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沖縄サロン 第7回定例会
「ブレインストーミング・・・とことん・とことんアイデア出し!」
〜行き詰った時、どう切り抜ける!〜
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◎日時
2009年8月8日(土) 13時15分から16時45分まで(開場13時15分)
◎会場
浦添市てだこホール 生涯学習棟 多目的室1
◎テーマ
「ブレインストーミング・・・とことん・とことんアイデア出し!」
〜行き詰った時、どう切り抜ける!〜
◎目的
会議の場でよく使われているアイデア出しの方法「ブレインストーミング」をとことん使って話をするとどうなるのか、同一テーマのお題を4回のワークに分けて模擬会議を実施。ワークごとにルールやアイデア出しのツールを盛りこんでとことん話し合いをする場を提供した。
アイデアの行き詰りを打破していくために、ファシリテーターは何をすればいいか、体験ワークを中心に体感してみた。
◎参加者
19名
(民間企業、自営業、コーチ、医療関係、行政、大学生など)
◎担当者
仲村(メインファシリテーター)
◎報告
沖縄サロン運営委員 仲村
◎内容
1. 13:00- 会場〜会場設営
・4つの島(グループ)を設営
2. 13:15-13:30 受付・うちなーたいむ
・参加者は受付時にあめ玉を選び、あめ玉の種類で4グループに分けた。
3. 13:30-13:35 自己紹介・本日の主旨
・メインファシリテーターの自己紹介
・本日のスケジュールの説明。
ブレインストーミングで、収束なしのアイデア出しのみで模擬会議をすること
を説明。
・ワークは同じお題で4回通しでとことんアイデア出しの話し合いをしていく!
4. 13:35-13:45 アイスブレイクで自己紹介
・A4の紙に4つの質問。
「呼ばれたい名前」「今の気分」「マイブーム「今日期待する事」
・各グループのみで自己紹介を兼ねたアイスブレイク。
5. 13:45-13:48 ワーク&グランドルールの説明
・各グループのファシリテターを決める。
(何度か定例会に参加した方に、事前にファシリテーターを依頼)
・4回の各ワークごとに出された指示(ルール)を基にブレインストーミングを
行う。
・模造紙はテーブルの上に置き、アイデアを言いながら付箋紙に書き、
どんどん貼りだしていく。付箋紙の貼り方はグループに任せる。
・各ワークごとに付箋紙の色を変える。
1回目:青色 2回目:ピンク 3回目:黄色 4回目:緑色
・ファシリテーターも意見やアイデアを言ってOK!
・グランドルールの説明 → (4つのルールを重ならないように配慮)
(1) 必ず発言する 全員参加!
(2) 相手の話をよく聞く
(3) 柔軟に考える
(4) 思いついたらすぐに発言しよう!
(5) 携帯の使用は基本的に禁止
6. 13:48-13:50 ワーク(1)の説明とお題発表
・制限付きルール「自分のオリジナルの意見だけを言う」でアイデア出しをする。
他の人のアイデアに便乗してはいけない。
●お題「あっと驚くような沖縄のお土産を開発する!」
7. 13:50-14:15 ワーク(1) (時間:25分、付箋紙:青色)
※ 自分の意見限定(便乗なし)と言うことで、時々シーンと静かになる場面もあった。
ちょっと悪戦苦闘か?!
8. 14:15-14:20 ワーク(2)の説明
・ブレインストーミング 「4つのルール」の説明
★ 質より量
★ 自由奔放・突飛な発想を歓迎
★ ほかの人のアイデアに便乗
★ 批判禁止
9. 14:20-14:45 ワーク(2) (時間:25分、付箋紙:ピンク)
・「4つのルール」を使いながらアイデア出した。
※ 他の人のアイデアに便乗が可能になり、各グループ話が盛り上がってきた。
10. 14:45-14:55 10分間休憩
11. 14:55-15:05 ワーク(3)の説明・・・携帯電話を例に説明
・ オズボーンのチェックリストの説明
(1) 他に使い道はないか?
(2) 応用できないか?
(3) 修正したら
(4) 拡大したら
(5) 縮小したら
(6) 代用したら
(7) アレンジし直したら
(8) 逆にしたら
(9) 組み合わせたら
12. 15:05-15:30 ワーク(4) (時間:25分、付箋紙:黄色)
・「オズボーンのチェックリスト」をヒントにしながらアイデアを出した。
※ ファシリテーターの腕の見せ所!
うまくチェックリストを使って、アイデアを引き出せるか!
13. 15:30-15:31 ワーク(4)の説明
・プチワールドカフェ風に、ファシリテーター以外のメンバーは自由に好きなだけ
自分の行きたいループへ移動し、そこで新たにアイデアを書いて貼っていい。
・ファシリテーターは、訪れたメンバーの質問に答えたり、アイデアの経緯を説明
したりする。
14. 15:31-15:55 ワーク(4) (時間:24分、付箋紙:緑色)
・メンバー自由にグループを行き来しながら、アイデアを出していった。
※ 皆さんに歩き回って楽しそうにアイデアを次々と貼っていく。
15. 15:55-16:05 10分間休憩
16. 16:05-16:10 振り返りの説明
・最初のグループに戻り、4つの振り返りポイントを4つのフレームにして、模造紙
に貼りだす。
・付箋紙の色は各グループで自由に使用。
17. 16:10-16:25 各グループで振り返り
18. 16:25-16:32 意図開き・ファシリテーションの説明
■ファシリテーションの説明
・今回のワーク、ブレインストーミングが議論のモード、「共有」「拡散」「収束」
「合意」の中で「拡散」の部分であることを説明。
(紙芝居風に、矢印が飛び出る仕掛けで説明)
■アイデアが行き詰ったり、煮詰まった時のヒント
(1) 適度な休憩をとる。再開は、数時間後や別の日にするのもよい。
(2) 席替えをして、場の雰囲気を変えてみる。
(3) いつもの会議室ではなく、場所を変えてみる。広い場所、眺めの良い場所など。
(4) お茶やコーヒーなどの飲み物、甘いもの(飴やお菓子など)を補給し、脳を活
性化させる。
(5) 部屋の空気の入れ替えをする。
■意図開き
通常の会議では何かを決定したりすることが多く、時間の制約などもあるが、収束なしで、アイデア出しだけの会議を体験してもらうことが今回の目的のひとつであった。その中で、ファシリテーターはブレインストーミングのツールである「4つの質問」「オズボーンのチェックリスト」などをどう活用していけばいいのかを体験的な学びの場として設定した。
19. 16:32-16:42 全体の振り返り
・簡単に参加者の顔が見えるように丸く座りなおした。
・各グループのファシリテーターによる振り返りの発表。
20. 16:42-16:45 インフォメーション
・平井さんから一言感想
・アンケートのお願い
・定例会参加の呼びかけ
21. 16:45-16:55 会場片付け・撤収
・みなさんのご協力のもと速やかに片付け終了。ありがとうございます。
※ 今回の泡(盛)の会は、参加者申込者が2名だったため中止。次回をお楽しみに♪
◎アンケート結果
アンケート配信日:2009年8月8日(土) 23:00(仲村)
締切日:2009年8月15日(土)
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参加者19名
アンケート回答率 37%(7名/19名)
●性別
男性 4人(57%)
女性 3人(43%)
●年代
50代 1人(14%)
40代 3人(43%)
30代 1人(14%)
20代 2人(29%)
●職種
自営業・フリーランス 2人(29%)
学生 2人(29%)
会社員(管理職) 1人(14%)
公務員 1人(14%)
パート・アルバイト 1人(14%)
●お仕事の分野または内容を具体的に教えてください
土産販売
情報関係
企画
事務職
言語学・第二言語習得を中心に勉強しています
薬剤師
メンタル・コーチング
●今回を含めて、ファシリテーションの勉強会や研修に参加した経験(回数)は?
1回(初めて) 1人(14%)
2回〜3回 2人(29%)
4回〜6回 1人(14%)
7回以上 3人(43%)
●今回の定例会を何で知りましたか?(複数回答可)(複数回答可)
沖縄サロンメーリングで 3人
その他 3人
友人・知人から 1人
新聞・情報誌の告知で 1人
日本ファシリテーション協会のHPより 1人
●定例会へ参加しようと思った理由について教えて下さい。
・毎回新しい気づきがあるから。
・ブレストたっぷり味わってみたかった。
・楽しみながら、「アイデア出し」のコツが学べるかと思ったので参加しました。
・ファシりてーションのスキルに興味があった。
・ファシファシメンバー♪
・とことんブレストを体験したかったから。
・ファシリテーションを実践する場となればと思い参加しました。
●定例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。
・仲村さんの説明で使われた画用紙(厚紙)が、飛び出す絵本!のようで楽しかった。しかも、じゃん!と効果音も自分で言ったところも笑いがあって良かったです。
参加された学生さん、「ワークの時間が25分というのは、何か意味があるのかな。」と、会話していた。各グループのワークだけでなく、全体の進行にも注目していた点、頼もしいです。
・意見に便乗するとあんなに沢山でるのかとわかって面白かった。
・結構実現できそうなアイディア出ていた。
・参加者は皆、意欲的な方が多くてとても刺激になりました。
特に大学生の発想やパワーは頼もしく思いました。
・三人寄れば文殊の知恵。多くのアイディアが生まれたことにびっくりした。
・ほんとに、お土産として商品開発したら面白いだろうなぁと思えるアイディアが、けっこうあったこと。
全く分野の違う人と、ブレストすると、面白いアイディアが、出て、楽しかったこと。
改めて、個性の違ういろんな人が、いてくれる素晴らしさを感じた。
ファシリテーターを体験しての感想は、メンバーの持つ感情が、自分自身(ファシリテーター)の発言に強く影響していたので、びっくりした。会議に参加しつつも、ニュートラルな立ち位置にい続けるのは、大変だった。
ファシリテーターとして、間や沈黙を活用する難しさを感じました。
・今回は初ファシリテーターをして、多くのことを学びました。定例会やワークの組み立て方、資料作りに至るまで、運営委員の皆さんに協力いただき助かりました。
ブレストは使い方によって、アイデアのでかたが違うので、いろいろな使い方があると気付きました。
●今回の定例会にて「活用できそう」と思った点があれば教えて下さい。
オズボーンのチェックリスト
アイディアを出す時は、ややこしいルールをつけない方がいい。
ブレストしたモノを視点を変えたりすることで新たな発想が広がる。
今後、チェックリストの考え方を様々な場で活用していこうと思ってます。
相手からアイディアを引き出すスキル。
オズボーンのチェックリスト
「オズボーンのチェックリスト」をファシリテーターのアイデアを促進する言葉かけとして使っていきたいです。
場の雰囲気づくりや休憩、甘いものなどの準備も考慮することなど、すぐに実践できそうなものから活用していきたいです
●今後、定例会で取り上げて欲しいテーマはありますか?
チームビルディング
わからない。
構造化・理論思考関係
運営委員のメールの送受信を読んでいて思ったのですが、会話が出来ている時と出来ていない時があるように感じました。
単にタイムラグなのか? 内容なのか?
その辺りをファシれないかなと思いました。「メール送受信のコツ」みたいな感じで。 でも定例会の趣旨に合わないかもしれませんね。
考えのまとめ方。つなぎ方。
構造化を図るフレームワークの実践的な使い方
●FAJ沖縄サロンの運営についてご意見、ご感想などあればお書き下さい。
もう少し、ゆとりを持って運営できたらいいなぁ。お仕事しながら、ボランティアでの運営は、すごいです。
参加費も安くて参加しやすいと思います。
ドンドン底辺を広げてファシリテーションが広がるようにしたいですね。
いつも楽しい場あれ〜。
特になし。
ご協力ありがとうございました。
お疲れ様でした。
貴重な体験ができたことに感謝します。
●最後に一言ありましたら、ご記入下さい。
仲村さん、メインファシリテーターお疲れ様でした。準備期間が短いのにあの完成度は素晴らしいです。
運営委員のみなさん、平井さん、お疲れ様でした。いつもいつも、ありがとうございます。
情報誌からのお申込みがあったので、うれしい!
ポストイットの発色がきつくて、後半は目がチカチカした。
次回も頑張ります。
今後とも宜しくお願いします。
仲村さん、お疲れ様でした。
穏やかな中にも熱く盛り上がったりと楽しい時間を過ごしました。
ありがとうございました。
とても勉強になり、楽しい定例会でした。また次回もよろしくお願い致します。
毎回、定例会の運営、お疲れまです!!
初ファシリテーターとして参加して、見えてきたもがありました。経験できてとてもよかったです。
また、場数を踏む大切さを再認識しました。