第63回例会「今ココ・ファシリテーション」四国サロン

例会の詳細

テーマ

今ココ・ファシリテーション

ファシリテーター

田中 ゆきみ(ゆき)さん
中塚 崇司 (たか)さん(FAJ四国サロン運営委員)
上田 和亨 (なご)さん(FAJ四国サロン運営委員)

日程

2014年07月19日(土)13:00〜17:00

会場

松山市民会館 第4会議室

例会の様子

レポート(参加者・がねさんの感想を交えたレポートです)

例会の申し込みをするときに告知文を見てみると、「今ココ」「感じる」という言葉。一体どんなワークをするのだろうと半分ワクワク、半分ドキドキしながら例会へ。
例会で私は「今ココ」に100%集中するように心がけ、「今ココ」をありのまま「感じる」ことで新たな気づきを得ることができました。その気づきは言葉にできない感覚的な気づきです。この例会でファシリテーターとしてのスキルやマインドを知ることができたというより、その土台にあるセンスを磨くことができたと思います。一体どんな7月例会だったのか以下に振り返っていきましょう。

テーマは、「今ココ・ファシリテーション」。MF(メインファシリテーター)は、たかさん、なごさん、今回初のMFを務める、ゆきさんの3名+7名の参加者でアットホームな雰囲気の中、例会がスタートしました。

・アイスブレイク
まずは、アイスブレイク。会場内を自由に歩きながらMFのたかさんの指示で、1.どんな人がいるのかを見る 2.目があった人と会釈をする 3.目があった人とあいさつをする 4.目があった人とあいさつと握手をするというもの。アイス(緊張)がじわりじわりと溶けていくようなアクティビティでした。

ワーク1(個人)
冒頭、MFのゆきさんから「今日は今ココを意識し、考えるのではなく感じることを大事にしてほしい」というメッセージがありました。「今ココ」に集中するために個人ワーク1では、個人で気になっていることをA4用紙にすべて書き出し、その紙をしまいました。そうすることで気になっていることや考え事を一旦自分の外に置いて、無の状態になってきました。次に感じることを意識するワークをしました。体の外側(見えるもの、聞こえるもの、空気感)や体の内側(自分の心)をそれぞれ意識し、感じることに集中できるようになってきました。きっとここまでが、ウォーミングアップだったのでしょう。

今日の例会についての説明
ここで、MFのなごさんから今日の例会の経緯・目的の説明がありました。その説明は「場を感じる力をつけるのが今日の例会の目的。今ココで起こっていることを感じる力を上げることで、それがファシリテーターとしての土台となり、納得感が高い、アクションを起こせるという理想のファシリテーションにつながるのではないかという仮説をもって以後のワークをしていきたいと思います」という説明でした。なるほど。私はそういう意図があったのかと理解できましたが、何名かの参加者は説明に対して、疑問があったようでした。この例会の進め方、「今ココ・ファシリテーション」という例会のテーマに至った詳しいプロセスなど。少人数でアットホームな場だったので、参加者は「今ココ」で疑問に思ったことをMFに全体の場で直接問いかけるシーンがありました。

ワーク2(グループ)
この例会のメインであるこのワーク。ユニークな試みがありました。4人1テーブルで1人1回ずつファシリテーターを担当し15分間の話し合いを4回行う・・・ここまでは通常です。しかし単に15分話し合うのではなく、MFさんが話し合いを途中でストップ!=今ココ!「この瞬間、ファシリテーターやメンバーが何を感じているか?」を振り返るのです。5分後にもとの話し合いへ戻り、終了後にもう一度全体の振り返りをやりました。私はこのワークを通じて、普段あまり意識しないちょっとしたことに大きな気づきがありました。

チェックアウト
最後にチェックアウト。MFのたかさんの呼びかけで、感謝を述べながらのチェックアウトをしました。感謝を述べるということで、今日の例会で起こったことに目を向け、自分の外から影響を受けた人や場を意識することができ、新鮮な感じがしたチェックアウトでした。

最初落ち着いた雰囲気で始まったものの、途中MFの説明に対し参加者の問いかけで場が揺らいだ例会でもありました。それは、例会の場にいた人が「今・ココ」に集中していたからだと思います。MFのゆきさん、なごさん、たかさん、ありがとうございました。可能性に満ちた良いテーマだったと思います。またいつかブラッシュアップした「今ココ・ファシリテーション2」をやりたいですね。

がね