2024年11月2日(土)九州支部11月定例会 PTAの可能性を解き放つ、組織活性化ワークショップ九州支部

2024年11月 定例会レポート

日時

2024年11月2日(土) 13:00〜17:00

会場

福岡市NPO・ボランティアセンター あすみん

テーマ

PTAの可能性を解き放つ、組織活性化ワークショップ

ファシリテーター

亀井 直人(FAJ会員)

参加者数

参加した会員〔6名〕
ファシリテーター(チーム)〔1名〕

     計7名(会員7名)

報告作成者

亀井 直人(FAJ会員)

報告日

2024年11月11日

テーマ詳細

プログラム概要

13:00~ オリエンテーション・チェックイン
13:30~ システム思考の理解
14:15~ 休憩
14:30~ 第1章:変革への序章
15:15~ 第2章:変化への抵抗
15:45~ 休憩
15:55~ 第3章:変革の芽吹き
16:30~ まとめ
17:00~ 終了

PTAがおかれている状況(まさに定例会2日前ほどにも、ニュースを騒がせる意見が出ていた状況でした)を共有し、その変革にどのようなアプローチで臨んだかを、追体験するようなプログラムとして構成しました。
システム思考の理解については、2つほどの短時間のアクティビティを用いて、システムとして事象を捉えるとはどういうことか?システム思考を学ぶ時に表される「メンタルモデル(無意識の前提)」とはどのようなものか、その体感的理解から進め、具体的なケースを物語風に解き進めていったプログラムとなります。

第1章は、当事者が最初に考えていたこと、どのような価値観を持って組織と対峙していたのか。
第2章は、取り組む中で何が起きたのか、またその事象は何を見落としていたから起こってしまっていたのか。
第3章は、その見落としていた前提を捉えられたときに、アプローチがどのように変わるのか、そして今、現場でどのように話し合いをしているのか。

都度、状況から取りうる打ち手を考え、その時に起きていたシステムを因果ループで表し、その見えていることが変わっていく様子を捉えてもらうよう進行を心がけました。

参加者コメント

・システム思考に関心が生まれた。
・システム思考に関する書籍を買ってみたい。
・自身が所属する組織と異なっている組織の特徴を知れた。
・思い切った取り組みをしている。

ファシリテーターふりかえり

組織の特徴がわからなければ、組織の活性化は難しいと感じており、その活性化の見立てに、システム思考は有効だと考えています。
現時点のPTAは、様々な場所で非難や批判にさらされており、どちらかというと逆風が吹いているという感覚をもっています。義務感がPTAとの距離を生み、それが学校という学ぶ環境から保護者の距離も生んでしまっているのではないか、そういった問題提起としても取り組みをさせてもらいました。
当日は、いくつかのシチュエーションで打ち手を考えてもらいましたが、私から見えない視点でもアイデアが生まれていたので、やはり対話を通じてシステムとして事象を見ていくことには、一人では考え得ない解決に向かう打ち手を掴むちからがあると感じましたし、より良い組織づくりに向けて、引き続きシステム思考の取り組みを続けていく所存です。

  亀井 直人(FAJ会員)