第70回「"結果"の出ない組織はこう変えろ〜ファシリテーションの応用と実践」(2014年4月)東北支部

>>テーマ
"結果"の出ない組織はこう変えろ
〜ファシリテーションの応用と実践〜

>>開催の概要
■日時:2014年4月12日(土) 13:00-17:30(受付12:30)
■会場:エル・パーク仙台 セミナーホール2
■参加者:39名 会員29名 非会員10名
■ファシリテーター(MF):森時彦さん(日本ファシリテーション協会フェロー)
■例会担当者:森瀬康之、壁谷雄一、本間芳典、木村啓一(以上、FAJ東北スクエア)

>>プログラム

【狙い】
森時彦さんの書籍「"結果"の出ない組織はこう変えろ!ファシリテーションの応用と実践」
から、ソフトリーダーシップ、組織トレーニングの進め方、ファシリテーターとしての
マインド醸成などについて、参加者がワークを通して理解を深めると共に、
現場で実践するためのコツやマインドをつかむこと。

【オープニング】
・担当者とメインファシリテータの紹介
・開催の経緯について紹介
・FAJの紹介

【講義1】
・組織の生活習慣病について
・集団愚考・浅慮について

【講義2】
・組織トレーニングについて
・優れた憲法(行動規範)とは
・ファシリテーターと組織トレーナー
・事例の紹介

【アイスブレーク ウソつき自己紹介】
・4つの事象を上げて自己紹介を行う(1つだけウソ)。
・ウソを当て合う

【ワーク1−1】
・各自の抱える組織の問題を共有
・グループのメンバーが同じ組織であると仮定して組織の生活習慣病を共有する

【ワーク1−2】
・各チームの問題を全員で共有を行う
・ワールドカフェ形式で1人を残し、テーブルを移動する。2回実施
・各テーブルの問題点を端的に表すようなディスカッションを行う。

【ワーク2−1】
・今からプロジェクトを始めるという気持ちで憲法の作成を行う。
・グループごとに作成した憲法を発表し、全体で共有。

【講義3】
・結果の出せない仲良しごっこは続かない。
・グランドルールは制度にしないほうが良い。
・組織開発が目的ではない。

【質疑応答】
・森さんに対しての様々な質疑応答

>>例会担当者の感想

森さんの著作と同名の「結果の出ない組織はこう変えろ」というタイトル通り、
組織とは何らかの結果を求めるための営みである...という原点に気づかされ、
これほどグループワークがリアルで切実に感じられたことはありませんでした。
また、"結果"(あるいは"目指すゴール"と言ってもいいのでしょう)
というものに対して執着するからこそ、ファシリテーションというツールも
一層機能的になる・・・という気づきもありました。(森瀬)

組織の「生活習慣病」という表現にドキッとしました。
どうやって日々の行動を改善するのか?、実行する難しさを改めて感じました。
あくまでも"結果"が目的であり、組織開発は道具であり目的化してはいけないという言葉にはっとさせられました。(壁谷)

"結果"を出さないと意味が無く、ただの仲良しごっこで
終わってしまうという言葉が最も印象に残っています。
改めて組織としての目的とはなにかについて
考えさせられるワークでした。(木村)