■テーマ:ロジカル・ディスカッション体験
あなたはどんな会議や話し合いをしていますか?
曖昧だったり、議論がかみ合わなかったりしていませんか?
ロジカルでない参加者が、効果的・合理的に話し合えるようにすることは、
ファシリテーターの大切な務めです。今回はそのヒントが盛りだくさん!
チームメンバーが、話し合いで相互作用を起こせるような「工夫」や「働きかけ」を実践しました。
誰もが楽しめる、基礎を大切にしたワークショップを実施しました。
>>開催の概要
■日時:2010年5月8日(土)13:00〜18:00
■会場:仙台市市民会館
■参加者:21名
■担当: 遠藤智栄、栗原郁美、笹田歩、中西百合(仙台サロン)
>>プログラム
<オープニング>
1.企画担当者の紹介
2.FAJ・仙台サロン・例会企画について紹介
3.グループ分け
ラインナップ(ロジカル派・感覚派、サロン参加回数)
4.自己紹介
4つの窓に記入し、グループ内で自己紹介
5.ミニレクチャー
本企画のねらい、ロジカルディスカッションとは、ファシリテーターの5つの役割と12の基本動作、フレームワークの活用について
6.ロジカル体験
整理力を高める・確認するワーク(個人ワーク)
コンセンサス(ランキング)ゲームで東北州の州知事を決める
7.ロジカルチェック
あいまい文章をチェックして、発問や要約、検証の言葉を考える。
8.ロジカル・ディスカッション体験
まず、テーマについて話し合うプロセス・進行をグループで検討。
そのプロセスを参考にしながら、別のグループでロジカルディスカッションを体験。
その際、プロセスを検討したグループメンバーがファシリテーターと観察役になる。
各グループが体験した。
9.ふりかえり
?整理力ワークについて
- 立場・職種・コミュニティでちがう
- 1分間は難しい
- 短時間でまとめるのは難しい
- 何回かやるとまとまるのではないか
- 感覚で進めてしまう
- 自分が整理でていないことがわかった
- 集中するのが難しい
- 後から見直すと違うことが出てくる
- 正解があるものではない、違うので面白い・驚いた
- 言葉の定義が人それぞれなことに気づいた
- 答えがひとつではないので難しい
- 整理したものを納得しない人をどう扱うか
?体験してみての感想・気づきなど
- 思ったとおり進行しない
- 進行方法を理解しずらかった
- 経験の差がでる
- 専門用語を使いすぎることを避ける必要がある
- 難しさを感じた
- 話し合いのプランを準備すると、整理されて進行しやすい
- フレームワークは有効
- ビジュアル化することで論点がわかり易い
- 12の基本動作の中に重要なポイントがある
- 論点を明らかにすることが重要
- 全員のレベルをそろえるのが大変
- ファシリテーターは筋道を決めた方が進む
- 多様な意見をどう活かすか
- ワークシートを活用し観察したため、5つの基本動作が頭に入った
- 最初の論点の決め方や範囲の提示の仕方が大事だと思った
- 課題に対する枠組みの大切さ
- ポストイットの活用法
- 方向性の維持
- ステージのセッティング
?自分が今後やれそうな・活かせそうなこと
- ポストイット活用
- 論点を明らかにする
- フレームワークを使えるようになる
- あいまいな日本語を正す
- ロジックツリーは面白かったので自分でもやりたい
- 今後もやれそう・使えそうなことがあった
- 計画して話し合いをすること
- PREP
?その他なんでも
- ロジックディスカッションの際はユーモアが必要
- 楽しくやろう
- 自分の身近な人が答えるだろうあなたの良い点
<最後に>
10.今回の例会担当者の感想や気付き
<担当者感想>
- 今回は意識的に一歩引いてワークに参加しました。だからこその気づきもあり、非常に有益な時間でした。少しだけ、ロジカルに近づけた気がします。みなさん、お疲れ様でした。(笹田)
- 個人ワークを通して、同じお題でも、いろいろな価値観、優先順位があることを改めて実感。だからこそ、論点をはっきりとして話し合うこと(ロジカルディスカッション)が必要なのだなと思いました。(中西)
- 以前までロジカルって敷居が高い!と感じていましたが、さまざまなワークを通して、身近にあって活用できるものと捉えることができました。(栗原)
- ロジカルは、安心・安全を含めさまざまな要素の上に成り立っているな、と実感。また1回だけではなかなか身に付かないので自主勉強会を呼びかけたいです。(遠藤)
以上