2024年9月10日(火)FAJ沖縄サロン第156回例会 【オンライン】災害×ファシリテーション~もし、沖縄で災害が起きたら、ファシリテーションは役立つのか?~沖縄サロン

◎日時
2024年9月10日(火) 19時00分~21時00分(受付開始 18時45分入室)

◎会場
オンライン Zoom

◎テーマ
災害×ファシリテーション
~もし、沖縄で災害が起きたら、ファシリテーションは役立つのか?~

◎目的

沖縄においても災害への関心は高まっている。実際に沖縄の地で災害が起きた場合、私たちはどのような状況に置かれるのか?災害が起きた時、ファシリテーションの力はどのように役立つのか。ファシリテーションを学ぶ者同士で一度考えてみる。

◎参加者

 30名(会員:8名、一般:22名)

◎担当
 9月例会企画チーム:平中(ひらにゃん)、賀数(かか)
 話題提供者:宮道喜一氏(まちなか研究所わくわく)
 進行役:平中(ひらにゃん)

◎報告者
 平中(ひらにゃん)

◎内容

0.はじめに

1.話題提供

 NPO法人まちなか研究所わくわく宮道 喜一氏

 「沖縄での災害や、他地域での被災地の事例、ファシリテーションが活用される場面」

 ・自然災害の基礎知識(地震、雷、火事、おやじ)

 ・他地域の災害事例、沖縄県の災害(過去から現在)、沖縄県の地域特性

 ・被災者がおかれる状況(生じる被害)

 ・ファシリテーションが災害に生きる場面とは?

 ・質疑・応答

2.グループで対話①(3~4人ブレークアウトルーム)

 ・問い:自己紹介、災害が起きた時の立場は?、話題提供に対する感想

3.グループで対話②(3~4人ブレークアウトルーム)

 ・問い:「災害が起きた時、私たち、ファシリテーションを学ぶ者が被災住民・支援者として、沖縄の地で何ができるのか?」

4.おわりに

◎話題提供者の所感(まちなか研究所わくわく 宮道氏)

今回、これまでの災害支援や防災に関する取り組みを、「ファシリテーション」という切り口で整理する機会をいただけたことに感謝です。災害時の様々な困難は、地域内外の様々な人たちで乗り越えていかねばなりません。そうした場面で、ファシリテーションの技術は活用できることを改めて実感する時間になりました。災害にも強い地域社会づくりに、ともに取り組んでいきましょう。

◎開催者の所感(平中)
もし、沖縄の地で災害が起きたらファシリテーションは役立つのか」という問いを宮道さんに投げかけたのが今回の企画の発端です。その問いに真摯に答えて頂いた素晴らしい発表でした。今回の例会を通じて、FAJ沖縄サロンでファシリテーションを一緒に学んでいる皆さんと沖縄における災害を考え、交流することで、今後の災害ネットワーク化につながると嬉しいと考えています。

◎アンケート結果

Q.例会に参加して印象に残ったものがあれば教えて下さい。

  • 離島県なので県外の支援者が来にくいのは致命的に弱点だと思いました。
  • 沖縄でも自然災害の被害があるんだということと、アメリカ軍の兵士がすぐそばにいる、という事が印象に残りました。
  • 要支援者の把握や、個別避難計画など、まだまだ課題は山積しているのだとわかったが、様々な地域でいろいろな立場の人が防災のために動いていて、なんだか心強い気持ちにもなった。看護師として地域でできることがあるのか、考えて行きたい。
  • 災害ボランティアセンターでの話。人が頻繁に入れ替わることも初めて知り、話し合いとともに、ファシグラや板書などでの見える化が重要であったこと。
  • 要配慮者の状況について。"
  • 特に、発表の中で、地元住民が継続して活動する必要があるという話と、グループワークでの被災者・支援者として何ができるかという問いに対して、分からないということが分かったこと
  • 防災の知識と協働の重要性など
  • 災害現場の生々しさ、ファシリテーションが災害時支援に果たせる可能性
  • 災害という多くの課題があるテーマでしたが、まずは自助をしっかりやることが大事だと分かった。
  • 講師の伝達力
  • ファシリテーションを行う場合、常日頃から「知識」「伝える力」と「リーダーシップ」を兼ね備えることが大切ではないかと感じました。
  • お話の中で、沖縄特有の災害(台風、中城の地すべり)があるということ、
  • 災害後に地元住民が継続して活動をしていく必要があるというお話。
  • グループワークで2つめの問い(被災者と支援者として何ができるのか)で分からないことが分かったこと。
  • 私の地域のまちづくり協議会では、様々な思いを抱いた方がいます。話し合いでは『防災』はキーワードとして出てはおりますが、話題提供の話しを伺い、あらゆる場面においてファシリテーターが必要なのだという事を確認しました。
  • 災害に対しての全般的な情報が知らないことも多かったのでためになりました。
  • 被災者視点と支援者視点、時間軸など様々な見方を教えて頂いた。
  • 学校に勤めているので、発災時の対応が非常に気になっている。