2021年7月3日 (土) 九州支部7月定例会 「メインファシリテーターへの道 ~メインファシリテーターとして独り立ちするまでのプロセスを探求する~」九州支部

2021年7月 定例会レポート

日時

2021年7月3日(土)13:00~17:00

会場

オンライン

テーマ

「メインファシリテーターへの道
 ~メインファシリテーターとして独り立ちするまでのプロセスを探求する~」

ファシリテーター、企画チーム

【ファシリテーター】上野翔大郎

【企画チーム】上野翔大郎、加留部貴行、吉村浩、小野秀雄、江口昭宏、三角幸三 (全員FAJ会員)

参加者数

14名(うち会員12名、一般2名)

報告作成者

吉村 浩

報告日

2021年7月21日

テーマ詳細

プログラム概要

1 オリエンテーション
  挨拶、九州支部のありたい姿紹介、ファシリテーター紹介
2 チェックイン
  参加者1人ずつ(名前、どこから、喜怒哀楽の体験一つ)
3 対話①「FAJ定例会の『メインファシリテーター(MF)』ってどんなイメージ?」
  (ブレイクアウトルーム(以下BOR)に移動。(ファシリテーター経験なし4人
   +経験あり1人)×3に分かれて)
 ・参加者同士で、自己紹介、テーマについて対話
 ・メインルーム(以下MR)で各BORの代表者発表
 ・MFの標準的な3パターンを説明。
4 疑似体験ワーク「役割クルクル」(前半)(3と同じBORに移動)
 ・経験なし4人で、「話題提供者」、「進行役」、「参加者1、2」を15分間体験。
 ・メインルームへ移動してやり方確認。
 ・同じBORに移動して、役割変更後ワーク2回目。
(休憩)
5 疑似体験ワーク「役割クルクル」(後半)(同じBORに移動)
 ・役割変更して、ワーク3回目と4回目。
 ・BOR内メンバーでの振り返り、経験者からのフィードバック
(休憩)
6 解説「FAJ定例会におけるMFの姿」
7 対話②「あなたはどんなスタイルのMFになってみたい?」(同じBORに移動)
 ・BOR内メンバーで対話。
 ・メインルームで各BORで出た意見を代表者で発表。
8 経験者からのフィードバック
9 チェックアウト
10 次回以降定例会告知とアンケート記入案内
11 終了

参加者コメント

・進行係、話題提供者等一つづつ経験させて頂いてよかった。何となく一つだけだとちょこっと出来そうな気がしました。
・初参加の大学生はすごいと思いました。
・雑談であってもファシリテーターがいると共有が共感につながる。
・場の感情を言語化する。
・ファシリテーターとしてのあり方について探求を続けたい。
・足元にある身近な問題にこそファシリテーションする意味がある。
・何かしら、問題提起している人の声に耳を傾けるよう心がけたいです。
・支部として「MFを育てる」ことへの愛を感じました。

ファシリテーターふりかえり

【しょうちゃん】
チームの皆さんの助けの元、初めてのFAJ定例会MFを無事終えることができ、まずはホッとしています。
「FAJ定例会のMFってどうすれば出来るんだろう?」という悩みを持つ方が、自分の他にもやはりいらっしゃったので、その方の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

今回、「FAJ定例会のMFに対するイメージ」という問いに対し、企画段階で想定していた意見と異なった視点での意見が多数出てきました。シンプルに、それだけ奥が深いものなのだと感じました。「メインファシリテーターの道」というテーマでもある通り、今回1度だけで終わらず、第2回・3回と続けていき、さらにFAJ定例会MFというものを深めたいと強く思いました。
また、「他定例会テーマとの親和性もある内容だった」という意見もいただいたので、そういった他テーマとのコラボもしていきたいです。

担当者ふりかえり

【えぐち】
大学でファシリテーションを勉強している方が先生の紹介で定例会にお試し参加されていました。ZOOMで初対面の人たちと話すことはかなり勇気のいることだと思いますが、ブレイクアウトルームでメンバーとワークをしていく中でFAJが安心安全の場だということが認めてもらえたようで、紹介してくれた先生の名前や、通っている大学名などを教えてくれたり、他の参加者に就職したときの話をきかれたりしていました。
そのプロセスに立ち会えたことはとても楽しい時間でした。
コンテンツについてはしょうちゃんの2回目のMFも期待しています。

【おの】
今回、企画チームに初めて参加しましたが、しょうちゃんのFAJ定例会MFデビューのお役に立てて良かったです。
私個人として振り返ると、企画議論の過程で、
・「MFのハードルを下げる」には、話題提供者と進行役を分けること
・「『話題』のハードルを下げる」には、チェックイン『話題』をそのまま使うこと
・これをループすれば、話題提供者と進行役を全員が疑似体験できること
といった思考のリレーが自分の中で行なわれた気がします。
次回(第2弾)に向けての話題は「隠しテーマ」を仕込みながら、シンプルなものを考えてみたいと思います。

【かるべ】
しょうちゃんの日頃の悩みを起点にテーマ化した今回の定例会は、まさに九州支部オリジナルコンテンツになったのではないかと感じています。
特に印象的だったのは、メインファシリテーター像の解析が、そのハードルを下げることにつながった事前打合せのシーンは、まさにファシりテーションの「○○しやすくする」という本来の機能に合致する瞬間でした。これを機会に会員の中からメインファシリテーターを担う人が数多く輩出されることを願っています。

【すみす】
「 アイデアの力」のSUCCESSの法則を思い出しました。Simpleシンプルであること、Unexpected・意外性がある Concrete具体であること、Confidence、信頼ができること、Story物語がある・Safety安全な場であることの 7つの法則が全て入っていたようない気がします。前例にこだわらず手作り感のある内容だったと思います。私は、 全グループをサーフィンして廻りましたが、みなさん固定概念に縛られないユニークな進行をされておられました。みんな生き生きと活動しておられたので、入門としては良かったと思います。これから、参加者がこれでいいのだろうかと、もっと上手になりたいとモチベーションを高めてくれることと思っています。

【よっし~】
 定例会のMFはチームでやったことはありましたが、単独でやったことはありません。自分自身、今回のMFしょうちゃんと同じく、「定例会のテーマはどうやって決めたらいいのか」、「何か特別な知識や技能がないとテーマや話題にならないのでは」と思っていました。
 今回企画チームに参画して、 「身近な話題をテーマにすること」や「進行役と話題提供者の分離」などの気づきを得ました。
 今後は、自分自身の経験も積みつつ、九州支部運アソ以外の会員も含めて定例会MF経験者が増えるようなサポート体制を組み、定例会と支部活動の充実につなげたいと思います。