2024年2月3日(土)九州支部2月定例会 初めての人も大歓迎! フレームワークを究めて、会議の生産性を高めよう!  〜 話し合いを有意義に進めるために、大切なこと 〜九州支部

2024年2月 定例会レポート

日時

2024年2月3日(土)13:00〜17:00

 

会場

福岡市赤煉瓦文化館 第3会議室

 

テーマ

初めての人も大歓迎! フレームワークを究めて、会議の生産性を高めよう!

〜 話し合いを有意義に進めるために、大切なこと 〜

 

ファシリテーター

おさみつ(小長光 信)

 

参加者数

参加者数 7名(会員5名、一般2名、従業者(会員)1名)

合計 8名

 

報告作成者

おさみつ(小長光 信)

 

報告日

2024年2月14日

 

テーマ詳細

プログラム概要

ベーシックな「フレームワーク」を体験・探究することで、「話し合いを進めるにあたって、大切なことは何か?」を共に考えていく場として企画しました。

会議用のフレームワークを紹介している書籍はたくさんありますが、一つのフレームを見開き2ページで簡潔に説明する形式がほとんどなので、進めかたの細かいコツや効果の理論的説明などが少なく、物足りなさを常々感じていました。

そこで、実際の会議でも活用する機会が多そうなフレームを題材に、初めての人も取り組みやすいように説明資料を用意しつつ、グループワークの後にフォロー解説をして、さらに掘り下げていく構成としました。

 
<プログラム>

今回のテーマの説明
じゃんけんアンケート、グループ分け
・グループワーク1

グループ内で自己紹介シートを見せ合いながら、質問し合う。 

・今回のキーワード「フレームワーク」「会議の生産性」「ありかた」について説明
・今日の流れと約束ごとの説明
・グループワーク2「プロコン」

とある企業で、「社内のコミュニケーションを良くするために、ランチに関する新しい試みをしたい」
と、社長から提案があった。これについて、社員たちが検討し、回答する。 

・別グループの模造紙を見て、意見交換
・「プロコン」のフォロー解説
・グループワーク3「KPT」

今後も、同じメンバーで社内の検討事項について「プロコン」を使って話し合うことになった。
次回以降の「プロコン」をより良くやれるように、今回の話し合いかたについて振り返る。  

・「KPT」のフォロー解説
・「かなで」の紹介
・グループワーク4(グループをかえて、対話)

今日の話し合いの中で感じた、「話し合いを有意義にする"ありかた"」とは? 

・クロージング

 

参加者コメント

・資料もあり、とても解りやすかったです。ワークの題材も良かったです。
・私自身、会議によっては意見がまとまらず、発言できないこともあるため、付箋を使ってフレームワークをすることで、意見を出しやすくすることができて良かった。また、場の雰囲気もよく意見が出しやすかった。
・少人数だったこともあってか、活発に意見が出てやりやすかった。
・少人数でしたが、逆に集中したワークになって結果オーライです(参加者として)。でも、もっと多くの人に体験してほしかった(運営委員として)。
・ファシリテーターが時間配分を柔軟に行い、納得性を大切にされていたことが印象に残りました。
・プロコンを使いこなしたい。
・職場の意思決定でプロコンが使えそうな場面があったら使ってみたい。
・職場(地域)の会議の場で使ってみたい。ただ、上司もいる中で、うまく活用できるかわからないため、まず、小さな会議の場で実施したいと考えています。
・フレームワークをいつでも使えるように、繰り返し使って練度を上げたい。
・企業内研修の中で活用したいです。
・自分でもフレームワークを作るというアイデア(?)はとても良いと思いました。
・「かなで」が面白そうでした。時間配分をうまくやって入れてほしかった。

ファシリテーターふりかえり

昨秋の九州支部運営委員会で、ある議題を「プロコン」で話し合った際に、普段あまりフレームワークを使わない人もいるらしいと知ったことがきっかけで、このテーマをやることになりました。フレームワークをしっかりと味わって、今後の活用に繋げてもらいたい、という想いを今回の資料と構成に込めました。

当日は、初参加のお二人も積極的に発言してくださり、とても良い雰囲気で話し合いが進みました。「プロコン」のワークでは、想定よりかなり多くの意見が出ていたので、様子を観つつ時間を延ばしました。また、どちらのグループも反対意見の付箋が多かったのに、最終的に「付帯条件多めの賛成」へとまとまっていったプロセスは、とても興味深いものでした。

タスクの優先度を検討して振り分ける「かなで」というオリジナル・フレームワークの体験も予定していたのですが、時間の都合で割愛し、紹介のみになってしまいました。配布した資料に「かなで」の手順を載せているので、もし自分の現場などで試した方がいらっしゃいましたら、報告していただけると嬉しいです。