第1回「私の・私たちのファシリテーションのビジョンについて語ろう」(2008年3月)東北支部

仙台サロン発足記念の定例会は、ファシリテーションのビジョンづくりに取り組みました。
まず、ワールドカフェの手法を用いて、参加者一人ひとりのファシリテーションについての想いを語り合いました。
そして、ビジョンキャラバン隊が仙台に運びこんでくれた各支部・サロンのビジョンを壁一面に掲示し、全国のメンバーはどんな想いを抱いているのか、自分たちとどんなところが重なるのかなどを感じながら、5年後の私と私たちのファシリテーションについて考えました。
>>開催の概要
■日 時:2008年3月8日(土)13:00〜17:00
■場 所:Itarian Cafe Meltin Pot(仙台市青葉区内)
■担 当:ビジョンキャラバン隊 大野さん、鈴木さん
■参加者:13名
■テーマ:
「私の・私たちのファシリテーションのビジョンについて語ろう」
 〜ビジョンキャラバン隊が他支部の熱い想いを運びこみます!〜
>>プログラム
1.導入13:00〜)
(1)仙台サロン世話人あいさつ(遠藤さん)
(2)キャラバン隊の紹介
(3)本日の進行の説明
2.自己紹介〜お互いを知る13:10〜)
4〜5人のグループに分かれ、まず2人で自己紹介、続いて4人で先に自己紹介をし合った人の紹介をしました。
3.ワールドカフェ〜想いを語る13:40〜)
「ファシリテーションさんへの愛を告白してください!」
(1)第1ラウンド
自己紹介をしたメンバー同士が第1ラウンドのメンバー(1グループ4〜5人)。ホスト1人を決めて、一人ずつ自分とファシリテーションとの関わり、自分が感じる魅力などをぽつりぽつりと話しはじめました。
はじめは、模造紙に書くことを躊躇していたメンバーも、話が深まるにつれて、自分の想いが引き出されるにつれて、そして他のメンバーが発した言葉に感じ入るにつれて、模造紙がカラフルになっていきました。
(2)第2ラウンド
ホストだけがテーブルに残って、他のメンバーは別のテーブルに移動。第1ラウンドで模造紙に書き留められた「落書き」を見ながら、それぞれが第1ラウンドでの話し合いの内容を紹介し、話を掘り下げていきました。その内容も模造紙に書き留めていきました。
対話が深まるにつれて、言葉にしきれないファシリテーションについての想い・考えが出たら、メンバー全員で形に表そうという場になっていきました。それを皆で共有するために絵で表現したグループもありました。
(3)第3ラウンド
第1ラウンドのメンバー同士に戻って、第2ラウンドで書き加えられた「落書き」を見ながら、再度対話を重ねました。
第2ラウンドでは、各テーブルにおいてどのような話し合いがされたのを報告しているうちに、グループごとの話し合いでありながら、参加者全員で話し合っているような感覚を持ちました。
4.休憩15:00〜)
お茶っこタイムの時間。参加者のみなさんに地元のお菓子をおみやげに持ってきていただきました。東は北海道、西は京都の名物を頂戴しました。
.ビジョンづくり15:10〜)
「5年後、私や私の周りの人達とともに、ファシリテーションとどう関わっていますか?」という問いかけに対して、私の、私たちの気持ちをビジョンとして表現する。
(1)自分のビジョンを文字や図に表す
A4の紙に、自分自身が考えるファシリテーションのビジョンを書き込みました。
これまでわいわいがやがや賑やかに話し合っていましたが、自分一人で考える時間になって、会場が静寂に包まれました。みんなで同じことを考えている静寂は、エネルギーがあって、しかも心地よかったです。
(2)各地のビジョンワークの想いを感じる・知る
各支部・サロンのビジョンワークの写真をスクリーンで見ながら、キャラバン隊大野さんから当日の様子を教えてもらいました。
そして、壁一面に貼られた各支部・サロンのビジョンを見ながら、想いを受け止めました。一週間前に開催された北海道支部のお話を聞くこともできました。
(3)チームでビジョンをつくる
(1)で各自が書いたビジョンを手に持って歩き回りながら、同じ考えを持つ人を探して2〜4人のグループをつくりました。グループごとに、各メンバーの想いや各支部・サロンを重ね合わせながら、グループとしてのビジョンをつくり、A3の紙にまとめました。
(4)各グループのビジョンを発表
各グループが作ったビジョンを発表し、全体で共有しました。発表後、全国のビジョンが掲示されている壁に自分たちのビジョンを一緒に掲示し、全国横断のビジョンワークに参加したことを実感!
6.ふりかえり
FAJの各地の方が参加してくれて、交流・意見交換できた。協会の面白さの新たな一面を知ることができてよかった。
・はじまった時は緊張していたが、アイスブレイクで参加者の笑顔が出て和んだのでいい感じではじまれたと思う。
・ファシリテーションさんへの愛を語るはずが、ファシリテーションさんの気質について語る場となってしまった。気質を分析するのは易しいが愛を語るのは難しい。
・ワールドカフェを本当のカフェで実施したのははじめてで楽しかった。
・ワールドカフェはカフェでないとできないかと思っていたが、各地での様子のビデオを見せていただいたお陰で、会議室でもOKだとわかった(笑)。また、いろんな場づくりの工夫があることを楽しみながら学べた。
・北海道支部の思いを仙台サロンの皆さんに伝えることができて、本当によかった。
・全国各地での開催した思いがこうやってつながって、仙台まで来たことに感動を覚えた。最終的にどんなビジョンになるか楽しみ!
終了
■泡の会(懇親会)
ビジョンワークと同じ会場で、ビジョンを見ながらの大宴会となりました。
最後に、ファシリテーションさんへの愛の一言を書き留めて、福岡での再会を約束しての散会となりました。
以上