2023年9月2日 (土) 九州支部9月定例会  コラボレーションをデザインしよう! パターン・ランゲージカードから学ぶ、成果の生み出し方。九州支部

2023年9月 定例会レポート

日時

2023年 9月 2日(土)13:00〜17:00

会場

福岡市

テーマ

コラボレーションをデザインしよう! パターン・ランゲージカードから学ぶ、成果の生み出し方。

ファシリテーター、企画チーム

【ファシリテーター】亀さん(亀井直人)[FAJ会員]

【企画チーム】亀さん(亀井直人)[FAJ会員]

参加者数

15名(うち会員11名、一般4名)

報告作成者

亀井直人

報告日

2023年9月3日

テーマ詳細

プログラム概要

1.目的やチェックイン
2.コラボレーションとはなにか?パターン・ランゲージとは何か?
3.実践!コラボレーション
シチュエーション①:新たなチームの始め方
シチュエーション②:団体協働プロセスの作り方
お悩み解決:参加者の悩み事をカードを用いながら解決法を提案してみる。
4.ふり返り
どのようなことが学びになったのか。何を持ち帰るか。
5.日本ファシリテーション協会の協働実践紹介
6.質疑応答

参加者コメント

Q.参加して印象に残っていること
・パターンに依っている思考になっていることを、カードのワークの中で気づけたこと
・コラボレーションカードの選択が自分の好みだったこと
・パターンカードの使い方
・みなさん優しくて、楽しくおはなしできました。
・言語化されたカードを利用する事で、本音で語れ、ヒントに繋がった。
・日々考えることをしていないなと感じました
・コラボを目的としてはいけない、コラボしない可能性も考える余地を残す。

Q.参加してわかりにくかったこと
・コラボとパタランの関連
・コラボレーションの必要性
・特にありません。
・2つ目のお題のお話しが難しくて分かりにくかった。
・コラボ、パターンの定義
・事例の中で、前提条件が分かりにくかったです。
・色々なメガネを使って色々な見解を持つことができず、混乱した。(経験不足によるもの)

ファシリテーターふりかえり

今回のワークショップでは、「コラボレーション」「パターンランゲージ」の二つのキーワードを用いていたが、ワークの構成(および問いかけ)が、パターンランゲージ(カード)の活用法に比重が寄ってしまっていたのだと思う。

コラボレーションとは?といった問いかけや、コラボレーションのコツを含んだカードを使うのも良かったが、問いかけの中に「コラボレーションの定義」や「現状」「前に進めるために必要なこと」などを入れる必要があった。時間が無ければインプットのみで進めるかもしれないが、あと1時間あると。「コラボレーション」「パターンランゲージ」双方に均等な目標設定や到達への取り組みをすることができるだろう。

話題提供して得た視点としては、ケースにおける当事者と第3者の視点が挙げられる。1つ目のケースは外部ファシリテーターとして、2つ目のケースは当事者としてケースを考えてもらったが、少々複雑になってしまったとも捉える。シンプルに第3者視点のみで考える方が、コラボレーションをうまくいかせる視点や視野を広げる機会に繋がったかもしれない。

なお、参加者の問いかけによりワークの途中に意図開きをするシーンもあり、体験やインストラクションに含まれるプロセスに、とても敏感な方々がいらっしゃっていたと感じます。こういった途中中断ができるのは、調査研究の醍醐味ですね。

ワークとしては、初のお披露目でしたが、このコラボレーションパターンを制作してくださったクリエイティブシフトさん及び井庭崇教授に感謝の意を申し上げます。いずれにしても2回目のアンコール(コラボレーション編?)のリクエストもいただいたので、取り組みを検討してみたいと思う。

みなさま、ありがとうございました。 (亀井直人)

担当者ふりかえり

.過去の支部イベントで利用させていただいたこともありますが、久しぶりの会場でした。スタッフの方もとても丁寧に対応くださいまして、感謝します。

ずっとFAJにいらっしゃる方、一度離れても関わりを改めてお持ちいただいている方、初めて参加した方、多くの方々がいらっしゃって、豊かな学びが溢れる場となりました。

カードのような物理的なものを用いるときは、やはり対面がいいですね。改めて感じました。   (亀井直人)