2024年4月5日 (金)20:00~22:00
オンライン
普段、定例会に参加しにくい人集まれ! ~オンラインでの場のほぐし方とデザイン ー違和感の当たり前が崩れるプロセスを体験しよう!~
【ファシリテーター】たいぞう(塚本 泰造)[FAJ会員]
【企画チーム】たいぞう(塚本 泰造)、あら(荒武 勢津子)、はま(濱田隆裕)、水野(水野 雅士:事前のみ)[全員FAJ会員]
20名(企画3名:うち2名は参加者としてもアンケートにも記入)
たいぞう
2024年5月7日
今回の定例会では、「オンラインでもできる」よりもむしろ「オンラインだからできる」ヒントをつかんでいただければ、ということで、特にほぐし方と場のデザインに焦点をあてて企画してみました。
zoomで出会う私たちは、画面に区切られ、背景を与えられ、名前も記されてその場にいます。この違和感を何となくスルーしてしまって当たり前に受け止めているものを、活動を通しながら少しずつ崩していく予定です。そしてzoomで心とからだもほぐれたら、ちょっとまじめな、小難しくて解決しにくそうな話題でも、顔つき合わせて対話できるのでは?
具体的には、3つの論(推論・暴論・正論)と顔合わせとを組み合わせて、これらをどのように人と人との場に持ち込むかを体験し協同しながら、当たり前の感覚を少しずつ崩して一度ほぐし直していけたらと思っています。
19:40〜 :受付開始
20:00〜22:00 :定例会ワーク
・推論&暴論(フルバスタイル)―からの協働
アクティビティ開発とその使い方(B.O.R.)
・正論 の問題を考える(B.O.R.)
問い3つ:
Q1 あなたがこれは「ザ・正論」を言った・読んだ・聴いたことを
チャットで伝えてください。
Q2 皆さんのチャットを見て、
①「正論」って何だと思いましたか?
②「正論」はどんな使われ方や使われ時が最適なんでしょう
か?その理由も含めてみなさんで話し合ってください。
Q3 話し合っているときに何が起きていると感じましたか?
・備忘にそなえて:振り返りアンケート=クロージングタイム
・ゴールと比べての達成度を数値化(名前変更型)
22:00〜22:30 :フリートーク
その場での振り返りにアンケートを活用したので、アンケート結果を紹介。
1 参加してよかった感はどれくらいですか?
とてもよかった13 よかった6 まあまあ1 まだまだ2
2 印象に残ったシーンは何ですか?
*ざっとワードクラウド(以下全て重要度)でみると、「ブレイクアウト(ルーム)」と「アイスブレイク」(on/off)が主。
以下、記述をグルーピング;
○ブレイクアウトルーム(2)/正論をテーマに皆さんと対話した時おもしろかった/考えるべきことにフォーカスするのが難しかったです。/何を論じて良いのか分からない場面が多くあった/BORで、「正論」も使われ方によって良くも悪くもなるという話になった場面/ブレイクアウトルームで面白いアイデアが出て楽しくなった。その気持ちと勢いで全体に戻って発表したら、他のグループとの温度差がすごかった。/「正論」について捉え方がいろいろあって楽しかった。/正論についての話をブレイクアウトでした時/正論のグループセッション/最後のブレークアウトルームの混沌。/みなさんがテーマに対して深く考え対話している姿
○ほぐすデザインを考える/フルーツバスケットなどのオンラインならではのアクティビティ/画面ON OFFの場に与える影響。それについて考えを巡らせたこと/ZOOMをアイスブレイクに使える事 面白い機能が沢山ある
○アイスブレイクのアクティビティから参考になったのですが、最後のプロセスを大事にするというところが一番心に刻まれた感じです。/緩い感じだが、キーワードが残る/これといって無いです
○たいぞうさんの、AMラジオパーソナリティのような滔々とした語り/説明不足で先に進んでしまうこと。/30分遅れで参加できた
3.聞いてみたいと思ったことはありましたか?
*ざっとワードクラウドでみると、「ブレイクアウト(ルーム)」「FAJのon-line」、MFの意図、が主。
以下、記述をグルーピング;
○オンラインの可能性/オンラインで一対一になる場の恐怖感/学生とFAJ(大人)は、オンラインでのシブリがどのように異なるのか/たいぞうさんに、今回企画をリアルでもやれますか?
○各ブレイクアウトグループの「正論」とはの話/参加者の正論に対する考え方や感じ方をもう少し聞いてみたかった。/
○はじめの「○○は○○が○○だ」の意図は?/〜は〜が が面白かったです/今日のテーマの目的、問いの意図はどのようなところにあったのでしょうか/なぜ、「正論」について話し合うのか、よくわからなかった。告知文を読み直してみたが、そこにも書いてないと思いました。
○特にありません。
4.今日のワークショップを終えて、一週間たって何が残っているでしょう?
*ざっとワードクラウドでみると、「正論にまつわる(正解のなさへ)いらだつ」と「on-line(ならではの)」)が主。
以下、記述をグルーピング;
○正論について考えてみたこと オンラインで集まっている人達との内面の変化/「推論」「暴論」の"モア"の部分と、BORで出た「正論の使われ方」の意見の場面/「正論」ってなんだ?と常に探っている自分
/正論を言う前に今使い時なのか一呼吸置くこと。/モヤモヤ/少しモヤモヤしています/正論とはを問い続けそうです。今の日本の政治状況にいらだちながら。
○久しぶりにオンラインで皆様とお話したな...楽しかったな。/オンラインでのほぐし方(オンラインならではのもの)/オンラインでの話し合いをより良い場にするためにちょっと工夫する。 「これが当たり前」からの脱却。/自分だったらどんなワークができそうか、考えている/現実に疲れたら、オンラインもいいな/オンラインならではのワークをいろいろ考えているような気がする/取り敢えず使ってみる 新しいプログラムの創造/アバターは遊べる。が、かなり恥ずかしい/ズームを使うときの、リアクションボタンなどの操作方法の幅。
○プロセスを大事にするという言葉
○1グループの顔/特にない気がします。
5. あなたが今回のワークショップを人に伝えるとしたら何を伝えますか?
*ざっとワードクラウドでみると、「on-lineの活動:上位・下位のon/offアクティビティ」、「正論の打ち出し」が主
以下、記述をグルーピング;
○オンラインで久しぶりに皆さんとワークショップしたよ。これはこれで楽しかったよ。/オンラインの新しい可能性/オンラインの場をより良くしようとしてますか?そんなことを考えるきっかけになります。/オンラインならではのワークはいろいろな切り口がある/ZOOMは楽しいという事/画面のONOFFとか、リアクションボタンとか、遊びを入れると面白いよ!/オンラインでの楽しみ方はいろいろある!/上位概念⇒下位概念 あそび
○正論とは言わず個人的にはと切り出して意見を言うことが大切/「正論って何?」/いつも正論というものにおびえてなくても 自分の意見は言ってよい。/独りよがりにならないためにも、勉強は大切。
○モヤモヤ/宮崎のたいぞうさんにもっと福岡へ来てもらう工夫をしましょう
6 今日の参加体験から、何かやってみたくなりましたか?
やってみたい9 少しやってみたい7 あまりやってみたくない4 そう思わない2
7 ワークショップの在り方について感じていることあれば、お伝えください。
○このワークショップ
・ブレイクアウトルームは久しぶりで慌てました
・初めて参加する人もいるのに、「プロセス」という用語についてわかりやすく解説しないことをはじめ、「上位概念云々」「大村はま」など、丁寧な説明が必要だったのでは、と思うシーンがたくさんあった。
・初参加で緊張していましたがリラックスして参加できました。テーマが難しかったけれど頑張りました。
・楽しかったです
・正論暴論のテーマと前半の画面ONOFFアクティビティーのつながりがわからずやりながらもやもやしていた。
・瞬時に状況を判断してアレンジされているところが素晴らしいと思いました。
○ワークショップ全般
・ZOOMの場合は参加者を早い時間に馴染んでもらうには、アイスブレークの工夫は大事ですね。
・楽しい、だけではないはずなんだけどなぁ...
1 ぬかったなと気づいたこと
Peatixへの申し込みを自分のメールで登録し、zoomの諸設定を自分で操作できない事に19:30に気づきました。チャット、Googleスライド、ブレイクアウトルームの設定など自分がZoomを使っている時の感覚のままで、実にぬかりました。参加者・主催者双方のモヤモヤの源。
2 生み出されたもの
予定の進行より35分ほど遅れた時はあせりましたが、こういうハプニングやトラブルのときこそ、何か新しいものがうまれるということも経験の貯えもありましたので、さてどうする?で後半に臨みました。
チャットの積極的な活用(ギャラリー化)、ふりかえりとアンケートを一緒にしてしまうこと、数値を名前の変更で使ってみること(チャット記録にも残る)、以上は80%はアドリブでしたが、それらこちらの収穫でした。
on-lineならではの一つの要素として、on/offなどのリアクションに関しては、参加者の皆さんにはかなり伝わったようです。
反面「説明不足」は、はしょりましたとしか言えません。質問等あればどうぞ、としか。
3 「場」のとらえ方
数名の方が気づいていらっしゃるようですが、オープニングでもスライドで示したように、今回は「話し合いの場」を、合意形成をゴールとするものとはとらえていません。そうではなく一人一人の考えを参加前よりも強く確かなものにするために、ツールとして「場」を使いましょうというものでした。「プロセス」をもう少し前面にとも考えましたが、お題が何であれ成り立つあり方として、一石を投じる感です。
*大村はま氏の考えに近いかな。
4 前回に引き続き、オンラインの場のニーズは確かめられました。 (たいぞう)
・毎月土曜日の午後の対面定例会では参加できない方々が多数、参加された「オンライン定例会、オンラインワークショップ」でした。
・コロナ過では「いつもZOOM」だったので、大丈夫と思っていたのですが、すっかり遠のいてしまい、操作がうまくできませんでした。
・遅刻、ドタキャンの見積が甘かったせいで、ブレイクアウトルーム作成を間際で見直すことになった。
・オンラインならではの機能で遊んでみるという試みは良かった。
・ワークショップ全体として、もう少しまとまりがあると良かったと思う。 (あら)