2017年9月2日(土)13:00~17:00
ももちパレス 特別会議室
ふりかえりを振り返る ~経験を、次にいかす学びにしよう!~
山根 弘和、田頭 篤(いずれもFAJ会員)
19名
8名
山根 弘和
2017年9月29日
【目的】
体験や経験から沢山の学びや気づきを得て、新たな行動を促すには、『ふりかえり』の質が重要になる。その『ふりかえり』の質を高めるためには、『ふりかえり』自体のやり方や考え方を深める必要がある。
私たちファシリテーターは、外面的・内面的2つのプロセスを扱うことが重要であり、そのプロセスを丁寧に扱う『体験学習サイクル』を用いたふりかえりを学び合うことを目的とする。
【ゴール】
体験学習サイクルを用いた「ふりかえり」の基本的な考え方ややり方を一緒に学び合い、「ふりかえり」を深めるための自分なりのコツが習得できている。
【コンテンツ】
1.オリエンテーション
2.学びの探索を共にする"仲間づくり"と"知り合う時間"
3.グループワーク1 テーマ1
(話し合い→話し合いのふりかえり→FB内容のすり合わせ→相互の確認)
4. グループワーク2 テーマ2
(話し合い→話し合いのふりかえり→FB内容のすり合わせ→相互の確認)
5. クロージング
・「ふりかりをふりかえる」はむしろ内面をふり返ること(思いなども含め)がとても印象的でした。その面では本当にふり返りできていなかったことに気づきました
・事実と内面をしっかりと書き出すファシグラが良かったです。
・他のグループを観察すると、話す人はわりと自由に話しており、ファシグラ担当者が事実と内省を確認しながら色分けして記録していた。
さらにその方が「『実は~』で始まる内省は他にはないですか?」という問いかけを行ったことから内省が増え、見えないプロセスがかなり見える化された良い振り返りができていた。
それを見て、「なるほどこうやって記録とシェアすることでプロセスを行ったり来たりして、深みのある振り返りができるんだな」という気づきが得られた。
参加者のみなさんに概ね満足して頂けたようで、話題提供者・ファシリテーターとして嬉しい限りです。真摯にワークに取り組んで頂きありがとうございました。
今回実施した結果、まだまだ工夫の余地があることに気づくことができました。引き続き、「ふりかえりを振り返る」を深化させていきます。どんなことに気づき、どう深化させていくのか、少しシェアします。
1.MFが発する言葉の影響
インストラクションの際、MF(私)が発した言葉の中で、使い方や意味が曖昧なものがあり、混乱を来したように見えた。
例:フィードバックと指摘、チームとグループ等
⇒使用する言葉の意味や定義を明確にし使用する、混乱した状況時に確認、再定義等を行うことで、ワークを進める上での混乱を軽減する。
2.タイムマネジメント
定例会全体のふりかえり(ワーク3)を省いたことによる、ハーベストの量と質が十分だったか気になっている。
⇒通常(4H)より若干短い時間であることを考慮し、ワークの時間設定の変更や組み換えを柔軟に行えたのではないかと考える。
3.プログラムデザイン
体験学習における「指摘」を行うワークで、出てきている指摘内容に評価や解釈が含まれていた。その後の「分析」や「仮説化」の内容にも影響があったように思える。
⇒重要だと考えている部分においては、ミニレクチャーと実際にやってみるワークを取り入れてみる。今後のプログラムデザインを検討する際考慮したい。
「ふりかえりを振り返る」を体験して、納得感があるように見え辛いプロセスの「どう思ったか、そう感じたか」内面的なプロセスを振り返ることの大切さを実感しました。
これからも、ふりかえりの振り返りを実施して次に活かす学びにしていきたいと思います。
深化された「ふりかえら~」のみなさまの3度めの九州上陸をお待ちしております。