第50回アイスブレーキングを使いこなそう!(2012年7月)東北支部

 

■テーマ: アイスブレーキングを使いこなそう!
〜プログラムの中に効果的にアイスブレーキングを取り入れるとは?〜


ファシリテーションの基本中の基本、「アイスブレイク」をテーマとして開催しました。ただ、アクティビティを体験するのではなく、場に合ったアイスブレイクを考えるワークとなりました。


>>開催の概要
■日時:2012年7月7日(土)13:00〜17:30
■会場:仙台市青葉区中央市民センター
■参加者:23名
■担当:庵原大輔、北 尚登、中西百合(東北スクエア)


>>プログラム
1.オープニング
ファシリテーション協会の紹介並びに今回のプログラムの内容・目的説明


2.アイスブレイク 
ラインナップ(ファシリテーション経験年数と例会参加回数)


3.アイスブレイク2 「自己紹介」                                                                                         A4用紙を使ってグループごとに自己紹介(名前、どんなことしている人、思い出の給食メニュー、今日のゴール)


4.ワーク1「アクティビティを体験する」
一人でするアイスブレイクから、テーブルごとのアイスブレイク、中グループでのアイスブレイク、最後に会場全体で一緒にするアイスブレイクを体験。
・右脳左脳
・肩たたき
・財布の中身
・ペンの使い方アイデア
・カテゴリー
・山の手線
・チェンジアップ
・ネームスクランブル「ユーミーリサ」
・通り雨


5.ワーク2「5W1H&<場をデザインしたアイスブレーク>とは何だろう?」
Who・When・Where・Whyの書いてあるカードを、選んでもらい、その場に合ったアイスブレイク(What)をどのように(How)するのか、グループ毎に話し合ってもらった。最後に、グループ毎にそのアイスブレイクを選んだ訳の説明を含めて実際にやってもらった。


お題の例)
・仮設住宅の自治会と都市計画課の行政職員60人が、ぎゅうぎゅう詰めの集会所で、震災一年半後に、なかなか進展しない移転地候補選定の方向性を決める時期に集まっている場合。
・被災後初めて再開するモーターショーの実行委員会(各10社から1〜2名参加)が、夢メッセみやぎ会議室(だだっ広い空間の中)で、震災1年後に、震災後第一弾のイベントなので、異業種が協力して成功するために集まっている場合。


6.ふり返り
皆で輪になって、床に置かれた写真から自分の気持ちに一番近いものを選んで、それを見せながら選んだ理由を述べながら全体振り返り。


>>感想と担当者のコメント
【参加者の感想】
・アイスブレーキングにはかなりのバリエーションがあることに気づいた。
・場面に応じて使い分けることが大事だと学んだ。
・アイスブレーキングは最初だけやればいいというものではない。
・アクティビティの一つ一つに趣旨・区別・ねらいを説明してもらったのはよかった。
・アクティビティに頼らないアイスブレークング。
・アイスブレークングにもデザインが必要なんだと初めて感じました。
・やりながら隊形とかルールも参加者のアイデアで作っていくことが大事なんだと思いました。
・アクティビティや手法やある意味目に見える「形」であって、それが持つ重要性やエッセンスを
身体に染みこませていくことで、自然に使いこなせるようになるんだろう・・・と思いました。


【担当者コメント】
・どのプログラムにもいえることですが、ニーズアセスメントが大事なんだと感じました。ファシリテーションを知ってもらう入口の一つとして、特に初めての方には入りやすい内容であると思いました。(庵原)
・今回はファシリテーション初心者という方が多く参加され、FAJの活動に関心を持ってもらう機会となったのではと思う。ワーク2は、お題が結構難しかったにもかかわらず、皆さん楽しそうに話し合いをしてくださって、良かった。反省点としては、もう少しワーク1のアクティビティを減らして、「アイスブレイクを効果的に導入するため」の話し合いをする時間を持てば良かったと思う。(中西)
・ワークを通じて、具体的なアイスブレーキングが創出されることを目論みましたが、炭火起こしが足りなったかなーと反省しています。(北)