2022年4月2日(土)13:00~17:00
オンライン
ファシリテーターとしての振る舞いと心得
【ファシリテーター】むーた
【企画チーム】おさみつ、しげ、むーた[全員FAJ会員]
18名(うち会員16名、一般2名)
むーた(向山 聡)
2022年4月5日
ファシリテーターにとって必要な大きなスキルとして
「どのように場を設計して全体を進めていくのか」という企画力と
「実際の現場で、どのように対処していくのか」という現場力があります。
このプログラムは、ファシリテーションの学習を始めた方でもベテランの方
でも全ての方に必要なスキルである、後者の現場力に取り組むものです。
企画をするメイン・ファシリテーターではなく、小さな現場を預かるテーブル・ファシリテーターを自分がやる前提で、実際の課題について考え、実際に取り組む。
さらには、同チームの方々からフィードバックを受け取ることで、自分に必要な
ものに気づいて頂くような構成をとっています。
「ファシリテーターは何をする人なのか」
「ファシリテーターとして辛いシーンはどのような場か」
「辛いシーンに対応するためにはどのようにすれば良いか」
といった問いについて、全員がファシリテーター役をやりながら考えを煮詰めていきます。
■基本的な流れは以下の通り
1.導入
2.お互いに知り合う
3.説明
4.R1:役割探求(アイデア出し編)
5.R2:役割探求(収束編)
6.R3:スキル探求(ピンチシーンの具体化)
7.R4:スキル探求(その場での対処検討編)
8.R5:スキル探求(事前準備での対応編)
9.ふりかえり
・参加者の多くが「自分自身の課題」を持って参加されていたおかげで、良い話し合いができたように思えます。入会3年以内の方が多かったのですが、前向きに取り組んで頂くことができ、今後の活用や活躍が大いに期待できると感じました。
・どのグループも「時間管理に失敗をした」というラウンドがあったようで、「テーブル・ファシリテーターが良く失敗する事案」をうまく経験ができたように思えます。
・慣れていない方が迷った時にベテランの方にサポートして頂くよう、グループ編成を組んだのですが、うまく展開できたグループとできなかったグループに分かれたように思えました。
・「全員がファシリテーターをやり、フィードバックをもらう」ために時間不足になりがちなプログラムです。それをカバーするために事前の資料配布などもしていたのですが、見られていない方もいたようでした。開始前・開始時等に資料確認するなどすることで、 多少改善できたような気もします。
・Zoomに慣れていない方、オンラインツールに慣れていない方が一定数いて、苦戦をされたようです。企画側が「FAJの定例会だと、みんな慣れてきている」という認識を持ってしまい、十分なサポートができていなかったことは見直しが必要です。
・スタッフとしてチャットへのワークシートのリンク貼りですが、何故かチャット保存やコピペできず、開始前にこの状況を他スタッフに伝えるべきだったと思います。最終的に20名程度の参加者を確保できましたが、他の支部が、実施しているような事前予告メールの検討も必要かと思いました。「テーブル・ファシリテーター」の経験値が確実に上がり、立場を代えて対話・思考できるプログラムだと思いました。色々トラブル等が、ありましたが、それらも場数(ばかず ← 失敗含め)を増やし、対話・思考する機会と考えます。(しげ)
・このプログラムは、すべての参加者が「失敗してOKな場」でファシリテーター役を体験できる、しかも、チャレンジの直後にフィードバックがもらえ、他の人がファシリテーターをやる様子も観れるので、体験から実践へと繋がる学びが生まれる様子が見てとれました。
そんな定例会に全国各地から参加していただけたことが嬉しかった反面、地元九州からの参加者がやや少なかったことは残念な気がしています。
今回、初めてオンライン定例会のテクニカルを担当しました。1回目のグループワーク開始時に操作に手間取ってしまいました。事前にやり方を確認はしていたのですが、リハーサルをやっておけばよかったと反省しています。(おさ)