◎日時
2016年12月10日(土) 13時00分〜17時30分 (受付開始 12時30分)
◎会場
沖縄市農民研修センター (2階 第3研修室)
◎ テーマ
「KJ法を活用して、課題発見から解決までのプロセスを体感する」
〜チームの力を引き出して、実行につなげる〜
◎ 目的
亜種の多いKJ法の本来の手順を学ぶとともに累積KJ法の考え方に触れることで、業務改善や組織変革など幅広い分野での活用可能性を体感する。
◎参加者
会員4名、非会員9名、合計13名
ファシリテーションの勉強会に参加した回数は? |
人数 |
1回(初めて) |
2 |
1回〜2回 |
4 |
3回〜5回 |
1 |
6回以上 |
6 |
◎担当
やまさん(MF:山城)、ちょこ(CO:室伏)、オグー(小栗)、ぽんど(CO:宮城)、よなゆー(與那城)
◎報告者
やまさん、ぽんど
◎内容
1)オープニング
1-1)オープニング(CO)
1-2)手順の説明(MF)
1-3)グランドルールの確認
2)グループワーク
テーマ「だるい会議を、活き活きさせるには」
2-1)チェックイン
・名前(orニックネーム)、出身地、何を持って帰るか
2-2)ミニ・ブレスト
それぞれの会議体験を話し合う
2-3)アイデア出し
会議の改善すべき点についてそれぞれがひたすら書き出す。ラベル付けを行う。
2-4)構造化
みんなで構造化する
3)チェックアウト
「今日の成果をどう活かすか」
4)まとめと振り返り
5)連絡報告
MFの所感:
・KJ法はファシリテーションの手法としても広く活用されているが、亜種が多く本来の可能性を十分に発揮できないケースが多いという問題意識から、テーマとして取り上げた。
・開催に先立ち沖縄サロン有志の協力を得てシミュレーションを行ったが、その際は取り上げたテーマが大きすぎて、十分な機能を発揮できなかったことから、本番では考察範囲が広がりすぎないように現場に即した比較的小さなテーマとして『だるい会議を、活き活きさせるには』というテーマ設定を行った。
・当日は、サロンの有志がテーブルファシシリテータとなり、事前に手順の確認を行い現場に臨んだ。
・小さなテーマ設定なので比較的スピーディに対話が進むのでは、という事前の予想が大きく外れ、各テーブルでは極めて深い考察か繰り広げられ、会議の場における『ファシリテータv.s.参加者』といった表面的な構造にとどまらず会議体を取り囲むトータルな環境へと考察がすすむうちに、参加者の間で深い共感と驚きが広がっていた。
・今回、GMとして各テーブルを支援していく中で、参加者の共感と驚きを引き出したのは、単にKJ法の持つ力だけでなく、テーブルファシリテータをはじめとするチームfacifaciメンバーの高いファシリテーション能力と粘り強い対話への姿勢があったことが実感された。
・こうしたことから、KJ法を効果的に活用するためには、KJ法の理解と実践だけでなくファシリテータとしての対話力が必須だということが理解できた。
【アンケート結果抜粋】
?例会へ参加しようと思った理由について教えて下さい。
- いつも参加したいと思っています。
- なんとなく使っているKJ法の使い方をより深く考えていきたかったため。
- 問題の洗い出しから、解決までの方法を体験したかったから
- ファシリテーションの手法を一つでも多く知ることで、看護教育の研修や会議、委員会に役立てたい。多くのファシリテーターの役割を実際に参加しながら学び、多職種の参加メンバーからの対話を通して自己の成長としたい。
?例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。
- KJ法の表札づけは、難しい作業であったが、丁寧にすることで対話が生まれた。また、そのつながりを考えていくと、より本当の課題に気づく出来る可能性があること。
- 構造化が難しい、時間がかかる問題は予想外のところにあり、自分の見えている範囲が狭いことに気が付いた。
- ポストイットにグループ化のレベルの表札をつける段階でグループでの共通認識に時間がかかると感じた。メンバーの対話をどのくらいの時間でどのように進めていくのかが時間の中で困難な状況もあった。
- 初めに表札の書き方の説明があったが私を含め数名が「対策」を書いてしまって書き直しした。日常から問題解決思考になっているが、原因や要因の情報が十分でないままに解決策を提案してしまっていると自身の傾向などを知ることができた。丁寧に紐付して考える方法であるとKJ法についてもっと知りたいと多くの皆さんが感じていることを参加して思った。
?今回の例会にて「活用できそう」と思った点があれば教えて下さい。
- 時間が取れる時に丁寧にKJ法をじっくりやつてみたいと思った。
- 書き出しの前のブレスト
- 短文で20個、書きだすこと。思い付きでも自分の意見になり、他人と共有しながら進められる点がいい。
- 毎年のフォローアップ研修などの企画見直し、各種教育委員会の会議で次年度の計画案を作成する際や前段階で問題・課題の洗いだしで活用できると思った。
?今後、例会で取り上げて欲しいテーマはありますか?
- コンフリクト時のファシリテーション。
- 組織づくり関係
- デザイン思考
- コーチング、アクティブラーニングを再度
?FAJ沖縄サロンの運営についてご意見、ご感想などあればお書き下さい。
- 今回はほとんど関わらない例会でしたが、より、オープニング・クロージングで参加者に対する沖縄サロンへの巻き込みをやっていきたいと思いました。
- 毎回、研修会などの開催などへのご尽力に感謝いたします。
?最後に一言ありましたら、ご記入下さい。
- いつもありがとうございます。
- 山さん、お疲れ様でした。
- お疲れさまでした。また次回を楽しみにしています。
- 2月4日のファシリテーション基礎講座楽しみにしています。これからもよろしくお願いいたします。