■テーマ
真夏の変革ファシリテーター道場〜黒いダイヤに火をつけろ!〜
■テーマ詳細
「変革」で苦しむ筑豊の小さなまち・直方(のおがた)市を舞台にして、
企業、地域、団体などで変革を起こそうと思いを秘める面々が一堂に会し、
互いの知恵を耕し、自らの壁を打ち破り、これまでの考え方や取り組みを
再構築するための真夏の「道場」を開く。
3人の匠の経験と知恵と個性を投入して、変革におけるファシリテーターの
役割や変革プロセスの作り方を参加者同士でに考え、新たな行動を
起こすための作戦や気持ちを持って返ってもらう。
■プログラム内容
*1日目プログラム
12:30 開場
13:00 オリエンテーション(主旨、大まかな流れ、グランドルール、施設使用上の注意)
13:10 ?あらためて自分の中にあるものと向き合う
・ペアインタビュー 30分×2回 インタビューシートを基に話す。
問い:あなたが変革に挑戦してうまく行った経験は? 変革に挑戦したけれどもうまく行かなかった経験は? それらに共通してあなたが大切にしていたことは何ですか? どんな貢献をして、どんなサポートがありましたか?その経験の中で気づいたことは何ですか? なぜその時にあなたは変革が必要だと思ったのですか? あなたの変革3箇条は?・・・・
・6名あるいは4名でグループ組成
KPTシートで各自振り返り
14:45 休憩
15:00 ?匠の経験、知恵、思い、個性をかみしめてみる
・レクチャー(1人担当時間は30分)
「変革を起こしたいあなたにとって、何が重要か?」というお題を意識しつつ、色々なインプット(個別事例、理論/格言、熱い思い)をして、それをもとに「自分にとってはどういう意味合いがあるのか」を考えていく。
○加留部:社会変革の進め方を体験を交えて熱く語る
○加藤 :変革のセオリーを解説する→軽くバズ&質疑応答
○堀 :どんな変革に関わってきたか、何が原動力か、堀の流儀は?
KPTシート各自振り返り
16:45 休憩
17:00 ?変革にとって重要なことを考え、表現する
・オリエンテーション
・本題に関しダイアローグ 「あなたが変革を起こそうと思ったときに、本当に必要なことは何でしょうか?」 60分
・心に残った言葉をA4紙に書き出し、似たようなことを書いた人でグループをつくる
・演劇づくりのガイドライン説明
・「では、重要だと考えたことを表現する演劇を創作してください」 上演時間8分以内
・各チームでストーリー原型に沿って、創作 60分
・部屋に分かれて、グループで演劇創作(コンセプト、シナリオ、小道具、衣装など)
18:00 終了 懇親会(泡会)
21:00 グループごとにワーク再開 ※話し合いの終了したグループはその次点で終了。
*2日目プログラム
8:30 発声練習で軽くウォーミングアップ
8:40 ?変革にとって重要なことを考えて表現する
・創作発表 (発表10分+質疑応答5分)× 9グループ
10:45 休憩
11:00
・3賞発表
・グループで演劇のふりかえり
11:30 公民会の和室大広間へ移動
12:00 昼食
12:30 ?明日から何をするかを考える
・振り返りシート返却 → 3枚を見比べて一人ひとりで振り返る
・2、3人集まって、振り返りを分かち合う
・全員で輪になって合宿全体のふりかえり
13:30 ワーク終了
*参加者コメント
『変革』をおこすには
・何に手をつけるか?(コンテンツ)と
・どのようにして変えていくか(プロセス)の両面を認識する事が大切だと改めて思いました。
そして、そのどちらもシステム思考が有効だと実感しました。
合宿で堀さんが語った、FAJを立ち上げていく話は、変革プロセスの成功事例という点
で大変興味深かったです。
一番の成果は、いろんな方とたくさん話ができたことに尽きます。
本当に素敵な人ばかりで、お話を聴いてみたいのですが時間がいくらあっても足りません。
準備から関わることにより、講師の方々のご苦労もわかりましたし、本当に学び多き2日間でした。
それに引き換え、私が参加した有楽町国際フォーラムの研修では、
千人近くの人たちが集まっていましたが、どんなにいい話を聞いてもストレスがたまるばかりでした。
きっと、受け身で終わってしまうからでしょうね。
ここにこそ、ファシリテーションが必要じゃないかと、思いました。
(議事録:赤阪 護)