第34回例会『共感力を高めよう』四国サロン

FAJ四国サロンin高松 第34回例会議事録

「共感力を高めよう」

日時:20111211() 13001700

会場:香川アイパル 第一・二会議室

メインファシリテーター:有吉聖治さん(JOEさん、FAJ岡山サロン運営委員)

参加者:16名(FAJ会員6名 非会員10名)

テーマ:ファシリテーションの基礎としての共感するチカラを高める

◆ 狙い

  ファシリテーションを現場で実践する際に、「今、その場で何が起きているのか?」

「参加者は何を感じ、何を思っているのか?」ということにファシリテーターは敏感になるべき。

その場の心理プロセスにどのように関わるべきか、を意識しておくことが大切。

この「場の思いを受け止めて、それに対応する「チカラ」としての「共感力」を磨く

◆ ゴール

  インプロを通じて喜怒哀楽を感じ、場の思いを感じる

インプロ:即興劇(そっきょうげき、英:Improvisational theatre

台本を用意せず、即興劇的な手法を用いて、俳優が自発的に演じる形式の演劇

(ウィキペギィアより)

内容:

○チェックイン

   歩いて、出会って、あいさつをした

  ○共感アクティビティ:言葉ではなく、相手の反応を見ながら、自分が何をするか考える

「ナイフとフォーク」:ペアになり、講師が出すお題に従って、言葉を使わずに瞬間的に身体で答えを出し合うゲーム。

目的と効果:お互いのことを良く見ることと、相手が何を意図しているのかを読み取る力を高める。お題にばかり気を取られていると、相手を見る事が少なくなり、ばらばらな回答になってしまう。

「アイコンタクトでキャッチボール」:先ほどとは違うペアをつくり、講師の出すお題のもの(例えば、ビー球、うなぎなど)をキャッチボールし合うゲーム。

目的と効果:先ほどのワーク同様、相手をよく見るということと、相手の目を見る(アイコンタクト)ことで意思の疎通を図る。多少脱線しても、お互いのボールをちゃんとやり取りできるかがポイント

   「ミラーリング」:相手の行動をまねる

   「喜怒哀楽を表現しよう」:居酒屋のメニューに感情を乗せて話す

   「ボーカルスタイル訓練」

   「イエスとノーとイエスアンド」(時間無く、ノーは行わず)

  ○協働アクティビティ:5〜6人グループでグループ対抗のタイムトライアル

「ブレークスルー」:4 人で円を作り、手をつなぐ。そこへフラフープを入れ、全身を使ってフープを1 周させるゲーム。練習で目標タイムを決め、本番でクリアできたかどうかを競い合う。

目的と効果:どうやってフープを廻すと早いのか、どの順番に並べば早いのか、などワークを実行するアイデアをお互いにどれだけ出せるか、相手の意見をうまく取り入れられるか、実際に動いてみてどう感じたか、といった共感のポイントを発見する。また、目標タイムを決めた根拠は何か?なぜ達成できたいのか、達成できなかったのかをチームワークの問題として提示する。

「信頼の輪」:4 人一組で、1 つのフラフープを右手の人差し指の第 1 関節だけで支えて 1 っていの距離を運ぶ。そのタイムをチーム対抗で競い合う。

目的と効果:先ほどのワーク同様、いかにしてうまく運ぶか、というアイデア出しと、実施における声がけの重要性などを学ぶ。簡単そうに見えることでも、意外に難しいということも知り、こちらもチームワークの難しさを実感する。

○チェックアウト

◆ アンケートより

  ・ワーク全体を通じてコニュニケーションや共感力は人と人との関係の構築なんだと思いました。