2008-12-20 第1回定例会『聴き上手、認め上手、引き出し上手になろう』〜“フィッシュボウル(金魚鉢)”による会議の振り返り〜沖縄サロン

■日時
2008年12月20日(土)13時00分〜17時00分

■会場
奥武山公園 県立武道館 2階研修室

■テーマ
『聴き上手、認め上手、引き出し上手になろう』
〜“フィッシュボウル(金魚鉢)”による会議の振り返り〜

■趣旨
“フィッシュボウル(金魚鉢)”と呼ばれるワークの体験を通して、
第三者視点からの振り返りにより、コミュニケーションのあり方
(聴く、認める、引き出す)または、場の雰囲気など、相互に気づき
を得ることを狙いとして実施。

■参加者
27名
(民間企業、メンタルコーチ、行政、団体職員、
  NPO関係、医療関係、コンサルタント、教員など)

■報告
沖縄サロン運営委員 (株)日本アドバンストシステム 宮城博文

 

■内容

1.開場(12:50)

2.ウチナータイム(〜13:15)

3.グループ分け(13:15〜13:20)
  グループ内におけるファシリテーションに対する認識者数の平均化を図るため、
  以下メンバー順で輪を作って分散し、6チームを構成し、更に2チームを1グループ
  として構成。
  ○運営委員
  ○勉強会、研修等6回以上経験者
  ○勉強会、研修等が3〜5回
  ○勉強会、研修等が1〜2回
  ○本日初めての方

4.アイスブレイク(13:20〜13:40)
  「他己紹介」
  1チーム内メンバで、自己紹介を行い、紹介を受けた側が
  他者を紹介する。

5.本日の目的(13:40〜13:43)
  フィッシュボウルというワークを試すことと、それを通してコミュニケーションに
  ついて振り返ることを話した。

6.フィッシュボウルとは(13:43〜14:05)
  フィッシュボウルの行ない方等を説明

7.フィッシュボウル体験1回目
(1)会議の実施(14:05〜14:25)
   1グループ内の1チームが会議チーム、もう一方が観察チームとして実施。
   会議チームはホワイトボードに書く人を1名決めて、テーマに対してどう進めるか
   相談するとこからスタート。
   観察チームは、聴く、認める、引き出す、また感じたことに着目。
   議題は、以下の2つのうちどちらかを選択
    ・いじめをなくすには
    ・ペットを飼うには
(2)振り返りの実施(14:25〜14:35)
   観察者チームの会議を実施。
   着目した点(聴く、認める、引き出す、感じたこと)に対して、
   良かったこと、改善したいこと、感じたことなどを
   意見交換。
(3)グループ振り返り(14:35〜14:45)
   会議チーム、観察チームが一体となって感じたことなど、意見交換。

8.休憩タイム(14:45〜14:55)

9.フィッシュボウル体験2回目(14:55〜15:35)
  1回目の会議チームと観察チームを入れ替えて、議題を別にして、
  1回目同様に会議、振り返り、グループ振り返りを実施。

10.コミュニケーションスキルを考えてみる(15:15〜15:25)
  以下3項目について、コミュニケーションとして必要な要素について説明
   ○聴き上手になろう
   ○認め上手になろう
   ○引き出し上手になろう
  また、最後に、勉強会で実施したグランドルールを振り返ってみる。

 

11.体験ワークの感想(15:25〜16:30)
(1)感想の記述
   ○グループごとに各メンバの感想をA4用紙に記入し、
    ホワイトボードに貼り付け。
(2)感想の発表
   ○貼り付けられた感想から、グループ内で共感したものにマーク
   ○共感したものを、各グループ代表の発表と質問を行なう。
(3)各グループのホワイトボード感想を観て回る。

12.終了
  次回開催の連絡(1月10日(土))
   → 運営委員参加が難しいため、現在日付調整中

13.泡(盛)の会(17:00〜20:45)
  場所を移して宴会。
  参加者の感想や、参加者たちが行なう、これからのイベント等の情報交換などの
  話しで盛り上がった。

 

■感想
  今回第1回定例会のメインファシリテータということで、多少の緊張があり、
  最初のグループ分けからつまづきそうになり、とまどいを感じさせてしまった
  点については、申し訳ないと思うと同時に勉強にもなりました。
  また、運営委員や参加者達のフォローがものすごく助かりました。
  ワーク中に笑いがあったのが、少し安心しました。
  今回はファシリテータの役割には着目していませんでしたが、実際の現場で会議
  を進行させるにはどうしたらよいか等の質問もあり、初心者向けにファシリテータ
  とは、というとこから知りたいという人も多そうだと感じました。
  最後までお付き合いして頂いた参加者の皆様に感謝! 有難う御座いました。

 

 


  WEBアンケート集計結果
   回収率(12/27)→44.4%
   (2重投稿チェック無(同一組織参加者がいる場合弾かれるため))

○性別
  男性:8(63.6%)
  女性:4(36.4%)

○年代
  20代:1( 8.3%)
  30代:1( 8.3%)
  40代:7(58.3%)
  50代:3(25.0%)

○職種
  専門職(医師、弁護士、会計士など):4(33.3%)
  公務員              :2(16.7%)
  会社員(事務系)         :1( 8.3%)
  会社員(管理職)         :1( 8.3%)
  会社役員             :1( 8.3%)
  派遣社員・契約社員・嘱託社員   :1( 8.3%)
  自営業・フリーランス       :1( 8.3%)
  その他              :1( 8.3%)

○仕事の内容
  医療およびIT
  会社員(サービス業・リゾートウエディング)
  市教育委員会文化財専門職員
  ITプロジェクトマネージャ
  学校事務
  研修所の研修補助
  生命保険営業
  介護支援専門員:介護保険でケアプラン作成など介護者、要介護者の支援を行う。
   毎月、担当者会議を開催する。
  介護支援専門員
  公立久米島病院の院長、医師としての専門分野は麻酔科
  人材育成業

○今回を含めて、ファシリテーションの勉強会や研修に参加した経験(回数)は?
  1回(初めて):4(33.3%)
  2〜3回   :4(33.3%)
  4〜6回   :2(16.7%)
  7回以上   :2(16.7%)

○今回の定例会を何で知りましたか?
  友人・知人から       :1( 8.3%)
  新聞で           :2(16.7%)
  沖縄サロンメーリングリストで:4(33.3%)
  その他           :5(41.7%)

○定例会へ参加しようと思った理由について教えて下さい。
  ・職場で会議が頻回にあるので、実りある会議にするためのスキルが学べることを
   期待して。
  ・ファシリテーターについて学びたいと思った
  ・サークル活動をしています。ファシリテーターについて勉強したいと思っていま
   した。
  ・仕事やプライベートにおいて役に立ちそうな知識が得られると思ったので
  ・上司からの誘いがあり、ファシリテーションというものがどういったもなのかまず
   は勉強会を通して体験してみたいと思い参加しました。
  ・職場での会議について、もっと効率的な会議運営ができないかと思い参加しました。
  ・企画担当のため。
  ・フィッシュボウルには、以前から興味がありましたので参加しました。
  ・仕事に役立つ
  ・運営委員
  ・前回参加した時に 参加者の学びへの意識がとても高いことに刺激を受けたから

○定例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。
  ・会議を外から観察するという視点が新鮮で面白かった。
  ・自分のこと他者が観察し、意見を交換すること。
  ・自分のことを他者が観察する、そして、意見を交換することで、日常意識していない
   ことに気づきました。
  ・勉強熱心の方の集まりでいろいろな気づきがあった
  ・初対面の方とのコミュニケーションの取り合いだけれど、なぜか安心して話せる場が
   心地よかったです。
  ・皆さんが前向きだなと思いました
  ・フィッシュボウルのファシリテーターをやりましたが初めての事だったので大変面白
   怖く、いい体験になりました。
  ・同じ思いを持っている人たちがいるんだなぁ〜
  ・すごいオープンクエスチョン。香りがきれいだった
  ・それぞれの会議参加者は、無意識的に誰かの方を見て話すことが多いということ。
  ・お互いのフィードバックの時に良かった点だけでなく、ネガティブフィードバックに
   関してもストレートに伝える姿勢

○今回の定例会にて「活用できそう」と思った点があれば教えて下さい。
  ・司会の役割は重要だと気付いてはいたが、具体的には何をすれば良いかが今回少し
   解った気がした。まだまだ多くの気づきが残っている気もしますが。
  ・1対1のコミュニケーションの会話の勉強は行っているが、会議を今回のような形で
   見るのははじめての試みなので、機会があれば行ってみたい
  ・話し合いの進め方や視点の置き所等、第三者の立場でみる視点には凄く気付きが
   いっぱいありました。このような事を踏まえて、他者とのコミュニケーションを大事
   にしたら凄くいい関係を築けるような気がしました。
  ・職場での会議とだいぶ性質が違うため特になし
  ・次回企画の参考
  ・いつかは、フィッシュボウルを活用できたらと思います。
  ・メンバー間の対話の状態を意識的に観察する事。
   (その場が適切かどうかの一つのものさし)
  ・汚れ役 :)でもあまりやりすぎないように。
  ・観察者となること
 
○今後、定例会で取り上げて欲しいテーマはありますか?
  ・ファシリテーションツールの掘り下げと、オープンスペーステクノロジーなど
   新しい手法。
  ・まだわかりません
  ・コンフリクトマネジメント
  ・短時間でいいので、ファシリテーターの役を体験できる内容を希望します。
  ・あまり発言しない方からどのように意見を聞くか?しゃべり過ぎる人をどうするか
  ・ファシリテーションの定義がよくわかっていない部分も多いので基礎的な知識から
   勉強したい。
   また、前回参加したかった、アイスブレークを改めて取り上げてほしい
  ・今すぐには思いつかない。
  ・問題解決のための会議運営。目標設定会議のファシリテーション

○FAJ沖縄サロンの運営についてご意見、ご感想などあればお書き下さい。
  ・とても良い会なのでこれからも活発に継続して欲しい。現在は離島勤務なので毎回は
   参加できそうに無いが、できる限り参加していきたいと思っている。
  ・会の運営は大変かと思いますが、がんばって下さい。
  ・とても心地よい場でした。
  ・まだ、よくわかりません。
  ・今回は企画側として勉強になりました。
  ・いつも楽しい時間をありがとうございます。
  ・近い将来沖縄サロンはどうなっていくんでしょう。。。
  ・アイスブレイクに意外ともたついた。
   ・スライドはみただけでは意外にわかりにくかった。あのスライドは原理解説的で、
    もっと簡便に「こうして!」というスタイルがいいのかも。
   ・一分の自己紹介の時間がわからないうちに時間が過ぎてしまった。
    ベルが鳴るか「各自ベルを鳴らすなどして時間を守って…」という指示が
    あるとよかった。
   以下は全般的に;
    ・メインファシリテーターの声がやや小さかった。また聴衆よりスライドの方を
     見ている時間が多く感じられた。
    ・スライドの文字が多い感じがした。もっとグラフィカルに印象づける表現がある
     のかも。
  ・宮城さん、お疲れ様でした。
   メールを活用した運営(準備)手法が印象的でした。
  ・運営委員のメンバーの結束の強さを感じます

○沖縄サロンのMLへ参加していない方で、希望する方は、
  メールアドレスを入力してください。

   1名希望者あり。

○最後に一言ありましたら、ご記入下さい。
  ・これからも素晴らしい定例会を作っていきたいですね!
  ・次回が楽しみです
  ・宮城様、第1回定例会『聴き上手、認め上手、引き出し上手になろう』の
   ファシリテーターお疲れ様でした。
  ・参加者の皆様ありがとうございまいた。
  ・まだ初心者なので、FAJ沖縄の意義とか、目標について説明して欲しかったです。
   なにが目的でやっているのかよく理解できなかった。
  ・ありがとうございました。また、参加したいです。
  ・新鮮な体験で面白かったです。
  ・沖縄のコミュニケーション環境向上ために私もがんばります!