第69回(B)「ファシリテーションにつきまとう悩みやもやもやを互いに共有し、次の一歩を踏み出す自分のストーリーを見つけよう!」(2014年3月)東北支部

>>テーマ
「ファシリテーションにつきまとう悩みやもやもやを互いに共有し、次の一歩を踏み出す自分のストーリーを見つけよう!」

>>ゴール
ファシリテーションに関する悩みやもやもやを他の参加者と共有し,互いの”もやもや”の共通点に気づき,次のステップへ踏み出すための,自分なりのストーリーを見つけている。

>>開催の概要
■日時: 2013年3月8日(土) 13時00分 〜 17時30分
■会場: 仙台市民会館 第5会議室
■参加者:14名(会員11名、非会員3名)
■企画担当:森瀬康之、木村啓一、石出真実(FAJ東北スクエア)

>>プログラム

1 イントロダクション(20分) 
本日のスケジュール案内,FAJの紹介,担当者の紹介
2 チェックイン(20分)
初対面同士がペアになり,簡単な自己紹介と今の自分の心境を話す
3 ワーク・のガイド(15分)
例会担当が,ロールプレイでワーク・を実践して見せる。
4 ワーク・ 1対1インタビュー(20分)
ペアを組み,もやもや体験をインタビューする。メモを取りながら,じっくり聴く。役割交代して2回行う。
このステップでの問いかけ「ファシリテーションにまつわるお相手のもやもや体験をじっくり聴こう!」
インタビューの観点「どんな現場,人,何をしているか,何がどんなもやもやが残ったか」
5 ワーク・ ”もやもや体験”について4人で対話(40分)
相手の”もやもや体験”にタイトルをつける。
その後,4人組を作り,他己紹介風に,相手の”もやもや体験”を解説する。
「何でもやもやしているの?」などと共感的な問を発しながら,”もやもや体験”の背景や根っこにあるものを解き明かす。
6 ワーク・ 対話したいテーマの洗い出し(15分)
深く対話したいテーマを各自が書き出し,壁にはる。全員で眺め,いくつかのテーマを選択する,
このステップでの問いかけ「ぜひとも話したい,深めたい,解明したいテーマは何ですか」
7 ワーク・ OSTでテーマの本質を深める(90分)
興味のあるテーマに分かれて話し合いを行う。背景をもう一度共有した上で,テーマの本質について対話しながら深めていく。
このステップでの問いかけ「テーマの本質を分析し,謎を解き明かそう!」
8 振り返り(20分)
全員で,一言感想をシェアする

>>例会担当者の感想

・今回の例会(テーマB)の開催意図の根っこにある「ファシリテーションにつきまとう悩みやもやもや」とは、ファシリテーションというものに触れてきた自分にとっての大きな荷物であり、
その解明は一大関心事でした。もやもやストーリーの一人語りに始まり、共通性と独自性を感じる対話を経て、プログラム後半、「今、自分が一番解明したいこと」をテーマに始めた対話は期待通り実したものとなり、
使い回しの利く”問い”やプログラムのあり方という点でもヒントが得られました。ファシリテーションから何かが始まるのではなく、もやもやがあってファシリテーションが始まるのだ…これも今回の気づきでした。(森瀬)

・現場も内容も違う事でモヤモヤしていたと思っても、話してみると根底では似ている事が出てきたりと担当として参加者として色々な事が話せてとても楽しい時間でした。
また、自分の現場でファシリテーションについて話す事が無いので,色々な人と話す場を持てて良かったです。(木村)

・参加者が自分自身の”もやもや”を率直に出せるかという意味で試験的なプログラムでしたが,例会への参加動機を強く持つ方ばかりで,杞憂に終わりました。”もやもや出し”のパートは非常に安心して自分のストーリーを出し,OSTのパートでは話し合いがとても活発に行われ,自然に話し合いが終わるグループもありました。私自身も充実した話し合いができ,次のステップに進む何らかのきっかけが得られたと感じています(石出)。