第188回 定例会 レポート 見えない目標を見える化する秘法 ~動ける目標作りで引き出すやる気、実行力、成果~東北支部

2024年11月 東北支部定例会・レポート



■テーマ

見えない目標を見える化する秘法 

~動ける目標作りで引き出すやる気、実行力、成果~

■日時

2024年11月2日(土) 13:00~17:00

■会場

仙台市民会館(トークネットホール) 第3会議室

■ねらい

変革を進めていく時に「何を目指すのか?」を明らかにできないと、チームとして同じ方向を目指していくことが難しくなります。

また、すばらしいゴールがあっても「現在どこまで進んでいるのか?」がわからないと、活動の途中で迷ったり息切れをおこしてしまいます。

見える化が難しい目標を作り、その途中段階を設定していくことができれば、これらの課題の多くを解決していくことができます。

"定量化できない活動目標を「納得できる目標」「評価・把握できる目標」に作りこむやり方"を体験し、皆が同じ方向に向けるようにするためにどんなコツが考えられるか、探ります。

■話題提供者

むーた(協働促進、東京支部、中国支部:FAJ会員)

■企画運営メンバー

宮かずさん、ようちゃん、かよちゃん

■参加者

10名(会員8名+一般2名)+話題提供・企画メンバー(4名)合計14名

■当日の流れ

・オープニング・概要説明

・自己紹介・グループ分け

・グループワーク(ケースを読んで、目指す姿を考える)

・レクチャ(レベル目標の作り方)

・グループワーク("状態"で目標つくり)

・レクチャ(レベル目標作りのポイント)

・グループワーク(対象を絞った目標作り)

・レクチャ(レベル目標修正のポイント)

・グループワーク(作成目標の修正)

・グループ間交流

・グループワーク(レベル目標作成のコツを考える)

・グループ内振り返り(話し合いでのポイント)

・エンディング

■当日の様子

スクリーンショット 2024-11-10 223407.jpg

■参加者の声(一部抜粋)

・目標設定のコツを実践を通じて理解できた。

・レベル目標を話し合いで決めるプロセスを体験できた。

・目標設定について、新たな発見があった。

・目標を作る時、理想的な状態を考えて、レベル4と3から考えると作りやすいこと、手段と状態を分けて考えることを学んだ。

・数値化できにくい目標については、今回の内容が活かせそうだと感じました。やってみようと思います。

・社内で意見や要望が出たときにレベルに合わせた問いかけができそう。「三年後はどういう状態かな」「現状はどういう状態」など。

■話題提供者コメント

<むーたさん>

内容は、会社であれば経営職が身に付ける必要のあるスキルであり、ファシリテーターであれば企画リーダーに必要なスキルという「少しハイレベルな内容」でした。

「難しい内容へのチャレンジなので、できないことが当たり前と思って挑戦してください」と少し煽って進めましたが、参加された皆さんの熱意で目的とした「コツの把握」まできっちりと進めることができました。

「ご自身の組織などで取り組んでみる」などの発言も多く、活用も期待ができると思います。このまま、外部との協働などにも用いていくメンバーが増えることを期待します。

■担当者コメント

<宮かず>

定性的な目的、目標を立ててしまって、後であいまいになってしまうことがありがちでしたので、今回のテーマは興味あるものでした。その中で、今回のワークショップでは、現状を1、理想の状態を4として段階的に目標を設定すること、5を更に更なる目標とすること、そしてそれぞれの段階を上がるための手段を考えることの手順を踏むことに体験することで、普段は一足飛びで無理してやろうとして結局やらない状態だったんだな~と気づかされました。今後現場でこの手順に留意して目標立てをしたいと思います。むーたさん、ありがとうございました。

<ようちゃん>

組織開発するにあたって、定量的な目標だけでなく定性的な目標を適切なモノサシを作り、スコアボード化するかが、自分自身の課題でした。むーたさんの数々の実践経験と知見をワークで学ぶことができて、またワークグループの人たちとの協同作業によりいろんな気づきを得ることができました。今回の気づきを実践で活かして行きます。むーたさん、かずさん、かよちゃん、ありがとうございました。

<かよ>

もやっとした目標をどう具体化するのか、大変興味がありました。実際、グループの皆さんといろいろと話す中から出てきたことで納得感のあるものができあがることを体感することができました。職場に持ち帰りもやっとした目標が1つでもクリアになるよう、今回のワークをやってみようと思います。むーたさん、企画メンバーの皆さん、ありがとうございました。