第150回定例会レポート 『アリエナイ!からアリエルネ!を見つけていく面白さ』 ~「たられば」からあなたはどこまで考えられる?~東北支部

第150回定例会レポート
『アリエナイ!からアリエルネ!を見つけていく面白さ』
  ~「たられば」からあなたはどこまで考えられる?~
■テーマ
『アリエナイ!からアリエルネ!を見つけていく面白さ』
~「たられば」からあなたはどこまで考えられる?~

■日 時
2021年7月3日(土) 13:00~17:00

■会 場
オンライン(Zoom)

■ねらい
不確実時代(VUCA)における課題発掘のための思考法を学ぶ

■企画メンバー
ゆっきー、T&D、ゆり、とみ

■参加者
参加者11名(会員11名 + 非会員0名)

■<当日のながれ>
12:30~参加者ログイン
――――
13:00~
オープニング
アイスブレイク
Work1 もしもの世界に対して思いつく限りの心配事を考える
 Aの世界について
 Bの世界について
Work2 もしもの世界で起こりえそうな状況を洗い出す
 Work1で選択した世界をより具体的な条件をつけて深掘りする
 洗い出した状況をカテゴリー分けする
Work3 起こりえそうな状況から課題・問題の発掘、及び解決方法
 Work2で洗い出したカテゴリーを起点に紐づく問題・課題を考える
 その問題・課題に対する解決方法と今できることを整理する
全体共有
 Work1はギャラリーウォーク形式で共有
 Work2は各グループにて発表者を決めてもらってワーク終了後に共有(3分)
 Work3は各グループにて発表者を決めてもらってワーク終了後に共有(5分)
7ふりかえり
8.エンディング

<参加者の声>
  • 問題解決まで同じメンバーで対話を繰り返し解決までいくことができた。
  • 大胆な家庭の中からの論理展開に感心させられました。
  • 足場をしっかり築いていく問いを設計くださったので、大きなテーマを無理なく話し合えました。
  • テーマが3つあったのが良かったです。別のディスカッションを見れるのが良かったです。
  • オンラインでの意見の出し合い、間の取り方など リアルでない部分の感覚を感じ取れたこと
  • 新しい思考法にチャレンジできたこと
  • 同じグループで、ずっと話せたので良かった。タラレバで発想が広がりました。途中で、目的を話してくれたことも良かったです。
  • 同じグループで進めたので、ゆっくり考える時間があった。結果として、テーマに対する志向が深まった。長編小説が書けるくらい妄想が広がった!
  • アイスブレイクのテーマ...について話したかったかな。と思いました。
  • ・(「改善した方がいい」とは違うかもしれませんが)テーマが大き過ぎ漠然としていて、前提やテーマに至るプロセスを考えて共有したかったが、グループ内の反応が希薄で、話し合いが浅く感じられた(私は、元々がSF読みで、「アリエナイ!」話は山ほど読んでいるので・・・)
●集合写真
2021年7月度定例会集合写真.png
<担当者のコメント>
■ゆっきー 
「たられば」の話も突き詰めていくと災害や変化していく生活環境に類似点が見えてきます。いかに具体性をもち自分事に近づけながら思考を深められるか、そうすることにより思いがけないアイデアや解決策がうまれてくることをプログラム作りの中で体験できました。未来を考えるうえでこの思考実験は有効であり活用していけたらと思いました。その時はポジティブさを忘れず。プログラムもメンバーでブラッシュアップし次回開催を実現させたいです。
■T&D 
「たられば」を考えるという普段ではタブーな世界を思考実験してみるというチャレンジングな取り組みでした。どんなプログラムが出来上がるかが、見ない状態でのスタートでしたが、企画メンバーのそれぞれの視点がうまく重なり合い、ワクワクしながら、企画を作ることができました。アリエナイ世界を考えていった先に、今の世界にもつながることがたくさん出てきて面白かったです。プログラムとしては、まだまだ改善できるところが見えてきたので、今後もブラッシュアップを重ねて、今後も「もしも」の世界を広げていければと思います。
■ゆり 
定例会準備段階で、運営チームで「たられば」をやってみて、こんなに話が盛り上がっていくのだと感動しました。テレビ番組を参考に、まったくなにもマニュアルがないままプログラムデザインをした割には、思った以上によくできたのではないかと感じつつ、参加者の意見を真摯に受け止め、さらにブラッシュアップしていきたいと思います。その後参加したとある読書会で「もしも」を考えるときに、「ポジティブも想定して考える」ことの大切さが話題となり、まさに参加者からのフィードバックのとおりだなと実感しました。ブラッシュアップした定例会を開くのが楽しみです。
■とみ
 初めての定例会企画メンバーとして参画しましたが、テーマとメンバーが魅力的で無事に楽しく終えることができました。テーマは想像力を働かせる内容であったため、具体的な説明をしすぎることは想像力を欠落させる可能性があるし、反面、説明しなければ伝えたい企画内容に沿ったワークが実施できない可能性があり、ナレーションの難しさを感じました。感想からするには成功と思いますが、改善できる要素がたくさんあると思います。次回に活かしたいです。