◎日時
2010年12月11日 (土) 15時00分〜18時00分(受付開始 14時30分)
◎会場
沖縄産業支援センター 大会議室
◎ テーマ
「ファシリテーションで高校生が学び、気づき、変わった!」
〜国際教育プログラムにおけるファシリテーションの活用事例報告〜

◎ 概要
2010年8月、アジア16カ国80名の高校生が沖縄に集い、3週間にわたって寝食を共にしながら「水環境問題」について学びました。
内閣府主催の「アジア青年の家」と呼ばれるこの教育プログラムの実施にあたっては、沖縄大学を筆頭とする県内のコンソーシアムが学習サポートチームを結成し、ファシリテーションの手法をふんだんに取り入れながら学習プログラムを設計しました。
プログラムの運営にあたっては、県内外や国外から選ばれた16人の大学生チューターが大活躍しました。
その結果、高校生たちは、何を学び、何に気づき、どう変わったか。
どのようなファシリテーション手法がその変化をもたらしたのか。
今回のFAJ沖縄サロン12月例会では、「アジア青年の家」を支えた社会人ファシリテーターチームが、その舞台裏を報告しました。
チームビルディングやグループディスカッションの構造化、振り返り、成果構築
等々の具体的な手法を紹介しながら、3週間のプログラムがどのように組み立てられたのかを参加者の皆さんと共有しました。
実際のチームビルディングワーク「マシュマロチャレンジ」も実施しました。

◎参加者
19名
(民間企業、教員、学生、団体職員、医療関係、福祉関係、コーチ等)

これまでにファシリテーションの
勉強会や研修に参加した経験は? |
集計 |
初めて |
1 |
1回〜2回 |
1 |
3回〜5回 |
3 |
6回以上 |
14 |
総計 |
19 |
◎担当
ラティーノ平井(メインファシリテーター)
NORI(ゲストスピーカー・ファシリテーター)
あゆみ(コーディネイター)
◎報告者
ラティーノ平井
◎内容
1.イントロ「アジア青年の家とは」
◇概要
- 日本とASEAN諸国を中心としたアジア16カ国の80名の高校生が、
- 東アジアの中心に位置する沖縄で今年の夏、3週間の合宿を行い、
- 沖縄の自然・文化や最新の科学技術等の体験を共有し、
- 世界各地の人々が直面する地球規模の水問題と その克服に貢献する科学技術の素晴らしさに触れ、
- ディスカッションを通じて多様性を受け入れる素地を養い、
- 将来イノベーションを起こす人材育成を目指すプログラム。
◇参加国(アジア16カ国)
- 日本、オーストラリア、ブルネイ、カンボジア、中国、インド、インドネシア、韓国、ラオス、 マレーシア、ミャンマー、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、ヴェトナム
◇使用言語
◇ プログラムテーマ
- 「考えよう〜生命(いのち)を支える水」
“Get real about Water! Indispensable to life.”
◇日程
◇ ファシリテーションの活用
- ファシリテーション(協働促進)やグループダイナミクス(集団力学)の 理論と手法に基づいた綿密なプログラム設計を実施したことにより、 参加青年の自主性を引き出しながら積極的な参画を促し、気づきと学びを促進
◇成果発表会
◇成果物
- “AYEPO2010 Declaration” (Vision 2030 / Action 2020)
2030年にありたい地球の姿、それを実現 するために私たちが2020年にとっている べき行動Actionを表現する宣言
- ビジョンボード
Vision2030で表現される地球の姿と、 それに至るまでの道のりを視覚化 3m×5mのビジョンボード
- “We are the world” – AYEPO 2010 Version
3週間の学習の成果として得られた自分たちの 気づきを歌詞とし、歌って表現することが 「自分たちの最初のアクション」
- 創作詩“KISEKI”
これからの自分たちの行動の一歩として 20年後の自分たちを描いた詩を創作
◇主催
2.記録ビデオ上映
3.チームビルディングワーク


4.報告
- プログラムデザイナーとして参加したラティーノとファシリテーターとして参加したNORIによる現場報告(リンク先に詳細レポートあり)
アンケート結果
Q1:性別
性別 |
人数 |
比率 |
男性 |
11 |
73.3% |
女性 |
4
|
26.7% |
総計 |
15 |
100.0% |
Q2:年代
年代 |
人数 |
比率 |
20代 |
5 |
33.3% |
30代 |
2 |
13.3% |
40代 |
6 |
40.0% |
50代 |
2 |
13.3% |
総計 |
15 |
100.0% |
Q3:職種
職種 |
人数 |
比率 |
教職員 |
3 |
20.0% |
公務員 |
2 |
13.3% |
自営業・フリーランス |
2 |
13.3% |
学生 |
2 |
13.3% |
会社役員 |
1 |
6.7% |
無職 |
1 |
6.7% |
派遣社員・契約社員 |
1 |
6.7% |
パート・アルバイト |
1 |
6.7% |
会社員(事務系) |
1 |
6.7% |
その他 |
1 |
6.7% |
総計 |
21 |
100.0% |
Q4:お仕事の分野または内容を具体的にお教え下さい。
- いろいろ企画
- コーチ、セラピスト
- ファシリテーター
- フリーター
- 課長職
- 学生です。
- 研修・人材育成
- 高校教師
- 高校教師(国語)
- 就職活動中
- 数学教諭
- 総務
- 大学生
- 中小企業支援団体の事務等
- 薬剤師
Q5:今回を含めて、ファシリテーションの勉強会や研修に参加した経験(回数)は?
ファシリテーションの勉強会に参加した回数は? |
人数 |
比率 |
1回(初めて) |
1 |
38.1% |
2〜3回 |
1 |
28.6% |
4〜6回 |
2 |
9.5% |
7回以上 |
5 |
23.8% |
総計 |
21 |
100.0% |
Q6:今回の例会を何で知りましたか?
今回の例会を何で知りましたか? |
人数 |
比率
|
沖縄サロンメーリングリストで |
7 |
33.3% |
その他 |
3 |
20.0% |
沖縄サロンメーリングリストで
友人・知人から |
2 |
13.3% |
友人・知人から |
2 |
13.3% |
沖縄サロンメーリングリストで
その他 |
1 |
6.7% |
総計 |
15 |
100.0% |
Q7:例会へ参加しようと思った理由について教えて下さい。
- ファシリテーションを職場で活用するヒントやファシリテーションのスキルを学ぶため。
- 「アジア青年の家」の舞台裏を平井さんや高良さんから直接、お聞きできるので。
- 「アジア青年の家」を支えた社会人ファシリテーターチームの舞台裏、そして高校生たちがどう変わるのか、興味があったので、是非参加したいと、思う案内内容だったから。
- 15時開催で都合がよかったので。(13時だと仕事のため参加出来ませんでした)
- アジア青年の家のワークに興味があったから
- アジア青年の家の詳細やそこで活用されていた技術についての説明が聴きたかったから。
- テーマが「国際教育」と「高校生」に関わったものであったから
- ファシリテーションがいろいろな場面で適用できる例を知りたいと思いました。
- プログラムデザインの参考になると思ったから
- 海外の若者と日本の若者の交じり合う場でのファシリテーションに興味をもった。
"
- 平井さんに一度見せてもらった映像が印象に残っていて 是非もう一度見たい思いと マシュマロチャレンジを実際に自分で体験してみたかったので 参加しました。 また、来年1月の例会で何かヒントになるもの があればと思い参加しました。
- 毎月行っているのと、高校生を対象にしている教育系ダッタので、参加しました。
- 来年の例会に向けて勉強
Q8:例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。
- ○ チームビルディリングの5要素。常に意識していきたい。
- ・「アジア青年の家」のVTRは感動で、ぐっ〜ときた。
・「マシュマロ……」のワークをやったこと。(時間配分と、それぞれのイメージしているタワーの共有があればよかった、方向の修正はチームでうまくいったけど、どこを目指しているのか、明確でなかった。。。)
・まだまだいっぱい、わからない言葉(ファシリテーションの)があるなぁ、もっと学ぼう〜!と思った。
- ・マシュマロ・チャレンジ!
・高校生の変容
- このような事業を何としても継続する必要があると再確認しました。
- チームビルディングの5要素 プロセスのデザインの仕方
- ファシリテーションの威力をあらためて実感しました。
- ファシリテーターとチューターや参加者たちのチームビルディング
- プリントに書いていた「聞いたことは忘れる〜気づいたことは身に付く」という言葉です。なんか残りました。あと、マシュマロチャレンジで、方向性が間違っていなければとりあえず動いてみるのもありかなと思いました。
- マシュマロチャレンジ♪ 高校生の素晴らしさ!
- マシュマロチャレンジがあんなにまでヒートアップするものだとは すごく楽しかったです。 自立したマシュマロタワーが最後まで残っていたのがとても 印象的でした。 形に残るものがあるのとないのとではやはり チームのモチベーションは変わるものなのかな? と感じを受けました。
- マシュマロチャレンジが楽しかったです。
- マシュマロチャレンジの振り返り
- 振り返ることによって 気づきを経て進化するんだと 感じました。
- 平井さんオリジナルのチームビルディング5要素
4要素は知っていますが、それを5要素にしたのはすごい!と思います。 振り返りでの、チームと個人に分けたKPTT また、その順序
- 報告会もとてもよかったが、いろんな世代の人の中に入る機会が最近少なかったのでよかった。
Q9:今回の例会にて「活用できそう」と思った点があれば教えて下さい。
- KPTTは、活用できると思うし、年末といういい時期なので、即、実践してみたい。
- ・チーム、個人に分けたKPTT ・模造紙、付箋紙など、身近にある道具を使っての「見える化」
- ・自己開示のあとには、チームがぐっとまとまる!ということを再認識した。そして自己開示の場は、安心・安全な場があってはじめてできるものだと、思い出した。
- KPTT
- チームビルディングの5要素
- プロセスのデザイン
- マシュマロチャレンジ
- マシュマロチャレンジ
- マシュマロチャレンジ チームビルディングの5要素 (じつは、例会終了時には、まだ腑に落ちてませんでした。が、例会の後日に、ある会社でマシュマロチャレンジをしました。その時に、4要素よりも5要素が良い!!と実感しました。) 振り返りでの、チームと個人に分けたKPTT 例会でやった順序とは、少し違うやり方をしてみました。その場その状況によって柔軟にできると私は感じました。
- マシュマロチャレンジ!
- マシュマロチャレンジと自己開示の大切さ。腹を割って話せる関係じゃないと良いチームにはならないと感じた。
- マシュマロチャレンジをぜひ学校でやってみたいです。
- 今後、アジア青年の家に生徒を送りたい。
- 自分自身が、もっともっと若者と接したいな感じた点。 ファシリテーションで日本の若者をもっと元気にしないといけないですね。
Q10:今後、例会で取り上げて欲しいテーマはありますか?
- 構造化。具体的なスキル・活用例をたくさん体験してみたい。
- ・構造化について(やっぱり難しいです)
- U理論
- インタープリテーション
- フレームワークを使った手法をいろいろ試す。
- プログラムデザイン
- プロセスのデザインの3つの考え方
- まだ浮かびません。
- 一日かけて行う勉強会ってできますか?
- 学校でも実践できそうなネタ。
- 共有のワーク
- 特になし
Q11:FAJ沖縄サロンの運営についてご意見、ご感想などあればお書き下さい。
- いつもありがとうございます。お疲れ様です。
- いつも素敵な場をありがとうございます。
- 沖縄サロンの運営するなかで約束事(ルール)ってありますか?
- 企画立てるのがこんなにもの 大変だとは・・・ 自分の力不足にうちあたいしています。 これが毎月できていること事態が すごいことだと感じます。 仕事しているひとは 僕以上に大変なんだと実感 おつかれさまです。
- 広報の仕方を考えたいです
- 告知方法の創意工夫
- 細やかな配慮と温かい雰囲気、刺激的な内容で今回も勉強になりました。自分の中で消化しつつ、ゆくゆくは教材化したいと思います。ありがとうございました。
- 特にありません。お疲れ様です!
- 特になし
Q13:最後に一言ありましたら、ご記入下さい。
- 毎回の計画、準備から開催まで、ありがとうございます。 毎回、必ず役に立ちそうなことが学べるので、今後とも、よろしくお願いいたします。
- アンケートにご協力くださるみなさま、ありがとうございます♪
- いつもお世話、有難うございます。今後もよろしく御願いします。
- お疲れさまでした♪振り返ってみると、毎月の例会の運営お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。 また、来年も、よろしくお願いします。
- お疲れ様でした。
- 久しぶりの参加楽しかったです。
- 教育っていいですね。改めてこの道でいきたいと思いました。ありがとうございます。
- 多方面からの参加があり、楽しかったし、沢山の気づきを得ました。いつもありがとう。
- 平井さん12月ありがとうございました。 のりさんマシュマロチャレンジありがとうございました。 是非、来年は面白いモノが作れるようにチャレンジしたいと思います。 沖縄サロンチームの力を借りいい形ができるように マシュマロチャレンジのように継ぎ目継ぎ目いっぱいの タワーを完成させたいと思います。 頑張ります。
- 泡の会での交流から得るものも、やはりとても大きいなぁと感じました♪