2010年11月13日(土)沖縄サロン第21回例会「FAJ沖縄サロン&大学生&NPOカタヤビラ」 〜大学生と社会人で「ナナメの関係」構築!! プロセスを検証しよう〜沖縄サロン

◎日時
2010年11月13日(土) 14時〜17時30分 (受付開始 13時30分)

◎会場
宜野湾マリン支援センター 2F 研修室大中

◎ テーマ
「FAJ沖縄サロン&大学生&NPOカタヤビラ」〜大学生と社会人で「ナナメの関係」構築!! プロセスを検証しよう〜

◎ 目的
沖縄県内の中高生に将来を考えるきっかけ作りを行っている「NPOカタヤビラ」のワークショップ型の授業「カタヤビラ」を例会で行う。カタヤビラを通して、参加した大学生に対して将来を考える場を提供し、カタヤビラ授業の体験をもとにカタヤビラでの参加者の内面で起こっているプロセスを検証する。

※NPOカタヤビラとは
高校生にとって、先生や友達のようなタテの関係でもヨコの関係でもない「ナナメの関係」である大学生が、学校と連帯をとりながら、高校の授業枠に「語る場」を提供する活動をしています。

NPOカタヤビラ 〜ナナメの関係でキッカケ作り〜
HP:http://www.katayabira.net/
ブログ:http://katayabira.ti-da.net/

◎参加者
27名(社会人10名、学生17名)
(デザインコンサルティング、コミュニケーション・トレーナー、フリースクール、薬剤師、窯元の販売・広報、デザイナー、大学生)
今回は初参加の方が13名いました。ありがとうございます。

◎担当
潮平美帆(メインファシリテーター)
親泊正樹(コーディネイター)

◎報告者
親泊正樹(まぁ)


◎内容
1.開場(13:30)

2.ウチナータイム(13:45)

3.企画メンバー挨拶(14:00)

4.自己紹介(14:05)

所属、名前、高校時代好きだった教科を話しあった。

 

5.アイスブレイク(14:15)
☆人間知恵の輪
・5〜8名で輪になる。
・両手を前に出し、前に出したまま腕を交差させる。
・目を閉じ、1〜2歩円の中心に歩く。
・近づいて当たった手を結ぶ(事前に目を開けて手を結べない人の補助する人決めておくとスムーズに手を結べる)。

手を結んでいる様子

・目を開け、絡まった手を繋いだままほどいていく。

 

6.ワーク説明(14:25)
下記の図のようにABCと分かれてチェッキング、サンプリング同時進行で行う事を説明した。


カタヤビラタイムライン

☆チェッキング
社会人1名に対して大学生1名〜3名で15分間話しをします。
何気ない会話から相手と打ち解け、将来の夢に繋げるキーワードを探す作業を一緒にします。チェッキングシートを使い聞いた話を紙に書いてまとめる作業を行います。


例会で使用したチェッキングシート


☆サンプリング
社会人が15分間で3名〜5名くらいの大学生を相手に自分の体験談を話します。
今までの人生で一番伝えたいことを熱く語りかける時間です。
企画当日はサンプリングシートを配ってサンプリング者(吉田さん、高良さん、平良さん)の紹介をします。


例会で使用したサンプリングシート(普段の企画ではサンプリング者の写真も入れる)


☆約束
チェッキングやサンプリングを受けた高校生が、明日から出来る約束を大学生と結びます。
ex)アナウンサーになりたい生徒が居たら、明日から毎日10分発声練習をするなど。

 

7.サンプリング者紹介(14:30) 
3名のサンプリング者が今日話すことを1分程度で紹介する。

 

8.カタヤビラ(14:35)
カタヤビラタイムラインのようにプログラムを進めていく。


チェッキング風景

 


サンプリング風景



約束をかわしている風景


9.休憩(15:35)

 

10.振り返りの説明と発問(15:50)
沖縄サロン世話人平井雅さんがファシリテーターとなり、振り返りの説明を行った。
振り返りでの発問は「カタヤビラのワークを通して、あなたはどのようなことを感じましたか?
そして、あなたの中にはどのような変化が起こりましたか?」とした。

 

11.発問を受けての話し合い(15:55)

 

 

12.KPTTの説明(16:15)
外面的プロセスと内面的プロセスのレクチャーのあと、KPT法を説明した。
沖縄サロンではkeep,problem,tryにthanksを含めたKPTT法を行っており、今回もKPTT法で振り返りを行った。

 

13.KPTTを考え島内で共有(16:20)
KPTT法のレクチャーを受け、各グループでKPTT法の表を作成した。

 

 

14.まとめ(16:40)
参加者全員で一つの大きな円をつくり今回の例会の感想を発表した。
社会人の参加者からは「ABCで分けたとき、一番始めにチェッキングをするのはどうなのか?」や大学生の参加者は「カタヤビラを受けて新しいチェッキングの形を発見できた。」などの意見がでた。

 


◎ アンケート

Q1:性別

性別 比率
女性 6 50%
男性 6 50%
総計 12 100%




Q2:年代

年代 比率
20代 6 50%
30代 1 8%
40代 4 33%
50代 1 8%
総計 12 100%




Q3職種

職種 比率
会社員(技術系) 1 8%
会社役員 1 8%
学生 5 42%
自営業・フリーランス 3 25%
専門職(医師、弁護士、会計士など) 1 8%
無職 1 8%
総計 12 100%




Q4:お仕事の分野または内容を具体的にお教え下さい

 

 

 

  • 琉球大学法文学部国際言語文化学科
  • 琉球大学 理学部 海洋自然科学科(化学系)
  • 大学生
  • 沖縄国際大学
  • 陶芸工房の運営
  • 薬剤師
  • ファシリテーター
  • いろいろ企画
  • コーチ、セラピスト
  • 現在 求職中
  • ITシステム開発
  • 学業



  • Q5今回を含めて、ファシリテーションの勉強会や研修に参加した経験(回数)は? 

     

     

     

    今回を含めて、ファシリテーションの勉強会や研修に参加した経験(回数)は? 比率
    1回(初めて) 6 50%
    7回以上 6 50%
    総計 12 100%




    Q6今回の例会を何で知りましたか?

    今回の例会を何で知りましたか? 比率
    沖縄サロンメーリングリストで 5 42%
    友人・知人から 4 33%
    "沖縄サロンメーリングリストで 友人・知人から" 1 8%
    "友人・知人から その他" 1 8%
    その他 1 8%
    総計 12 100%




    Q7:例会へ参加しようと思った理由について教えて下さい。  

     

     

     

     

  • ファシリテーションに興味があったので。
  • カタヤビラを知っている者として、カタヤビラのプログラムを違う視点からとらえていこうとする今回の活動に非常に興味を持ったから。
  • 社会人と話せる良いキッカケだと思い
  • 人生の先輩である社会人から、人生の生き方というものを学べたら良いなと思ったから。
  • ファシリテーションに前から興味があったから
  • カタヤビラについて、見てみたいと思ったから。
  • カタヤビラのプロセスを検証したかったから
  • コラボ企画でお互いが知り合えた面白いと思いました。
  • 昨年は最後まで参加できなかったが、今回は最後まで参加できるので。
  • "カタヤビラの変化 沖縄サロンとして勉強"
  • カタヤビラワークの検証



  • Q8:例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。
  • カタヤビラにも、ファシリテーションを学ぶ社会人にも有意義な時間だったと思います。
  • 学生や社会人の方々の様々な話や表情ですね。「学生×社会人」ファシリテーション的にしようがしまいが、今回参加してみて、この様な集まりは非常に有意義だと感じました。
  • 社会人の体験談を聞くサンプリングがとても良かったです
  • 企画をやった後、社会人も大学生もみんなでフィードバックをしたこと。
  • とにかく会議の運営の方法について勉強したいと思って参加しましたが、参加者がとくに学生が熱心にそのことについて考えているのを見て感心しました。
  • "こまきさんのお話。 学生たちの可能性のすばらしさ(原石なので、パッと見は、普通の学生にしか見えなかったけど、サンプリングを通して、話をきくと、すごいなぁと思った。ぜひ、原石の周りについている、たくさんの汚れや黒ずみを磨き続けて、20年後には、その一人一人の輝きを発揮してほしいなぁと感じました。)"
  • やはり、対話が大切ということ
  • 振り返りでの意見出し
  • KPTをポストイットに書いて、全員で模造紙に貼っていく手法
  • "正直に 大学生の役割?っていうのか 協力性が薄かったように感じた。 「カタヤビラ」って 何名でやっているんだろう☆ 疑問に思った。"



  • Q9:今回の例会にて「活用できそう」と思った点があれば教えて下さい。
  • ファシリテーションの考え方。外面的プロセスにより内面的プロセスがどのように影響をうけるのか。
  • " ファシリテーション的視点やKPTT…自身が関わる団体でも実践してみたいと感じました。 今後学んでいきたいです。"
  • KPTT
  • カタヤビラのエキスを活用したワークショップって応用可能だと思います。
  • KPTTの使い方参考になりました。
  • チーム:複数での対話と、1対1で行う対話。この両方を繰り返し行うこと。
  • "カタヤビラの「チェッキング!」 KPTT!"
  • 人材育成に流用できそう。



  • Q10:学生の方にお聞きします、今回の例会を通して自分の内面に変化はありましたか?

     

     

     

      比率
    ある 5  
    わからない 1 8%
    (空白) 6 50%
    総計 12 100%




    Q11:「ある」と答えた方にお聞きします、具体的にどのような変化がありましたか?

     

     

     

     

  • 今まで自分が考えていたことは単なる思い込みにすぎないのではないかということに気づけた。
  • 不整合を治すキッカケの発見…ですかね。
  • もっといろいろな人と関わり、視野を広げたいと思えるようになりました。
  • 今回、社会人の方の話をたくさん聞いて、この中から人生をよりよく生きるヒントを得ることができて、自分の人生がこれからもっと楽しくなる気がした。



  • Q12:学生の方にお聞きします、今回のファシリ企画を、次回も続けていって欲しいと思いますか? 

     

     

     

      比率
    どちらともいえない 1 8%
    思う 4 33%
    (空白) 7 58%
    総計 12 100%




    Q13:「思う」と答えた方にお聞きします、続けて欲しいと思う理由を教えて下さい。

     

     

     

  • 社会人の方々と交流するのが楽しかったので。
  • 社会人と学生のセッションは、学生にとっても良い刺激ですし、カタヤビラの運営サイドとしても、今回の企画は「単純に受ける側」と言う立場に立てると言う点で、非常に有意義だと思います。
  • なかなか社会人と話す機会がないので
  • 楽しかったから(^^)また、カタヤビラのいいところ、課題点など色んな考えなどが出てきて、カタヤビラをもっとよりよくしていくためには続けてほしいなと思う。



  • Q14:社会人の方にお聞きします、カタヤビラのワークは若者のキャリア形成に役に立つと思いますか?

     

     

     

      比率
    そう思う 2 17%
    そう思わない 1 8%
    わからない 4 33%
    (空白) 5 42%
    総計 12 100%




    Q15:「そう思わない」と答えた方にお聞きします、どういうところがカタヤビラに足りないと感じたか教えて下さい。  

     

     

     

  • カタヤビラを体験したことのある大学生の態度に、いい加減さを感じたから。
  • 人の紹介の仕方、人への接し方に機械的な感じをうけたから。
  • 高校生に対する上から目線の態度を感じたから。
  • 大学生の態度をまねて、高校生が、それが正しいと思い込んでしまったら、社会に出て、困ることが出てきそうな気がしたから。
  • 高校生が望んでいることが、何かわからない。
  • それなので、カタヤビラを高校生自身が望んでいる内容なのか、わからないから。(学校の先生方は、カタヤビラを希望していると思いますが)



  • Q16:今後、例会で取り上げて欲しいテーマはありますか?
  • フレームワーク
  • ちょんせいこさんのホワイトボードミーティング



  • Q17:FAJ沖縄サロンの運営についてご意見、ご感想などあればお書き下さい。
  • 今回初めて参加させてもらい、とても勉強になりました。ありがとうございました。
  • いつもお疲れ様です。
  • みんなで楽しく続けよう!
  • これからも切磋琢磨して進んでいこう!
  • お忙しい中、毎回お疲れ様ありがとうございます。
  • 組織を盛り上げるヒ・ケ・ツ☆



  • Q18:最後に一言ありましたら、ご記入下さい。
  • "素敵な人達と出逢えることができました♪ 楽しい時間をありがとうございました(^^)"
  • 大学生とのコラボは、いつもと企画の進み方が違って、大変でしたが、いい勉強になりました。本当に、自分でやるのが早いのを我慢する練習になりました。ありがとうございました。
  • 学生の皆さん、まぁ、お疲れ様でした!!
  • "カタヤビラには全体的な流れの振り返りができたのでは、これからのカタヤビラの活躍楽しみです。 社会人は学生の真剣さと戸惑いを感じながらも、頑張ってる様子に心打たれました。 頑張っているみなさんは、ある意味「ナンクルナる」を伝えたい!"
  • コーディネイター親泊さん、おつかれさまでした!
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