第46回堅い頭を打ち破れ!本当は怖いブレーンストーミング2012(2012年2月)東北支部

■テーマ:本当は怖いブレーンストーミング

東北スクエア2月例会は堀さんにお越しいただき、「本当は怖いブレーンストーミング」と題して開催されました。
参加者は普段何気なく行っているブレーンストーミング(ブレスト)での勘違いや思い込みを解消するよい機会になった1日でした。

>>開催の概要

■日時:2012年2月4日(土) 開始13時00分〜17時30分

■会場:戦災復興記念館 4階第2会議室

■ファシリテーター:堀 公俊(日本ファシリテーション協会フェロー)

■参加者:23人

■担当: 壁谷雄一、笹田歩、新川裕之、中西百合、野口泰助(東北スクエア) 

 >>プログラム

<オープニング>

1.開会

2.個人ワーク
「プロッキーの新しい使い方を考えてみよう」
(個人ワーク⇒発想した数でチェーンをつくり,1〜5の番号をふってグループ分けを行う。グループ名を決め、壁に貼り出し。)
堀さんから,ブレストのグランドルールについて解説。以下,部分抜粋。
  1.批判厳禁  2.自由奔放  3.質より量  4.便乗歓迎

3.グループワーク1
「500mlのペットボトルを使った新商品を企画する」
(ワーク1のグループ振り返り。振り返りでは改善点も話し,結果をもとにワーク2へ。)
堀さんから,ブレストの場づくりについて説明。以下,部分抜粋。
  場所:リラックスできること。
  時間:4人なら20分が適当(15分が最短)/5人なら30分
  人数:5人〜8人
  テーマ設定:A3かA4用紙で3行くらい。広すぎず,狭すぎないテーマ設定を。

4.グループワーク2
「スマートフォンの新コンテンツを企画する」

(ワーク2のグループ振り返り。)
堀さんからアイデア数を格段に増やすやり方として,説明あり。抜粋すると・・・

(1) たっぷりとしたスペースをとる。(スペースが無くなってくると発言が無くなってくるため)
(2) 全員で色違いのペンを持ち,全員で書く。
(3) マンダラ型で描いていく。(テーマはセンター部に)
(4) ありえないほど高い目標を設定する。(20分で100個とか)
(5) Yes and・・・ 「それいいね〜。付け加えていい?(自分の意見)」

5.グループワーク3「若者の未婚率を下げる方法について考える」


(ワーク3のグループ振り返りと全体共有)
 

 <担当者の感想>

  • ブレストをすればアイデアがたくさん出る訳ではない。正しいやり方でブレストをしてこそのことで,そうでなければ個人のアイデアの方が質も量も高い場合がある。この話が一番心に残りました。そして,自分の頭の硬さに,成長ないなあ,と苦笑いな1日でした。堀さん,次回は別テーマでよろしくお願いします! (ささだ)
  • ブレストの基本の”キ”を学ぶことができました。?聞いている間は考えが止まる、?遠慮してしまう、?フリーライダーになってしまうという、ブレストを妨げる原因を理解できたので、今後は注意したいと思います。(かべや)
  • 個人的にはファシリテーションを知ってから、問いに対して常に定義を設定しないと議論が間違った方にいってしまうのではないかとの考えに固執してしまい、ブレストの本質的な意味を見失ってしまったことが反省です。
    次に実施する時には、また時間やスペースの問題が出てアレンジしてしまう事もあるかとは思いますが、今回の基本を忘れないで実施したいと思いました(のぐち)
  • 初めのワークでは、日本人らしい「遠慮」のしあいで、まったくアイデアも出ず、正直面白くありませんでしたが、2回目、3回目とワークを進めていく中で、アイデアがドンドン出てきて楽しい実体験をさせていただきました。とにかく楽しかった。本当のブレストは、あんなに楽しいものなんだなと感じました。この気持ちを忘れないで行きたいと思います。(ゆり)
  • まずは題名に惹かれました。どういうことだろうと、ワークをすすめることによりその「謎」が解け、とても楽しかったです。また、アイディア大発散のトレーニングになり、ワーク後は軽い頭の疲労も起こしました。
    このような快感をまた得たいと思いました。(しんかわ)
  • ブレストもさることながら、ワークの定形をお伝えしたつもりです。今後の企画にお役立てください(ほり)。