第194 回 定例会 レポート 話し合いを整理して、まとめていく基本を学ぼう ~この3パターンを身につければ、話し合い収束に困らない!~東北支部

2025年07月 東北支部定例会・レポート
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■テーマ
 話し合いを整理して、まとめていく基本を学ぼう  
~この3パターンを身につければ、話し合い収束に困らない!~

■日時
 2025年7月6日(日)13:00〜17:00
■会場
 トークネットホール(市民会館) 第4会議室  

■ねらい
参加された方が、自分でも「話し合いの整理・収束ができる!」という感覚を掴み、取り組んでいけるようにする

■話題提供者
 向山 聡(むーた):協働促進P、東京支部、中国支部

■企画運営メンバー
かべちゃん、かよ、宮かず

■参加者
8名(会員3名+一般5名)+企画メンバー(4名)合計12名

■概要
各種のワークショップにおいて、参加者に幅広く意見やアイデアを発信して頂いた次には、意見を集約して方向性をまとめていくことが求められます。出てきた意見を整理していくために、代表的な3つのパターンを身に付ければ、ほとんどのケースで焦らずに対処できます。

今回は、全参加者がグループ内の進行役を担って、3つのフレーム演習に挑戦して頂きました。

■当日の流れ
導入(OARR、収束への3パターン、他)
自己紹介と「発散の追加」:グループワーク
ミニレクチャ~「ツリー構造整理」の狙いとコツ
ツリー構造ワーク:グループワーク
ミニレクチャ~「マトリクス整理」の狙いとコツ
マトリクス構造ワーク:グループワーク
ミニレクチャ~「フロー整理」の狙いとコツ
フロー構造ワーク:グループワーク
グループで振り返り
クロージング

■当日の様子

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■参加者の声(一部抜粋)
・ファシリテーションの理論と体験両方学べました
・ツリー形式のまとめはさっそく生かせそうと思いました
・収束のルールの明示について知ることができた
・収束フェーズを体験できた

■参加者の声(ふりかえり)

□今回の定例会・ワークで「感じいったこと」
<Aチーム>
・一つの題目を決めて話してみることが今さらだけど楽しかった。
・ある程度、パターン化できることを知ることで、心の準備につながることがわかった
・収束軸をブレストで決めることの難しさを感じた
・収束→構造化の大切さを改めて実感した

<Bチーム>
・収束のルールを意識する·させることも大切と感じた
・自分の理解が足りないところを皆さんが積極的に進められている事がうらやましく思えたので、更に勉強しようと思います
・収束した後に茶ぶ台返しされる仕組みがわかって良かった
・自分の意見を言うバランスは気をつけたい
・言語化する、腑に落ちる

<Cチーム>
・収束の程度感覚が少し掴めたような.....気がした
・グループでやることで、視点が増える
・初めての収束phaseをご一緒いただいたメンバーのおかげで苦手意識も持たなくてすみ、感謝。
・収束の達成度に関する考え方を理解できた。
  (合意形成まではいらない、余白をつくっておく、あわてない )

□「今後、自分がやってみよう」と思うこと

<Aチーム>
・3つのパターンを併せて使ってみたい
・自分流のパターン化(易→難入)
・意見のツリー化を社内会ギで発散→収束にチャレンジしてみようと思えた

<Bチーム>
・「目的」を考えてフレームワークを選択する、利用する
・自分の会社の会議でマトリックスやってみよう
・来週のMTGで発散しそうな場があるので、収束の手法を試してみます
・社内課題を解き明かす

<Cチーム>
・まずは1軸/まずやってみる
・意見の整理にツールをあてはめる、どういうときにどういうツールがいいかツールによって会議の結果がどうだわるのかも勉強したい
・収束時のインストラクション
・達成度を高めない、余白ができるようになる

■話題提供者コメント

むーた:
以前に取り組んだ事例を基に「自分だったらどうする?」と考えて頂きながら進めていきました。本に書いてある内容を学ぶのではなく、実例ではどのように対処しているのか?などを、学ぶ機会を提供できたと思います。また、「発散時と収束時では話し合いのルールは変わる」といったレクチャも初めて聞いた方が多かったようで、実践に役立てることができたという感触を得ました。
非会員の方も多く参加されており、通常の定例会よりも幅広い意見交換・経験交流ができたのではないか?と感じています。

■企画メンバーコメント
かべちゃん:
サミット仙台の準備で手が回らない~ということで、むーたさんのお力をお借りして、何とか定例会を開催することができました。
3つのレクチャーを通じ、話し合いの進め方について、改めて整理するプロセスを体験できました。これをどれだけ自分のスキルにすることができるかは、実践あるのみ!
今回のプログラムのような定例会を東北支部のみんなと作れるように切磋琢磨していきましょう!!

かよ:
今回は、サミットに参加されて定例会にもはじめて参加してくださったという方々とのご縁をいただきました。「収束」と聞くだけで苦手意識が強い私にとっては、今回の内容はとても興味深く、3つのパターンは、実践してみなくては・・・という想いにもなりました。実践の積み重ねの大切さも実感しました。話題提供者のむーたさん、参加者の皆さん、ご参加、ありがとうございました。

宮かず:
今回は、サミット仙台の開催から3週間後の定例会ということもあり、準備が儘ならなくなりそうなところ、むーたさんからの提案で、かつ、ほぼむーたさんにお願いすることになり、むーたさんの東北支部へのサポートを頂き、大変感謝です。
当日は、ほぼ参加者と同様にワークに参加させていただきました。
いままでの会議ファシリテータとして「発散」と「収束」を意識しながら進めていたものの、キッチリをしすぎた感があり、今回のワークの中で余白も考慮することに気づきがありました。このようなTipsはなかなか教科書にはないものですので、これも積み重ねの大事さを感じたところです。
今後、定例会の企画を作る際に、今回のようなTipsの知識や体験の積み重ねができるようなプログラムになるように、留意していきたいと思います。