2015年6月13日(土)FAJ沖縄サロン第71回例会「世界のウチナーンチュ大会を事例に学ぶフューチャーセッション」 〜ウチナーネットワークの未来を描く〜沖縄サロン

◎日時
2015年6月13日(土) 13時00分〜17時30分 (受付開始 12時30分)

◎会場
宜野湾市男女共同参画支援センターふくふく 2階 講堂

◎ テーマ
 「世界のウチナーンチュ大会を事例に学ぶフューチャーセッション」
 〜ウチナーネットワークの未来を描く〜

◎ 目的
 WUF 関係者、参加者が「世界のウチナーンチュ大会」フューチャーセッション
 に共感し来年10 月まで続くFS へ参加する人を募り協調的アクションを生み出す。


◎参加者
 会員9名、非会員30名、学生14名、合計54名

◎担当
 當銘大樹(株式会社がちゆん:メインファシリテーター)
 外間有里(コーディネーター)
 平井 雅(コーディネーター)

◎報告者
 當銘大樹

◎内容

1)オープニング(13:00〜)
・ねらい:?生演奏でのクリエイティブな空間作り、?非日常の演出
・内容 :
1-1)チェロ、三線、ピアノによる生演奏(曲:情熱大陸)
1-2)開催趣旨(フューチャーセッションウィークについて)の説明
1-3)本日の流れ、グランドルールの説明

写真1:生演奏の様子

2)アイスブレイク(13:10〜)
<ラインナップ>
・ねらい:?属性の把握、?属性を均等にグループづくり
・内容 :ウチナーネットワーク度を5 段階評価で計り、グループづくり
?沖縄県在住である:○or×
?"ワシミルク"の意味が分かる:○or×
?エイサーを踊ったことがある:○or×
?世界のウチナーンチュ大会に参加したことがある:○or×
?世界にウチナーンチュの友人がいる:○or×

写真2:ラインナップでの5 段階評価

<チェックイン>
・ねらい:?お互いのことを知る、?ウチナーネットワークへの関心を知る
・内容 :名前、所属、ウチナーネットワークから連想するものの紹介写

写真3:チェックインでの自己紹介

3)ストーリーテリング(13:30〜)
・ねらい:?テーマの背景を知る、?世界のウチナーンチュ大会を知る
・内容 :
3-1)テーマオーナーの平井雅さんによるテーマ設定の背景などのプレゼン
3-2)世界のウチナーンチュ大会の映像を放映
3-3)参加者同士で世界のウチナーンチュ大会について対話をする

写真4:平井雅さんによるストーリーテリング

〜休憩〜(14:00〜)
4)未来志向対話(14:20〜)
・ねらい:?共通認識を持ち対話を行う、?描いた未来を絵で表現し共有
・内容 :
4-1)今の気持ちをA4 用紙に書き共有する
4-2)ウチナーネットワークの(仮)定義を提示する
※定義:世界に広がる"沖縄"で繋がる人的ネットワーク
4-3)(仮)定義を元に「このネットワークの担い手とは?」
4-4)(仮)定義を元に「担い手はどんなワクワクを得られるか?」
4-5)「2030 年何を担い、だれのためのどんなネットワークになっているか」
→模造紙を使い、絵で表現していく
4-6)周遊(グループから1 人残り説明を行う)


写真5:今の気持ちを共有している

写真6:(仮)定義の提示の様子

写真7:問いに対して考えている

写真8:2030 年の様子を考え、絵を描いている

写真9:絵を描き終わってピース

写真10:周遊している様子


写真11:全体へ共有している様子

5)意図開き(16:30〜)
5-1)フューチャーセッションを説明
5-2)これから続くフューチャーセッションについて説明

写真12:意図開きでのフューチャーセッションの説明

6)エンディング(16:40〜)
6-1)チェロ、三線、ピアノ、歌による生演奏(曲:涙そうそう)
6-2)インフォメーション

■MFの所感
ウチナーネットワークの未来を描くフューチャーセッションのキックオフとし
て開催したため、今回は【ウチナーネットワークの理解・共有】と【フューチ
ャーセッションの理解】の2 点に重点を置いてプログラムを設計した。実際に
多様な方々が参加したため、ウチナーネットワークやフューチャーセッション
への理解度はバラバラであり、最初の方、参加者はモヤモヤしていたかと思う。
その後ストーリーテリングを行ったことで理解度が高まり、後半の対話は盛り
上がっていた。しかし未来を絵で表現するとなった時に頭で考えていることを
文字で表現してしまい、絵での表現まで時間がかかった。平井雅さんとインプ
ロで参加者へ「まずは模造紙に下手でも良いので絵を描いてみよう」という投
げかけをした後から全体的に絵を描き始め、最後には周遊・発表までできた。
全体を通して、参加者の声を聞いてみてウチナーネットワークとフューチャー
セッションへの理解度は高まった様子であった。

■今後の取り組みについて
今回は「ウチナーネットワークの未来を描くフューチャーセッション」のスタ
ートアップとしての開催でした。これから2016 年10 月に開催される「第6 回
世界のウチナーンチュ大会」に向けて定期的にフューチャーセッションを開催
し、最終的に「すべてのウチナーネットワーク関係者が『うん、これで良い!』
と頷く未来図を描く」ことを目標とする。その為に各フューチャーセッション
では多様な参加者とステークホルダーが参加し幅広い議論を重ねていくことが
重要になる。