第28回「体験!!流れの中で使うスキルプッシュ(Push)とプル(Pull)10年7月)東北支部

■テーマ:体験!!流れの中で使うスキルプッシュ(Push)とプル(Pull)

「会議や話し合いなどの参加型の場で、ファシリテーターは、
メンバーの自主的・自発的発言や気づきを促すために、
状況に応じて、引いたり(プル)押したり(プッシュ)を
上手に使い分けながら、メンバーと関わっていきます。

でも、そもそも、ファシリテーターとして、どのような関わり方が
プルになり、どのような関わり方がプッシュになるのでしょうか?
例会では参加者の皆さんと、体験を通して考えました。 

>>開催の概要

■日時:2010年7月3日(土)13時00分〜17時00分


■会場:東京エレクトロンホール宮城

■参加者:22名

■担当:鈴木まり子(東京支部)、中嶋雅昭、栗原郁美(仙台サロン)
 

 >>プログラム

 1.オリエンテーション
  主催者挨拶、自己紹介

2.ウォーミングアップ
  知り合いタイム、人間見た目で判断ゲーム

3.プッシュとプルについて考えるワーク
  自分の体験(実感)から考えてファシリテーターとして、どのような関わりがプッシュでプルなのか?を体験を通して考える、
  ペアインタビュー、グループディスカッション、ポスターセッション

4.ふり返りからプッシュとプルをみつけるワーク
  プロセス(流れ)をふり返る「起きたこと」「感じたこと」「気づいたこと」、グループ発表

5.橋わたしのワーク
  1人で考える、3人で話す、全員で共有

6.ひとこと


<参加者振り返りより>

?ファシリテーターとしてどのような関わりがプッシュとプルになるのか?
 

<プッシュ>

  • プッシュは、一歩前に進めてくれる材料だ
  • 違う視点からの意見はプッシュになる
  • 質問で絞り込めるので、ある意味プッシュ
  • 感謝の言葉はモチベーションが上がる
  • むきにさせるという行為も視点を変えさせ、本質的な発想を促される
  • 時には挑発する行為もプッシュになる
  • 「いいんじゃない」「やってみませんか?」というちょっとした後押し、背中を押してあげる
  • 新しい情報や価値観の提供もプッシュになる

<プル>

  • 言い尽くした感、満足感を与える傾聴はプル
  • 反対しない、判断しないと話しやすくなる
  • 質問は、口調、聴き方、タイミングによっては促される
  • 素直に気持ちさせる何か
  • 聴いてあげる、受け止める、じっくり待つ
  • 失敗しても良い雰囲気はプル
  • 自主性に任せることはプル

?ワークから気づいたこと

  • 使い分けが大事
  • 普段何気なくやっていることがプッシュとプルになっている
  • 沈黙も時間によって、プルもプッシュになる
  • 相手との関係によっても、プッシュ・プルが異なる効果を生み出す

?一押し「プッシュ」一押し「プル」

  • ちょっとした後押し、背中を押す(プッシュ)
  • 究極の傾聴(プル)

?明日から実践したいこと

  • プッシュとプルを意識してみようと思う。
  • プッシュとプルという観点で振り返りを行なおうと思う。
  • いつも営業でプッシュなのでプルを使ってみようと思うができないかな?

?その他

  • 終始、楽しい雰囲気でした。誰もができることではないと思います。
  • やらされ感がない。不思議でしたが、終始そうでした。
  • 会場の使い方、スペースの使い方が勉強になりました。
  • ちびまりさんの説明がとても分かりやすかった。


<担当者の感想や気づき>

  • 参加者のみなさんのプッシュとプルのおかげで、楽しく気づきの多い場になりました。ありがとうございました。(鈴木)
  • 今まで意識していなかったプッシュとプルを意識したワークはとっても新鮮でした。(中嶋)
  • プッシュとプルが時間やその場の雰囲気によって効果が異なることを学び、状況によって使い分けていきたいと思いました。(栗原)