2024年10月13日(日)九州支部10月定例会 基山フューチャーセンターラボのゆるやか・温かな活動から学ぶ、人と人の関わり方九州支部

2024年10月 定例会レポート

日時

2024年10月13日(日) 13:00〜17:00

会場

基山フューチャーセンターラボ

テーマ

基山フューチャーセンターラボのゆるやか・温かな活動から学ぶ、人と人の関わり方

ファシリテーター

亀井 直人(FAJ会員)

参加者数

参加した会員〔13名〕
一般〔3名〕  
ファシリテーター(チーム)〔3名〕
話題提供3名(基山フューチャーセンターラボから代表の鷲尾依子さん、副代表の橋本英明さん、理事の久保山義明さん)

     計19名(会員16名)

報告作成者

亀井 直人(FAJ会員)

報告日

2024年11月11日

テーマ詳細

プログラム概要

  1. オープニング・チェックイン
  2. 日本ファシリテーション協会の紹介
  3. 基山フューチャーセンターラボのみなさんからお話
  4. 団体の概要
  5. 立ち上げの想い
  6. 事例の紹介(「カレーキャラバン」「基山の人びとのポスター展」)
  7. これ聴きたい!
  8. カフェ的対話の実施
  9. 対話の共有
  10. アクションプランの作成と共有
  11. それぞれのこれからにむけて

基山フューチャーセンターラボのみなさんには、団体の成り立ちから、これまで実施してきた事業のことをお伺いし、その他には、場を運営していくなかで大切にしていることを教えていただきました。

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話題提供をいただいた3名の方の出会いや、何かが始まるきっかけのポイントなども。計画というよりも、盛り上がりの中で始まることも多いようです。

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その後は、4人のグループに別れて、いくつかの問いをもとにワールドカフェ風に会話。

 対話の問い

  • "学びをやめない"という理念を、日常生活や仕事の中でどのように実践できるでしょうか?

すでに実践している方法

これから試してみたいこと

これらも含めて話してみましょう

  • 人と人とのかかわりの中で、何かが起こり、何かが変わる

そこでは、どのようなことが大切でしょうか?

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参加者コメント

プログラムの最後は、いくつかの問いに基づき伝えあいをして終了。

「学びをやめない」という基山FCLのコンセプトは、参加者に多くの刺激と気づきをもたらしました。以下は最後のチェックアウトの問いに対する意見です。

  • 参加者から

問い:学び続ける意味はなんですか?

・生きるそのもの

・欲求のまま

・楽しい人生にするため

・魂の希求

・楽しいから

・わからない未来があるから

問い:今日生まれた「問い」はなんですか?

・すぐに答えを出すのはなぜ?

・これからどうなるんだろう?

・どれだけたくさんの問いを見つけていますか?

・日本の閉塞感はなに

・どうしたらすぐに行動できるだろう

問い:これから始めることはなんですか?

・迷走する

・自分に素直に学ぶ

・直感も大事に

・繋がりを広げる

・良い対話の場を作り続けたい

・学んだことは実践する

  • 基山フューチャーセンターラボのみなさんから

・次世代に繋げるために「私」のバージョンアップが必要、次の世代に伝えるために言語化すること

・学びや成長に痛みが伴うことを実感している

・毎日の中で、どうすれば孫たちに届けたれるかを一生懸命にやっていることが学び

・学び続けることは「実践」かなと思った

・みんなで「聴く」という場は気持ちがいいんだなと体感できた

ファシリテーターふりかえり

現場に出よう、という考えで「基山フューチャーセンターラボ」にお伺いしました。私自身、2016年のカレーキャラバンを家族とともに訪れ、わいわいと賑やかな空間と美味しいカレーに、家族といるような温かさを感じました。その後も仕事で近くに寄った際や、学び合いの仲間たちとの対話の場としても度々訪れる場でもあって、今回さらに理解が深まったと感じています。

独立した組織として運営していく意義、無理をせずに「ゆるやかに、閉じた」場としての基山FCLの立ち位置からは、組織や場を運営していく団体としての持続可能でありつづけるコツを学んだと感じます。

「楽しいことしかせずに、楽しくないことはしない。」

基山フューチャーセンターラボの方々のスタンスが、人を惹きつけ、関りを持った人が度々訪れる場所になっているのではないか、と感じました。

  亀井 直人(FAJ会員)