第47回:2008年3月1日 使えるオープンスペーステクノロジー(OST)を体験しよう!九州支部

■日時 :2008年3月1日(土) 13:00〜18:00
■場所 :サンライトビル9F西日本リビング新聞社本社アビリティルーム
■参加者:?名
■担当 :久家さん(+田坂さん、辻さん、吉田さん、船越さん)
■テーマ:「使えるオープンスペーステクノロジー(OST)を体験しよう!」
■概要
       世界的に使われている組織開発の手法の一つであるOSTを実際に体験する。
       OSTは全ての参加者にとって主体性を持てる議題が存在することで、
       積極的な話し合いが行われ、成果と参加した充実感を得ることができる。
       AT&T、P&G、IBM等の著名な企業でも取り入れられている。

■内容
◆開始(コーヒーブレイク)
・会場に椅子が二重の輪になって並べてある(参加人員分)
・コーヒー・お茶等を飲みながらファシリテーションについて雑談

◆解説(久家さんが円の中を回りながら解説)
「オープンスペーステクノロジー」
ハリソン・オーウェンによって提唱、広められた話し合いの一つの方法
4つの原理
?「ここにやってきた人は誰でも適任者である」
?「何が起ころうと、起こるべきことが起こる」
?「それがいつ始まろうと、始まったときが適切な時である」
?「それが終わったときが本当に終わりなのである」
一つの法則
「主体的移動の法則」〜どのように時間を使うかはあなたの責任
「えっ!という感覚を大事にしてください」
ファシリテーターのあり方
・究極のファシリテーターとは、なにもせず、目につきません
・姿をみせること
・存在していること
・真実を述べること
・すべてを手放すこと

◆プログラム
?テーマ出し?
「ファシリテーション〜私の課題〜」
各人が課題を輪の真ん中へ来てA4用紙へ記入し発表
それをコミュニティ掲示板に貼り出し
(なかなかテーマが出ずに、沈黙の状態で時間が刻々と過ぎていく・・・)
〜13:40で21個のテーマを貼り出し

?話し合い?
興味のあるテーマの周りに集まって話し合い
(ふわふわと話し合いが始まる)
〜15:00

○休憩時間
〜15:20
(休憩時間中は前パートが続いているかのように各自自由に移動しながら雑談風に話し合っていました)

?オープンスペーステクノロジーについての説明
真ん中に出てきて発表するということは非常に勇気のいること
休憩時間で皆が主体的に話したことこそ大事
バンブルビー(ミーティングからミーティングへと好きな時に移動)
バタフライ(話し合いに参加しなくてもOK)

?テーマ出し?
話し合い、OSTについての説明を経て
私がファシリテーションで「何ができるか」「何をしたいか」ということで
テーマ出し
最初と同じく輪の真ん中へ来てA4用紙へ記入し発表
コミュニティ掲示板に貼り出し
〜15:50

?話し合い?
興味のあるテーマの周りに集まって話し合い
〜16:30

?振り返り前半「この場でどういうことが起こったのか?」
・色々な考え方があることを実感
・まちがいが許される場であった
・何の為にということを考えないで話し合いをするのは非常に愉快
・特に目的を持たず話すと時間を楽しく過ごせた
・先入観を持たずに会話ができた
・輪の真ん中に来て発表する(自分の課題を一歩進めて行動に変える)のは非常に不安。その気持ちを多様な人々と共有できたのが成果
・自分の考えに共感してくれる人がいた喜びがあった
・研修の場の内容を仕事の場に持ってくるのは難しい
・人を信じることができる
・自分の中で課題が整理できた
・前半は長く感じた、後半は短く感じた
・手を挙げるのは勇気がいるが周りの人が共感してくれると行動に繋がると感じた
・1回目には若干のやらされ感を感じた、2回目には集中できた。

?運営側の意図開き
場の流れを乱さずに短時間でOSTを体験してもらうには?ということを考慮して仕掛けを考えた。
高いハードルを乗り越えた上で話し合いはどうなるか?ということがポイント
前半はお悩み相談になりやすいので注意した
本来OSTが機能するには参加者が「情熱的なビジネス課題」(リアルで具体的な課題)を考えないといけない(課題に対するオーナーシップが重要)
WCとOSTとの違いについて、WCが全体としてのアクション、OSTは個のアクション。

?振り返り後半
・ルールが理解できていなかったので課題に対してのオーナーシップが欠落していた
・抜けれない。バンブルビー・バタフライの存在をわかっていても移動に抵抗があった。
・山間部のじいちゃんばあちゃんの寄り合いの動きはまさにOST
・合コンもOST、うまくいくには動きやすい仕掛けが大事
・ビジネス系の会議が硬直したときには良いかも・・・
〜18:00

議事録作成人のむしょ〜