第95回:2012年2月4日 科学的合意形成に挑戦! 〜だれも見捨てない!理科学び合い白熱授業の提案〜九州支部

開催趣旨

理科や科学が苦手な方でも得意な方でも、メンバー同士で大いに考え、語り合い、学び合う中学3年の理科授業を体験してみませんか?

ワークショップ形式の授業で、参加者全員の合意形成・納得をゴールとします。「だれも見捨てない!」全員が「なるほど!」という授業を目指します。
「わからないことは、わからない」と言える場づくりを大切にします。
教師、生徒、保護者の学習に関する意識の転換を促す、目から鱗の授業の提案です。

元々理科の教師であり、現在は中学校の校長をしておられる上井さんをお招きしての定例会。

学校教育現場からの問題提起として、このワークはおすすめです。

日時

2012年2月4日(土)13:00〜17:00

会場

オクターブビル 4階(福岡市博多区博多駅前4丁目13番8号)

話題提供者

上井 靖さん(FAJ理事・FAJ会員・中部支部)

担当者

山口覚さん(FAJ会員・九州支部)

参加者数(会員)

20名

一般・見学者数

7名

プログラム

 13:00
◆1時限目:オープニング
担当山口さんより全体の流れの説明

MF上井さん自己紹介

○ねらい
チームで問題を科学的な合意形成で解決する。
○心得
誰も見捨てない、自分も見捨てない。
○ゴール
白熱すること!
○チーム分け
理科得意度でラインナップ
○アイスブレイク
パンダの正しい模様を描こう

14:20
◆2時限目:力の運動(その1)

○講義
力のはたらき
力の種類
力の3要素

○力学台車に働く力について考える
個人で考える

15:00
◆3時限目:力の運動(その2)

○講義
科学とは、「実証性」「再現性」「客観性」

○問題解決のためのワーク
話し合い、実験

16:30
◆4時限目:振り返り

突き詰めてものを考える生活習慣がなかった
「科学的の落とし穴」科学的なのに答えは一つにならない
パンダは違っていても合意形成できるのに、科学は答えがあるのに揉める
「説得」されるても「納得」できない
スケートの体験に例えて合意形成→「過去の共通体験」による合意
道具を使ってやってみて合意形成→「未来の共通体験」による合意

上井さんより
科学とは、日常知を科学知に変えることである