークとチェックイン;参加者全員でラフターイントロを楽しむ
2.参加者全員でジブリッシュを楽しむ
3.ペア―による傾聴を意識したジブリッシュ体験→対話
4.グループによるジブリッシュの即興寸劇のシナリオ作成
5.2グループの交互のジブリッシュの即興寸劇の実施→対話
6.本日のワークショップの体験についての対話
7.まとめ

参加者コメント

□ 参加して印象に残ったこと
・ノンバーバルな表現の大切さ
・ジブリッシュは、難しいがやってみると大切なことだと思えるようになった。
・わかんないのに、建設的!
・ついていけるか不安でしたが、やはりやってみないとわからないものですよね~とても刺激を受けました。
・非言語コミュニケーションを活用したオンラインでの研修の可能性が見えたこと。
・今の時期にzoomでのジブリッシュは、可能性が広がりそう。
・とにかく楽しかったです。身振り、手振りでも何となく意思は通じること。

□ 参加してわかりにくかったこと
・ロールに入るまでに時間がかかる。抵抗があるので、そこが難しい。
・手順やタイムスケジュールは、言葉だけだと分かりづらい面ありますが、みなさんのサポートが合って楽に進められたと思います。
・言葉ややり方が初めてで、ファシリテーターの方からの説明があって理解ができたところが多かった。

□ 今日のワークショップを終えて、これから自分でやってみたいと思うこと
・オンラインでの授業&研修に非言語的コミュニケーションのワークを入れること。
・会話において、頭でっかちになるのではなく、表情や笑顔をもっと取り入れたいと強く感じました!感情の表現、汗をかく程に表現するという体験は貴重でした。
・zoomを始めるとき、笑顔で握手をすると場が一気に温まる経験をしたので、スタートはこの方法でと。

□ その他
・楽しかったです。ありがとうございました。

ファシリテーター、企画チームふりかえり

 参加者が、最終的に楽しんで貰えたことが嬉しかった。Zoomでも充分このジブリッシュ即興劇のワークショップが成立することが証明できた。Realでは一人で切り盛りできるがZoomではチームによる運営が必須。参加者の有益な学び、気付き得られ、オンラインで論理的な言語コミュニケーション以外に気持ちや雰囲気を伝える・伝わることが、可能と考える。気持ち(感情)は勿論、言語も関係するが、からだを使った表情・身振り・手振り・音声による伝える・伝わるを体感でき意識的な演出も可能と考える。しかしながら逆に本質を知らずに演出に惑わされる可能性も否定できない。尚 参加者のからだや表情が固く、ラフターイントロに手間取ったので笑いヨガで体をほぐし、心を解放後が良かった。手書きでスケジュールを小さなホワイトボード時計をわきに置きに、完了項目は消すことで時間の見える化ができた。ラフターイントロ〰ラフター〰ジブリッシュのワークリストを作成し、時間枠に収まるようにワークを適切に選択できた。これら冒頭のワークや演劇等を含めたワークショップの説明を最小限し参加者の活動時間を確保に努めた。個人的にはテクニカル説明は、13:00の前15分間で完了させべきでFAJのZoom例会の定型にしてしまえばと考える。最高のチームに感謝、今回はRealと違い中身のデザインのみでなくその周辺のチームによるワークショップ設計や準備と大変だったが、ワークショップデザインを包括的に学べたことに感謝したい。

【担当者振り返り】

■しょうちゃん
 リアルで一度体験したことがありましたが、やってみるまで「本当にオンラインでこれできるの?」とずっと思ってました。いざやってみると、いろんな人の協力もあって完遂することができました。体験することがいかに大切かを学ぶことができ、また、新しい分科会が出来たりとジブリシュのワークとしては大成功だったと思います。

 その一方で、参加者の方が当初の目的(オンライン上のコミュニケーションで相手の"非言語的な情報"をより感じ取れるようになること)を達成できていたか等を、定例会の中で振り返ることができていなかったと思います。また、ジブリシュやワークの目的が良く分からない状態で進んでいたという意見もありました。FAJの定例会として、プログラム内容をもう少し吟味することは必要かと感じました。

■よっしー
 運営委員会で、度々定例会テーマ案として出ていたジブリッシュ。誰に聴いても明確な答えはなく、「やってみないと分からない。」としか言われない。ずっとなんだそれ?でした。オンラインでやりたいという、メインファシリテーターの熱い想いを実現するために、企画メンバーが結束しました。プログラム中の「二人でジブリッシュ」は、トランシーバー型会話という、オンラインの常識を覆す取り組みでした。

■kame
入念な企画会議が行われました。
九州支部で実施するジブリッシュ定例会には、なぜかいつも企画側として参加する機会があり、私にとっては定期的に必要な体験なんだろうと捉えています。
オンラインのワークで作り出す一体感は言語情報では難しく、話し手の表情や身振り手振りから、言いたいことを掴み取る、そんな聴き手の姿勢を問われると感じました。

■さゆ
 「ジブリッシュって何?」か、全くわからないまま、興味につられてチームに参加させてもらったものの、本当に役目が果たせるのか・・不安もありましたが、ベテランのしげさんやメンバーの方々に助けられて、素晴らしい体験でした!参加者の中には、当初の私のように、何がなんだかわからない・・という方もおられたかもしれませんが、最終的には「非言語コミュニケーション」という通常とは異次元の感覚を刺激され「楽しかった」という声が多かったと思います。企画メンバーとしては、まだまだわからないことが多いのですが、みなさんに教えて頂き少しづつシステムがわかり嬉しい限りです。ありがとうございました。