四国サロン第8回例会議事録(2009年12月、高松)
■日時:2009年12月20日(土) 13:00〜17:00
■場所:高松男女共同参画センター 第8会議室
■ファシリテーター:照るさん、トキさん
■参加者:13名(会員8名、非会員5名。ファシリテーターを含む)
■テーマ:
「環境的な持続性」「社会的な公正」「精神的な充足」の3つの側面から現代
社会の問題点を感じ、自身でできることを考えるきっかけをつくるプログラム
”チェンジ・ザ・ドリーム”を体験する
■ 狙い(目標)
1. 現代社会の現状や問題について、考えるよりも感じる体験をする
2. 参加者がこれから現代社会の問題にどう行動するのかを意識してもらう
3. メッセージを発信するプログラムでのファシリテーターのありようについて
考えるキッカケを作る
■内容
1.アイスブレイク
二人一組で4WORDを書いて自己紹介→壁に貼り出し
・名前/住まい
・仕事
・今世界が直面しているもっとも大きな難題
・あなたに希望を与えてくれること
2.チェンジ・ザ・ドリームプログラムの紹介
中南米の先住民の知恵に学び、すべての人が環境的に持続可能で、社会的に
公正で、精神的にも充足した生き方を実践することを目指すためにアメリカ
で開発されたプログラム
物質的なものを重視するワシの文化と精神的なものを重視するコンドルの文
化の融合を目指す
3. 私たちは今どこにいるのか
環境的持続性に関する問題に関するビデオ→感じて自身の中で振り返り
・小学校中学年の参加者がビデオで伝える厳しい状況を見てショックを受け
途中で退出するアクシデント発生
社会的公正に関する問題に関するビデオ→感じて自身の中で振り返り
精神的充足に関する問題に関するビデオ→感じて自身の中で振り返り
4.どうやって私たちはここに来たのか
・現代社会の「思い込み」に関するビデオ
・グループワーク「私たち自身の思い込み」を上げてみる
5.どんな未来が可能なのか
・アパルトヘイトやベルリンの壁など永続的な問題と思われた社会制度等が
急激にポジティブに変化した例についてのビデオ
・グループワーク 急激な変化に関する事例について話し合う
・個人ワーク 「創造力」+「想像力」で50年後の明るい未来をイメージ
6.これから具体的に何をするか
・個人レベルで出来ることに関するビデオ
・グループワーク「個人レベルで出来ること」について話し合う
7.終わりに
「希望」についてのビデオ
→記念のブレスレット配布
振り返り
・物欲(いい家に住みたい)などにとらわれていることを改めて感じた
・清潔が一番、きれいにしたい、ということでいいのか?これも思い込み?
・楽しく始まるプログラムがよい、暗く始まって違和感を感じた
・今日は雪で帰れないのでは?など、こんな細かいことを考えている場合か?
・「〜しなければならない」という思い込みにとらわれていることに気づいた
・狭い範囲内での幸せだけを考えていた
・見た目の「健康的」を重視していていいのか?と思った
■アンケートから
・世界が変わりつつあると感じた
・今まで考えなかったことを考えた
・オリジナルのプログラムの台詞を体験できた。
マインドを伝えるには、台本なしの方がすごく伝わりそう。オリジナルの練
りは洗礼されているけど、Fの台詞で無いと違和感あるし、このあたりは、
とても難しいことが分かりました。
台本を見ながらの進行の違いを知れてよかったです。
・「黒人と今代わって違和感ある人は、するべきことがある」のコメントで、
今の生活を勝手に基準にして考えている自分に直面した
台本を見ながらでは、思いの伝わる感情の量がちがうような・・・。
・日本人のメッセージも加えると良いと思う。意図的な、最初の与える圧倒的
な暗いイメージは、逆に殻をつくってしまうこともあり、マイナスではと感
じた。判りやすい展開が好みのアメリカ人には、喜ばれるプログラムだとは
思うが、日本人には適さないと感じた。
・将来的にではあるが自分のグループで(このプログラムを)やってみたい
・気持ちが伝わりました。アメリカで生まれた?映像とワークショップだった
と思いますので、日本人である自分に落とし込む時に、似た価値観を持つ日
本人のファシリテーター役の方がいらっしゃると、やさしく、すんなりと心
に入って来るような気がします。
・自分の中で感じることと、言葉に出してみんなで共有することに違和感が少
しありました。共有するのであれば、もう少し時間が欲しいかな。それと字
幕を読むのに必死な余裕の無い自分が居て悲しい・・・。
・スムーズに行なえなかった部分もありますが、それがかえってよく心の中に
残る約に立ったとも思えるので、それはそれで良かったと思っています。