第64回「「映画×ファシリテーション」 〜映画「ふるさとがえり」を題材に、ふりかえりをデザインする〜 」(2013年9月)東北支部

>>テーマ

「映画×ファシリテーション」

 〜映画「ふるさとがえり」を題材に、ふりかえりをデザインする〜

 >>開催の概要

■日時   : 2013914日(土)10001730

■会場   : 東京エレクトロンホール宮城(県民会館)

■例会担当者: 中西百合、賀門康博、鈴木健司(東北スクエア)

■協力   : 池内絵美さん(映画「ふるさとがえり」助監督)

 >>プログラム

〜午前の部(映画上映会)〜

 1.本日の趣旨説明、FAJの紹介

  2.映画上映

  3.全員で昼食をとりながら映画の感想シェア

 〜午後の部(ここからが正式な9月例会)〜

  4.アイスブレイク「4つの窓自己紹介」

   「氏名」「何をしている人」「最近映画館で見た映画」「お勧めの映画」 

 5.映画助監督池内さんから、映画のできたいきさつや想いの説明 

 6.ワーク1「上映会のデザイン〜準備編〜」

  【グループワーク】上映会開催までの準備ワーク

    (それぞれにグループでアイデアを出し発表。出たアイデアを前に張り出し)

     WHO:どんな人に見せたい?

     WHERE:どんな場所で見ることが想定される?

     WHAT:どんな目的で見せたい? 

 7.ワーク2「上映会のデザイン〜実行委員会を立ち上げよう編〜」

    【個人ワーク】自分はどんな目的で誰に、どこで見せようか

    【全体ワーク】会場を回遊して、仲間を見つけよう! 

 8.ワーク3「上映会のデザイン〜振り返りワークをデザインしよう編〜」

  【グループワークと発表】二つの振り返りワークをデザインしよう!

   バージョン1:午後から上映。ふりかえり時間は45分間しかありません。

   バージョン2:条件はありません。自分たちが理想と思う形で、上映会&振り返りワークをデザインしましょう。

  9.ワーク4「上映会のデザイン〜こんなときどうする編〜」

 【グループワークと発表】こんな条件のときはどうする?のアイデアだし。

  ・お寺の和室(広い座敷)やカフェでワーク

  ・階段教室、狭い部屋でワーク

  ・子持ちのお母さん対象の上映会のあり方

  ・被災者とのワーク

 10.全体ふりかえり

 >>例会担当者の感想

・映画「ふるさとがえり」は、全国各地で自主上映されているものです。上映会をするとき、映画のふりかえりをするためのプログラムを、FAJの知見をもって考えれば、もっとこの映画の魅力を引き出せるのでは・・・そんな思いで企画した例会でした。例会終了時には、企画したときには思いもしなかったシチュエーション&ワークが満載で、さすがはFAJの場だなぁと感動しました。実は例会で出された一つのアイデア「お寺で映画上映会」を実現するために、現在準備中です。(中西)

・参加者全員が一つの映画を鑑賞し、それをもとにワークをするというスタイルは大変興味深いものになりました。上映会を今すぐ開けるほどのプログラムを作りあげたグループや、意識の共有が最後までうまくいかなかったグループなどさまざまでしたが、初対面に近い人たちが、短い時間で何かを生み出す場としてのファシリテーションの力を感じました。(鈴木)

・限られた時間の中でどういった創造が出来るのか…ワークがどれだけ進むのかが若干不安でしたが、むしろ時間の制約があるということがプラスにも働いたのか、各グループのメンバーが集中して、密になって様々なアイデアを出すことが出来ていたように感じました。お互いのアイデアを尊重しあいながら、そこに更にアイデアを乗せ…出来上がった上映会のデザインはどれも具体的で、楽しさに溢れているものばかりでした。この映画は人それぞれ、そして見る回数で、心に響くポイントが異なり、奥が深い映画だと感じています。そうした特長を活かせる機会を見つけ、今回デザインした上映会をどこかで実施してみたいです。(賀門)

・上映会を各地で開いていた中でのこの上映会デザインはとても刺激的でした。実現させたいものばかり。あの時出たアイディアを今はいろんな方へ提案して楽しい場を作っています。ありがとうございます!(池内)